
健康メニュー|喉の痛みと咳の緩和に! はちみつ大根の作り方
喉の痛みに良いとされる「はちみつ大根」は、古くは江戸時代から用いられてきた民間療法です。簡単に作れるうえ、喉の痛みだけでなく、咳がとまらない時や、風邪の初期症状などに効果が期待できます。今回は、そんなはちみつ大根の効果と作り方をご紹介します。
喉の痛みに良いとされる「はちみつ大根」は、古くは江戸時代から用いられてきた民間療法です。簡単に作れるうえ、喉の痛みだけでなく、咳がとまらない時や、風邪の初期症状などに効果が期待できます。今回は、そんなはちみつ大根の効果と作り方をご紹介します。

大根&はちみつ 相性バツグンの組み合わせ
はちみつ大根の材料は、その名の通り大根とはちみつだけです。それぞれの効能を調べてみると、喉の痛みから始まる風邪の初期症状に向いていることが分かります。
■大根…発熱や炎症を穏やかに冷ます
大根の辛味にはわさびと同様の殺菌作用があり、喉の炎症を鎮める働きがあります。また、大根には消化酵素が豊富で、消化不良や胸焼けを緩和します。薬膳の観点からすると、大根には「健胃・消化促進・咳や痰、喉の痛みを鎮める」効果が期待できるとされています。
■はちみつ…内臓の働きを補い、乾燥を防ぐ
はちみつはショ糖やブドウ糖などの糖類、各種ミネラルやアミノ酸、ポリフェノールなど、さまざまな栄養を含み、昔から滋養に優れた食材として重宝されてきました。また殺菌作用もあり、古代では傷口に塗るなど、病気予防として用いられていた歴史があります。薬膳では「内臓の働きを補い、体を潤し便通をよくし、肺を潤して咳を鎮める」効果が期待できるとされています。
簡単! はちみつ大根の作り方
はちみつ大根の作り方はとても簡単です。ただし、長期保存には向きませんので3日間ぐらいで使い切れる量を作りましょう。
※1歳未満の乳児に対し、はちみつは強い食中毒を起こすリスクがあります。少量でも与えないようご注意ください。
大根…4、5センチメートルくらい
はちみつ…適量
<作り方>
- 大根を千切り、もしくはいちょう切りにして、保存容器に入れます。
- 大根がひたるくらいの量のはちみつを、保存容器に回し入れます。
- 冷蔵庫に入れて3時間ほど放置します。
- 大根から水分がでて、はちみつがサラサラのシロップ状になっていれば出来上がりです。大根を取り除いて使いましょう。
ポイント
大根を入れたままにしていると、大根のニオイが強くでてしまうので、長くても1日ほどで取り出すと良いでしょう。使った大根は食べても問題ありません。
喉が痛いときには? はちみつ大根のおいしい使い方

喉が痛い時や咳がでる時には、シロップ状になったものをスプーンにとり、そのまま飲みましょう。喉に行き渡るようにゆっくりと飲むと、さらに効果的です。直接お湯や水に溶いたり、紅茶に入れたりしてもおいしいですよ。また、風邪で食欲がない時には、ヨーグルトにかけて食べるのもおすすめです。
秋冬の乾燥する時期は、喉の乾燥からくる風邪に注意したいもの。また、11月から2月にかけての大根は、栄養価が高くみずみずしい旬の時期です。風邪予防のひとつとして、また、風邪がひどくならないように、はちみつ大根を活用してみてください。
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