健康食品、自然派化粧品、美味しい食品なら世田谷自然食品

世田谷自然食品公式SNS

LINE連携でもっと便利に!

マイページへのログインがかんたんに!
おトクな情報、お知らせも定期的にお届け!

閉じる
世田谷自然食品がお届けする「せたがや日和」
世界遺産|白神山地(青森県・秋田県) 広さは世界規模!手付かずの森が広がるユネスコ世界遺産

世界遺産|白神山地(青森県・秋田県) 広さは世界規模!手付かずの森が広がるユネスコ世界遺産

青森県南西部と秋田県北西部にまたがる白神山地は、標高1,000メートルクラスの山岳地帯です。人の手がほとんど加えられていない原生的なブナ天然林が広がり、その広さは東アジア最大級の規模を誇ります。また、ユネスコ世界遺産にも登録されています。多種多様な動植物が生息・自生する生態系は、いまだ解明されていないな点も少なくありません。


青森県南西部と秋田県北西部にまたがる白神山地は、標高1,000メートルクラスの山岳地帯です。人の手がほとんど加えられていない原生的なブナ天然林が広がり、その広さは東アジア最大級の規模を誇ります。多種多様な動植物が生息・自生する生態系は、いまだ解明されていないな点も少なくありません。

8千年のブナの森

白神山地は約13万ヘクタールに及ぶ世界最大級の山岳地帯の総称です。日本におけるブナ林のほとんどは、人間活動の悠久の歴史のなかで伐採され続けられました。しかし白神山地のブナの森は、原生的な自然環境で残っています。「かつて広く覆っていた冷温帯のブナ林最後の遺存地」という「普遍性」を価値としていることを理由に、1993年に屋久島とならんで日本で初めてのユネスコ世界遺産(自然遺産)に登録されました。

動植物は、今分かっているだけでも植物540種類以上、昆虫類2,000種以上、鳥類は80種類、哺乳類はツキノワグマやニホンザル、国の特別天然記念物のニホンカモシカ、天然記念物のクマゲラ、絶滅危惧種でもあるイヌワシなど、実に多くの種類が生息しています。白神山地のブナの森ができたのは8千年前といわれています。8千年前といえば縄文時代。はるか昔から変わることなく存在していたブナの森で、動植物たちが営みを繰り返してきた……想像すると胸が高まります。

天然記念物のクマゲラ

白神山地へ向かうルートには例年11月下旬ぐらいから5月下旬まで冬季閉鎖されるところがあり、散策・トレッキングルートにも冬季閉鎖するルートがあります。お出かけになる際には、必ず公式ホームページを確認し、道路および散策ルートが開通しているかご確認ください。

一度は見たい! 自然の神秘を感じる「青池」

世界遺産地域は中央部の核心地域と周辺の緩衝地域に区分されていて、青森県側の既存の歩道と27の指定ルートを利用した登山で入山が可能です(秋田県側の核心地域は、原則入山禁止)。指定ルートに入る場合には事前に入山手続きが必要ですが、十二湖散策コースなどの気軽に訪れられる一部の場所については、届け出不要です。十二湖散策コースの地図は、白神山地ビジターセンター、または白神山地ビジターセンターの公式ホームページに掲載されていますので、お出かけ前にぜひチェックしておきましょう。

十二湖散策コースは、絶景として知られる青池のほか、青池に劣らない透明度の沸壺の池、ブナ自然林、点在する巨木などを観賞するコースです。ちなみに十二湖はこの辺り4キロ平方メートルに渡って点在する33の湖沼群の総称です。

十二湖の代名詞ともいわれる青池は、青いインクを入れたかのような鮮やかな青色をしています。透明度の高い青池をのぞくと、水中には朽ちたブナの原生林が横たわっていて、静かで深みのあるその光景はまさに自然の神秘といえます。

野鳥の声を聞きながらブナの自然林を進んでいくと、青池より少し小さい沸壷の池に到着します。青池に匹敵するほどの透明度を誇る青池の湧水は「青森県の名水」「平成の名水100選」に選定されていて、ルートの先にある「十二湖庵」では沸壷の池の湧水を使用したお抹茶がいただけます。

ブナの原生林からの木漏れ日、鳥たちのさえずり、足音に生い茂る植物たち。白神山地の手付かずの自然は、訪れる私たちに素晴らしい景観を見せてくれます。この規模でブナの原生林が広がる場所は、世界でも類を見ません。決められたルートを通る、植物を採らないといったマナーを守り、白神山地が育むいのちの息吹を体感してください。

