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日本一の旅|山の辺の道(奈良県) 日本最古の神社仏閣を訪ねる、日本最古の道

日本一の旅|山の辺の道(奈良県) 日本最古の神社仏閣を訪ねる、日本最古の道

奈良県にある「山の辺の道(やまのべのみち)」は、有史以前から道として機能していた日本一古いといわれる道。現在でも拡張されていない細いままの道がほとんどそのまま残されています。沿道には、いたるところに祠と古墳があり、日本最古の神社仏閣も訪ねることが出来ます。未だに多くのことが謎である古代日本の姿を感じられるスポットです。


奈良県にある「山の辺の道(やまのべのみち)」は、有史以前から道として機能していた日本一古いといわれる道。現在でも拡張されていない細いままの道がほとんどそのまま残されています。いたるところに祠と古墳があり、未だに多くのことが謎である古代日本の姿を感じられるスポットです。

画像提供:天理市産業振興課

歴史書に登場する最古の道 山の辺の道

画像提供:天理市産業振興課

奈良県にある「山の辺の道」は、三輪山(みわやま)のふもとから春日山(かすがやま)のふもとまでを結んでいます。この道は『日本書紀』にも記された、歴史に登場する日本最古の道。道中には古墳や歴史ある寺社が多く点在し、古代の雰囲気を今に残しています。

「山の辺の道」は東海自然道(東京から大阪までを結ぶ、長距離自然歩道)に組み込まれていて、トイレなどの休憩施設が充実。田園エリアは地元農家による無人販売所があり、季節の新鮮な野菜・フルーツを楽しみながら古代の雰囲気を満喫できると、ハイキングコースとして親しまれています。

おすすめは「山の辺の道(南)」コース

画像提供:天理市産業振興課

「山の辺の道」の全長は約26kmあり、なかでもおすすめは天理駅から三輪駅までの「山の辺の道(南)コース」。約14kmあり、およそ4時間で散策できます。沿道には古代のムード漂う社(やしろ)や古寺、遺跡、古墳が多くあり、道中の石神神宮(いそのかみじんぐう)、檜原神社(ひばらじんじゃ、桧原神社とも表記)、大神神社(おおみわじんじゃ)は、それぞれが「最古」を冠する歴史ある神社です。

「山の辺の道(南)コース」のマップは天理市観光協会のホームページでダウンロードできるほか、JR天理駅そばの天理市観光物産センター、天理駅前広場内「インフォ&ラウンジコフン」、天理市トレイルセンター・石上神宮休憩所・市役所内の産業振興課で入手できます。

最古の“神宮” 石上神宮

重要文化財 楼門(ろうもん)
画像提供:石上神宮

石上神宮は『古事記』や『日本書紀』に登場する歴史ある古社で、『日本書紀』に登場する神宮がこちらと伊勢神宮だけであることから、日本最古の神宮とされています。

この石上神宮にはもともと本殿はなく、ご神体が埋斎されたという禁足地を祀っていました。明治時代になって禁足地を調査したところ、神剣・韴霊(ふつのみたま)が顕現され、他の玉類・剣・矛などのご神宝が出土したため、御本殿が建立されました。主祭神は神武天皇の窮地を救った剣、神剣・韴霊(ふつのみたま)に宿る布都御魂大神(ふつのみたまのおおかみ)です。

国宝に指定されている「七支刀」は、百済(くだら・4世紀前半に朝鮮半島南西部にあった国家)から我が国に伝わった神宝です。

石上神宮
所在地:奈良県天理市布留町384
電話番号:0743-62-0900
参拝時間:境内散策自由
定休日:年中無休
料金:参拝無料

最古の“元伊勢”  檜原神社(桧原神社)

画像提供:大神神社

檜原神社は最古の「元伊勢」として知られている神社です。伊勢神宮の御祭神が天照大神(あまてらすおおみかみ)であることは有名ですが、伊勢神宮に祀られるまで、約90年の間鎮座する地を求めて各地を点々としていたことはあまり知られていません。鎮座地を探すために移動してきた場所を「元伊勢」と呼び、檜原神社がそのスタート地点でありました。

檜原神社の御神体は三輪山の磐座(いわくら・自然の巨石)なので、本殿をもちません。また、檜原神社には3つの鳥居が組み合った非常に珍しい「三ツ鳥居」があります。「三ツ鳥居」は後述する大神神社にもあるのですが、拝観できるのはこちらの檜原神社のみ。ちなみに檜原神社は大神神社の摂社でもあります。

檜原神社(桧原神社)
所在地:奈良県桜井市大字三輪1422
電話番号:0744-45-2173
参拝時間:境内散策自由
定休日:年中無休
料金:参拝無料

最古の“神社” 大神神社

画像提供:大神神社

大神神社は大物主大神(おおものぬしのおおかみ)を祀る日本最古の神社。大物主大神が鎮まる三輪山を御神体とするため、本殿がありません。拝殿奥にある三ツ鳥居(非公開)を通し、三輪山を拝する原初の祭祀形式が今も残ります。

三輪山は円すい形の美しい形をしていて、江戸時代には神が宿る場所として入山が厳しく制限されていました。現在は誰でも登拝可能ですが摂社の狭井(さい)神社の社務所で手続きをする必要がある聖域です。この山中には有史以前の縄文・弥生時代からの祭祀跡も発見されています。

山の辺の道のハイライトともいえる大神神社は、境内が広大。時間にゆとりをもって参拝しましょう。

大神神社
所在地:奈良県桜井市三輪1422
電話番号:0744-42-6633
参拝時間:境内散策自由(授与所は9時~17時)
定休日:年中無休
料金:参拝無料

散策がさらに楽しくなる! 季節を感じる立ち寄りスポット

画像提供:天理市産業振興課

山の辺の道にはコンビニエンスストアはありませんが、お茶屋さん、休憩所、無人販売所があります。
無人販売所では採れたての果物や野菜が販売されています。野菜なら朝堀りたけのこや菜花、インゲン豆、柚子。果物ならはっさく、イチゴ、早生ミカン、富有柿…季節を感じる旬の作物が良心的な値段で購入できるので、ついたくさん買ってしまいそう。散策にはリュックを持っていきたいですね。

四季折々の自然を見せる「山の辺の道」は、のどかな散策路であると同時に、有史以前、弥生時代、古墳時代、飛鳥時代と、いにしえの人々が歩いた道そのもの。この道をどれだけの人がどんな思いで歩いていたのか…未だ謎に包まれた古代日本の不思議へ思いを馳せて訪れてみてはいかがでしょうか。

※掲載されている情報は平成30年2月現在のものです。

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