新提案!普段の生活習慣にひと工夫。家庭の防災対策
「非常時に備える」というと特別なことのように感じますが、実は、整理整頓を心がけるだけでも防災につながり、生活習慣を少し見直すだけで家の中の安全性を高めたり、非常時の備えになったりすることがたくさんあります。これまでの生活習慣を少し変えるだけで実践できる、家庭の防災対策をご紹介します。
教えていただいたのは
監修:国崎 信江(くにざき のぶえ)
株)危機管理教育研究所代表、危機管理アドバイザー
阪神・淡路大震災をきっかけに、女性として、母としての視点で家庭を守るための防災対策を提唱してきた。内閣府戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)課題「国家レジリエンス(防災・減災)の強化」イノベーション戦略的コーディネーター、内閣府「防災スペシャリスト養成企画検討会」委員等を務める。
日常生活の中でできる防災対策を始めましょう
日本は災害大国といわれ、地震、台風、洪水、津波、など、多くの自然災害のリスクがあります。誰もがいつ被災してもおかしくないこの国において、安全・安心な暮らしを守るためには、日ごろの備えは欠かせません。また、最近は避難所の密を避けるうえでも、自宅で居住が継続できる場合は在宅避難が推奨されています。各項目を参考にしながら、できるだけ安全に、安心して在宅避難ができる環境を整えておきましょう。
暮らしのひと工夫
家の中に思わぬ危険が潜んでいないかを、見直してみましょう。
ポイントは5つです。
1.家具の下敷きになったり、脱出できなくなったりする危険が!
2.転倒して逃げ遅れる危険が!
3.食器類が破損してけがをする危険が!
4.在宅避難のストレスが増える危険が!
5.お気に入りのインテリアでけがをする危険が!
食材のひと工夫
節約や時短の工夫が防災になる
野菜の工夫
缶詰・乾麺の工夫
お米の工夫
果物は最高の非常食
プラス新提案
在宅避難には鍋料理が最適
鍋料理はいろいろな具材を使えるので、冷蔵庫の中で傷みそうなものから順に使っていくと食材に無駄がありません。一度つくって終わりではなく、最初は塩や醤油味で、翌日は味噌を足したり、カレー風味にすると飽きずに食べられ、栄養もしっかりとれます。普段から豆乳の買い置きをしておくと、水を使わずに豆乳鍋ができますし、トマトジュースや野菜ジュースも鍋に使えるので、普段飲んでいる方は多めにストックしておくといいでしょう。
持ち物のひと工夫
普段使っているカバンの中に、災害時に備えて必要最低限のもの(例えば、眼鏡やコンタクトレンズ、常備薬、絆創膏など)を入れておきましょう。自宅から急いで避難しようというときに、パッと手に取るのは財布などが入っている普段使いのカバンです。外出先で災害にあった場合にも役立ちます。
プラス新提案
災害時にないと困る現金、「防災貯蓄」で備えを
月に3000円~5000円を、防災費として貯めておきましょう。すべて1000円札で、現金のまま手元に置いておきます。災害で停電すると、クレジットカードや電子マネーが使用できなくなり、現金が必要になります。釣銭の小銭はどんどんなくなっていくのでペットボトルの水を1本買うのに1万円札を渡してお釣りがもらえないということもあり、1000円札を用意しておくことが大切なのです。また、在宅避難ができないとき、防災貯蓄があればホテル避難も可能になり、避難所よりも快適に過ごすことができます。
最後に
ここでご紹介したことをすべて、すぐに取り入れるのは大変かもしれませんが、どれも難しいことではありません。毎日の安心のために、できることから始めましょう。
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