※掲載されている情報は平成30年5月現在のものです。

関連する投稿


散策|新緑の時期に歩きたい、自然豊かな観光地5選

散策|新緑の時期に歩きたい、自然豊かな観光地5選

ゴールデンウィークから初夏にかけては、陽気に誘われて過ごしやすい時季です。そこで今回は、これまでご紹介してきた旅記事のなかで、「丸山千枚田」「奥入瀬渓流」「尾瀬国立公園」などの、新緑が美しい自然豊かな観光地や散策ルートをご紹介します。


日常生活マナー|いまさら聞けない、クレジットカードの使い方

日常生活マナー|いまさら聞けない、クレジットカードの使い方

キャッシュレス決済を利用する方が増えるなか、最も使用されているのがクレジットカード。しかし、これまでクレジットカードをあまり使用されていなかった方や、これからクレジットカードの使用を考えている方には分からないことも多いのではないでしょうか。そこで今回は、いまさら聞けないクレジットカードの使い方や、注意したいポイントについてご紹介します。


語源・由来|「お雑煮」「羽根つき」 正月にまつわるめでたい由来

語源・由来|「お雑煮」「羽根つき」 正月にまつわるめでたい由来

季節ごとの習わしや行事食は多々あれど、中でもお正月にまつわるものは、多く現代に残っています。今は簡略化されてしまって、そもそもの由来に思いを馳せることは少なくなっているかもしれません。今回は「お雑煮」と「羽根つき」が始まった理由や、言葉の意味をご紹介します。


イベント事のマナー|年の前半の締めくくり「夏越の祓」で、後半も健やかに

イベント事のマナー|年の前半の締めくくり「夏越の祓」で、後半も健やかに

6月の終わりに行われる「夏越の祓(なごしのはらえ)」は、半年分の穢れを祓って夏を迎え、残りの半年を健やかに過ごすための神事。日本各地の神社で行われ、基本的にどなたでも参列できます。今回は、年の前半の締めくくりである夏越の祓について、また、茅の輪(ちのわ)くぐりのふるまい方についてご紹介します。


散策|美しい渓流や苔に癒やされる川沿い散策「奥入瀬渓流」(青森県)

散策|美しい渓流や苔に癒やされる川沿い散策「奥入瀬渓流」(青森県)

十和田八幡平国立公園(青森県)を代表する景勝地のひとつが「奥入瀬(おいらせ)渓流」です。十和田湖から流れ出る奥入瀬渓流は、国指定の特別名勝、天然記念物にも指定されています。四季折々の自然が満喫でき、遊歩道もしっかり整備されています。高村光太郎作の乙女の像でも知られる十和田湖と合わせての散策がおすすめで、ガイド付きのネイチャーツアーも開催されています。「星野リゾート奥入瀬渓流ホテル」で大人で優雅なリゾートも楽しめます。


最新の投稿


健康習慣|寿命を延ばすスポーツ第1位はテニス、その理由とは?

健康習慣|寿命を延ばすスポーツ第1位はテニス、その理由とは?

人生100年時代に向けて寿命の捉え方も変化し、日常を制限なく生活できる期間とされる健康寿命への関心が高まっています。健康的な人生の時間を延ばすには、どんな生活を送るといいのでしょう。近年の研究では、テニスをする人はまったくしない人に対して死亡率が47%少なく、習慣化している人は平均寿命が9.7年も長いことが分かっています。今回は、テニスの習慣化による健康効果や寿命を延ばす理由について解説します。


健康メニュー|朝食をちょっとした工夫でヘルシーに

健康メニュー|朝食をちょっとした工夫でヘルシーに

朝食は、1日のスタートを切るための大事な栄養源です。できるだけ栄養バランスのとれたヘルシーメニューを摂りたいものですが、毎朝続けるのはなかなか難しいと感じている方は多いのではないでしょうか。今回は、少しの工夫で朝食をヘルシーにするコツをご紹介します。


楽しいコミュニケーションで心身の健康アップ!

楽しいコミュニケーションで心身の健康アップ!

コミュニケーションの大切さや、心身の健康維持に効果的なポイントをご紹介します。


健康メニュー|春の郷土寿司、全国津々浦々の美味しさを訪ねて

健康メニュー|春の郷土寿司、全国津々浦々の美味しさを訪ねて

春の旬の食材が味わえる「郷土寿司」。古くから保存食としてや、お祭りやお祝いの席で食べられてきた趣のある料理で、地域ごとにさまざまな個性を持っています。今回は、長く愛され続けてきたその歴史や味わいについて詳しくご紹介します。


健康習慣|毎月違う品種が開花する、花の女王「バラ」を愛でる

健康習慣|毎月違う品種が開花する、花の女王「バラ」を愛でる

華やかで愛情を表現する花の代表格といえる「バラ」。バラは5~6月に咲くのが一般的ですが、品種によっては1年を通して楽しめるのも特徴です。今回は、バラが咲く時期やバラの花言葉、さまざまな健康効果も期待できるバラ茶やバラの香りについてご紹介します。