散策|新緑の時期に歩きたい、自然豊かな観光地5選
ゴールデンウィークから初夏にかけては、陽気に誘われて過ごしやすい時季です。そこで今回は、これまでご紹介してきた旅記事のなかで、「丸山千枚田」「奥入瀬渓流」「尾瀬国立公園」などの、新緑が美しい自然豊かな観光地や散策ルートをご紹介します。
目次
ゴールデンウィークから初夏にかけては、陽気に誘われて過ごしやすい時季です。そこで今回は、これまでご紹介してきた旅記事のなかで、新緑が美しい観光地や散策ルートをご紹介します。
「丸山千枚田」棚田に映り込む新緑
三重県熊野市にある、日本一大きな棚田「丸山千枚田」。黄金色の稲穂がさざめく秋の収穫時も見事ですが、田植え後も見どころです。水が張られた棚田一枚一枚に、日中は青空や緑の山々が映り込み、夕暮れになれば幻想的な空模様が映し出されます。田植えシーズンの5月頃から1ヵ月ほど見ごろが続き、6月頃には棚田を背景にホタルが飛び交う様子も見られます。
画像提供:熊野市
「奥入瀬渓流」心も清浄になりそうなすがすがしい光景
青森県十和田市の国立公園「奥入瀬(おいらせ)渓流」は、5月から11月上旬が観光のベストシーズン。特に5月下旬から6月上旬の新緑の時季は日本屈指の美しさといわれ、新緑のなかに赤いツツジが咲く光景は必見です。清浄な空気を胸いっぱいに吸い込めば、身体のなかまで清らかにしてくれるでしょう。遊歩道も整備されているので、でこぼこ道が苦手な方でも安心して散策が楽しめます。
画像提供:(一社)十和田奥入瀬観光機構
「尾瀬国立公園」遅い春に、色とりどりの花が咲き誇る
4県にまたがる広大な敷地をもつ「尾瀬国立公園」は、登山客が多く訪れる山岳地帯で、木道が整備された尾瀬ヶ原や尾瀬沼ではハイキングも楽しめます。尾瀬の春は遅く、都市部が梅雨の時期に入った頃に、さまざまな高山植物が花を咲かせます。遅れてきた花の季節を堪能できる梅雨明けまでの約2ヵ月間がおすすめです。
「霧降高原キスゲ平園地」初夏に彩られた大パノラマ
栃木県日光市の「霧降高原キスゲ平園地」は、ニッコウキスゲをはじめとしたさまざまな草花が咲き誇る高原地。春から秋まで100種類以上の草花が見られます。代表的なのは4月~6月のカタクリやツツジと、6月中旬~7月のニッコウキスゲ(画像)。夏の訪れに彩られた大パノラマを見ようと、多くの観光客が訪れます。
「蔦沼と沼めぐりの小路」新緑がまぶしいブナの原生林
ブナの原生林のなかに神秘的な7つの沼が点在する、青森県十和田市の「蔦野鳥の森」。春は新緑とミズバショウ、夏は深い霧とホタルが見どころです。「沼めぐりの小路」を使えば、およそ1時間強で赤沼を除く6つの沼をめぐることができます。5月下旬は繁殖期を迎えたにぎやかな野鳥の声と、まぶしい新緑の彩りを同時に堪能できます。
大自然がみずみずしい緑に彩られるのは、晩春から初夏の短い間だけ。新緑のなかにたたずんでみると、その生命力に圧倒されますね。
関連する投稿
キャッシュレス決済を利用する方が増えるなか、最も使用されているのがクレジットカード。しかし、これまでクレジットカードをあまり使用されていなかった方や、これからクレジットカードの使用を考えている方には分からないことも多いのではないでしょうか。そこで今回は、いまさら聞けないクレジットカードの使い方や、注意したいポイントについてご紹介します。
語源・由来|「お雑煮」「羽根つき」 正月にまつわるめでたい由来
