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文化|「お月見(中秋の名月)」 美しい秋の月に、豊作の願いを込めて

文化|「お月見(中秋の名月)」 美しい秋の月に、豊作の願いを込めて

お団子を食べたり、夜空の明るい月を見上げたり……。秋といえば「お月見」をイメージする方もいるのでは?なかでも「中秋の名月」は特に月が美しいとされ、全国的にお月見を楽しむ風雅な日です。しかし、「中秋の名月」が満月の日ではないことを知っている方は意外と少ないよう。今回は豊作祈願などのお月見の由来や、「中秋の名月」の決め方などについてご紹介します。


お団子を食べたり、夜空の明るい月を見上げたり……。秋といえば「お月見」をイメージする方もいるのでは?なかでも「中秋の名月」は特に月が美しいとされ、全国的にお月見を楽しむ風雅な日です。しかし、「中秋の名月」が満月の日ではないことを知っている方は意外と少ないよう。今回はお月見の由来や「中秋の名月」の決め方などについてご紹介します。

お月見を楽しむ「十五夜(中秋の名月)」とは?

現代のお月見は「秋の月を楽しみ、お団子を食べる」といった行事ですね。本来のお月見は、いくつかの理由が重なって形成されています。

由来その1:秋の月は美しく見える

月の位置は、夏は低く冬は高くなるため、見上げるのに適した高さになるのは春か秋です。しかし、春は「春がすみ」という言葉があるように、霧や靄(もや)で空が曇りがち。 これらのことから、秋は月を愛でるのに最もいい時期とされています。

由来その2:貴族の“観月の宴”が庶民にも広まった

平安時代に唐(今の中国)から伝わった月見を、貴族たちが風流な宴として楽しんでいたものが、庶民まで広がっていきました。

由来その3:豊作祈願と収穫の感謝

電気がない時代、暗くなっても作業することのある農作業において、月の光は大きな助っ人でした。そのため、お月見が庶民に広まってからは、月に豊作を祈願したり収穫の感謝を伝えたりするようになりました。

中秋の名月は満月とは限らない!

「中秋の名月」は、旧暦の8月15日を指します。月頭から数えて15日目の夜の月なので「十五夜」とも呼ぶのですね。旧暦8月15日を今の暦に置き換えると、2017年の場合は10月4日にあたります。

当初とは暦法が変わっている関係で、必ずしも「中秋の名月」が満月であるとは限りません。たとえば2017年の「中秋の名月」は先述のように10月4日ですが、満月は2日後の10月6日です。満月にあたることはむしろ少なく、「中秋の名月」と「満月」が同じ日になるのは、2021年9月21日まで待たなくてはなりません。満月ではありませんが、現代の「中秋の名月」も満月に近い明るい月を見ることができます。

お月見のお供え「団子」「すすき」の由来

現代では月に似せた「月見団子」が主流ですが、お月見が庶民の間に広がった当初は収穫の感謝を表す里芋や豆類をお供えしていました。今でもお団子を里芋の形に作る地方が全国各地に残っており、そのような地域では十五夜を「芋名月」とも呼んでいるようです。

また、団子のそばに飾るすすきは、「稲穂に似ている=豊作祈願」だからとも、魔除けの力を持つ植物だからともいわれています。お月見に使ったすすきを軒先に飾って、無病息災を祈る地域もあるのだとか。

持っていってね!月見どろぼうの正体は?

日本のあちらこちらで残っている「月見どろぼう」という風習をご存じですか?これは子どもの盗み食いを、月の使者のしわざに見立てたもの。お供えものを盗られた家は「縁起がいい」「豊作になる」、お供えを食べた子どもは「長者になる」という縁起事です。

この風習、昔は地域ごとに “玄関から一歩入った範囲で届くものは盗んでいい”、“竿などの棒で刺せた団子は食べていい”という独自のルールがあって、各家々ではお供えを盗られやすい場所に置いたのだとか。なんとものどかで楽しい風習です。

今の「月見どろぼう」は、子どもが家々を訪ねてお菓子をもらっていくというイベントに変わり、子どもたちは「お月見どろぼうでーす」「お月見ください!」など声がけをします。時代の流れではありますが、子どもたちにとっては今も楽しいイベントであることに変わりはないようです。

中秋の名月は、美しい月を愛でるだけでなく、農耕と密接な関わりがあります。庶民の祈りも込められたこの風雅な風習を、これからも残していきたいものですね。今年の中秋の名月には、月見団子や月見酒を楽しんでみてはいかがでしょうか。

※掲載されている情報は平成29年8月現在のものです。

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