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語源・由来|「関の山」「逆鱗に触れる」の語源

語源・由来|「関の山」「逆鱗に触れる」の語源

ごく普通に使っている言葉でも、どうやってできたのだろう、と思う表現はありませんか。語源をたどってみると、ユニークな由来がある言葉は多いのです。今回は、これ以上はできないという力の限界を表現する言葉「関の山」と、激しく怒らせるという意味の表現「逆鱗に触れる」の、語源をお届けします。


ごく普通に使っている言葉でも、どうやってできたのだろう、と思う表現はありませんか。語源をたどってみると、ユニークな由来がある言葉は多いのです。今回は、そんな表現をふたつお届けします。

関の山

「関の山」とは、これ以上はできないという、力の限界を表現する言葉です。たとえば、「どんなに勉強をしても、第二志望の大学に合格するのが関の山だ」のように使われ、できたとしてもせいぜいこの程度、というやや否定的な意味が含まれます。
では、「関の山」とは一体どこの山のことなのでしょうか。これは自然にある山のことではありません。「関」とは三重県亀山市の旧関町のこと、「山」とは山車(だし)のことです。(関西地方では山車を「ヤマ」と呼びます)
関町(せきちょう)は東海道の宿場町のひとつ「関宿(せきしゅく、せきじゅく)」として栄えた町。毎年7月下旬には、江戸時代の元禄(げんろく・1688~1704年)年間から続くといわれる伝統行事「関宿祇園夏まつり」が行われています。このお祭りは、昼に1台、夜に4台の豪華絢爛な山車が町内を練り歩くというもの。その際に使用される山車がとても立派なものであったため、「『関町のヤマ』以上に豪華で贅沢な山車は作れない」といわれるようになり、これ以上はできない精いっぱいという状態が「関の山」と表現されるようになったそうです。
また、関町の祭りでは町内の街道を山車がふさいでしまうため、これ以上通ることができない様子を表現した言葉として「関の山」が生まれたという説もあるようです。
ちなみに、関宿は東海道五十三次の47番目の宿場町で、現在も江戸時代の風情を感じる街並みが残されています。町内には、日本最古の地蔵菩薩で知られる地蔵院も立地しているので、ぜひ訪れてみてください。

逆鱗(げきりん)に触れる

「逆鱗に触れる」とは、激しく怒らせるという意味の表現。「商談で失敗してしまい、上司の逆鱗に触れた」のように、特に目上の人の怒りを買うという意味で使われます。
逆鱗とは、竜のあごに生えているうろこのこと。竜には全身に81枚のうろこがあるとされ、そのうちあごに生えている1枚だけが逆さに生えている「逆鱗」であると伝えられています。そして、普段おとなしい竜も、この逆さに生えたうろこに触れられると激しく怒り、触れた者を殺してしまうという言い伝えがあるのです。
「逆鱗に触れる」という表現そのものは、中国戦国時代の思想家・韓非(かんぴ)によって記された「韓非子(かんぴし)」の一節に登場しています。
古くから竜は、中国では皇帝の象徴とされてきました。そんな皇帝と逆鱗の言い伝えをかけて、竜のうろこと同じように皇帝にも触れてほしくない事柄があり、そこに触れてしまうと激しい怒りを買ってしまうと説いています。
つまり、当初は皇帝の激しい怒りを買うことを「逆鱗に触れる」と表現していましたが、後に皇帝が目上の人という意味に転じ、現在のような使われ方をされるようになったようです。ですから自分と同じ立場、または部下などの目下の人に対して「逆鱗に触れる」を用いるのは誤った使い方になります。

いかがでしたか?今回ご紹介した表現はどちらとも、意外なところに由来がある言葉だったのではないでしょうか。このように、思ってもみないところに由来を持つ日本語の表現を探してみると、過去のおもしろい事実がわかってくるものですね。

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