季節ごとの習わしや行事食は多々あれど、中でもお正月にまつわるものは、多く現代に残っています。今は簡略化されてしまって、そもそもの由来に思いを馳せることは少なくなっているかもしれません。今回は「お雑煮」と「羽根つき」が始まった理由や、言葉の意味をご紹介します。
イベント事のマナー|年の前半の締めくくり「夏越の祓」で、後半も健やかに
6月の終わりに行われる「夏越の祓(なごしのはらえ)」は、半年分の穢れを祓って夏を迎え、残りの半年を健やかに過ごすための神事。日本各地の神社で行われ、基本的にどなたでも参列できます。今回は、年の前半の締めくくりである夏越の祓について、また、茅の輪(ちのわ)くぐりのふるまい方についてご紹介します。
散策|美しい渓流や苔に癒やされる川沿い散策「奥入瀬渓流」(青森県)
十和田八幡平国立公園(青森県)を代表する景勝地のひとつが「奥入瀬(おいらせ)渓流」です。十和田湖から流れ出る奥入瀬渓流は、国指定の特別名勝、天然記念物にも指定されています。四季折々の自然が満喫でき、遊歩道もしっかり整備されています。高村光太郎作の乙女の像でも知られる十和田湖と合わせての散策がおすすめで、ガイド付きのネイチャーツアーも開催されています。「星野リゾート奥入瀬渓流ホテル」で大人で優雅なリゾートも楽しめます。
新鮮な生魚を使った握りずしはもちろんおいしいものですが、一方で、巻きずしやいなりずし、押しずしなどの庶民的なすしには、いつ食べても安心できるおいしさがあります。今回は、歌舞伎がネタ元の「助六ずし」と、ポルトガル語が語源の「バッテラ」、そしてすしには欠かせない「ガリ」についてもご紹介します。読んだあとに早速食べたくなるかもしれません。
最新の投稿
野菜の豆知識|有名品種のいいとこどり!「あきづき梨」の魅力&保存方法
夏が終わりに近づくと、みずみずしい梨の季節がはじまりますね。梨は品種によって甘さや食感が異なりますが、なかでも「あきづき梨」は柔らかい果肉で、酸味が少なく、しっかりした甘さを感じられる品種です。今回は「あきづき梨」の魅力や、梨の効能、保存方法などをご紹介します。
健康メニュー|「だし」は難しくない! 水出汁のだしのとりかた&だしパック活用術
和食をはじめとして、数多くの料理に使用されている「だし」。さまざまな材料から作られるだしは、それぞれ異なるうま味や健康効果があり、塩分が多くなりがちな和食の減塩にも効果的です。今回は、ぜひ料理に活用したいだしの健康効果や火を使わない手軽なだしの作り方、だしパックの便利な活用方法についてご紹介します。
宮崎県の郷土料理「冷や汁」は、暑い季節にうれしい栄養がたっぷり含まれ、サラサラと食べやすいメニューとして人気が高まっています。その起源は鎌倉時代といわれ、宮崎の冷や汁を原形に全国に広まったといわれています。アツアツのご飯に冷たいおみそ汁をかける「冷や汁」には、本来はほぐしたアジの干物が入っていますが、今回は、より手間を省けるように、栄養面でもおすすめのさば缶を使った冷や汁をご紹介します。
健康メニュー|暑気払いに! からだの熱を追い出すおすすめ食材
日本で古くから行われてきた暑気払いは、暑さを感じはじめる初夏から涼しさが訪れる秋くらいまでの時期と考えられており、飲食物だけでなく、打ち水や風鈴、海水浴など夏の風物詩も含まれます。今回は、「暑気払い」をテーマに、おすすめの飲み物、食べ物をご紹介します。
ナスやキュウリ、レタスなどはサラダに使われることが多い夏野菜です。暑さで食欲が失せている時、これらの野菜をキンキンに冷やしたサラダを食べることがあるかもしれませんが、これは逆に体調不良を引き起こす原因になることも。今回は、夏の不調をカバーするためのサラダの食べ方をご紹介します。