健康習慣|誰もが知っておくべき「生活習慣病」の基礎知識
2月は「全国生活習慣病予防月間」。生活習慣病は、普段の生活習慣が深く関わる病気です。「痩せているから大丈夫」「お酒を飲まないから問題ない」と思っていませんか?実は、必ずしもそうとはいえないのです。生活習慣病に対する正しい知識と予防法を知り、日々の生活に役立ててください。
2月は「全国生活習慣病予防月間」。生活習慣病は、普段の生活習慣が深く関わる病気です。「痩せているから大丈夫」「お酒を飲まないから問題ない」と思っていませんか?実は、必ずしもそうとはいえないのです。生活習慣病に対する正しい知識と予防法を知り、日々の生活に役立ててください。
生活習慣病とは?
生活習慣病とは、食事や運動、飲酒、喫煙といった生活習慣が発症や進行に深く関わる疾患群のことをいいます。生活習慣病の定義は明確にされていませんが、代表的なものは以下の疾患です。
■メタボリックシンドローム
おへその高さで測ったウエストが男性85センチ・女性90センチ以上で、高血圧、高血糖、高脂質症のうち2つ以上があてはまる場合、メタボリックシンドロームと診断されます。メタボリックシンドロームは動脈硬化を促進し、心筋梗塞や脳梗塞を発症するリスクを高めます。
■肥満
肥満とは、単に体重が多いことだけではなく、体脂肪が過剰に蓄積されている状態をいいます。肥満度の判定には、国際的な標準指標であるBMI(Body Mass Index)が用いられます。体重(キロ)÷身長(メートル)の2乗で算出された数値が25以上の場合、肥満であるとされます。
■糖尿病
人間の体は食事をすると一時的に血糖値が高くなり、すい臓から分泌されるインスリンによって時間の経過とともに正常な数値に戻ります。糖尿病は、インスリンの不足や作用低下などが原因で高血糖の状態が続く病気です。
■高血圧症
高血圧症は、安静にしている時も慢性的に血圧が高い状態が続く病気です。最高血圧が140mmHg(ミリメートルエイチジー)以上、最低血圧が90mmHg以上の場合、高血圧症と診断されます。血圧が高くなると、血管の壁や心臓に負担がかかります。
■骨粗しょう症
骨粗しょう症は、骨密度が低下して骨が弱くなり、骨折しやすくなる病気です。発症初期は自覚症状がほとんどなく、症状があらわれた時には病気が進んでいることも少なくないようです。骨粗しょう症は、男性よりも女性に多いといわれています。
生活習慣病の予防は、小さなことの積み重ねから
生活習慣病を引き起こす原因として、以下のような生活習慣が挙げられます。これらをできる限り避けることが、生活習慣病の予防につながります。
■濃い味つけや脂っこい食事が多い
塩分を摂りすぎると血圧が上がり、脳卒中や心臓病のリスクが高まります。厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」によると、男性7.5グラム未満・女性6.5グラム未満が、1日の塩分摂取量とされています。また、脂っこいものの食べすぎは、肥満や動脈硬化の一因になると考えられています。いろいろな食品をバランスよく摂りましょう。
■あまり運動をしていない
運動不足はさまざまな病気を引き起こす原因になります。運動をすると血液循環が改善され、心疾患のリスクを減らせるといわれています。また、足腰を鍛えることで、より長く自立した生活を送ることができます。いきなり激しい運動をする必要はないので、軽めの体操やウォーキングからはじめてみましょう。
■お酒をよく飲む
厚生労働省が発表した「健康日本21(第二次)」によると、生活習慣病のリスクを高める飲酒量は、1日あたりの純アルコール摂取量が男性40グラム以上・女性20グラム以上となっています。純アルコール20グラム程度に相当するお酒の量は、ビールなら約500ミリリットル、日本酒なら約180ミリリットル、ワインなら約200ミリリットル。お酒は適量を楽しみたいものです。
■たばこを吸う
たばこのニコチンには強い血管収縮作用があります。ニコチンは、摂取すると血圧が上昇して血管に負担がかかり、動脈硬化を進行させてしまいます。また、体内のインスリンの働きを妨げる作用もあり、糖尿病を発症するリスクも高まります。いきなり禁煙をするのは難しいかもしれませんが、まずは本数を減らすことからはじめてみてはいかがでしょうか。
バランスのよい食事と適度な運動を心がけよう
毎日の食生活で特に意識したいのが、塩分をひかえめにすること。しかし、急に塩分を減らすと、食事をおいしいと感じられなかったり、物足りなさを感じたりすることがあるかもしれません。ストレスなく減塩をするためには、調味料の使い方に工夫が必要です。
減塩を無理なく続けるための食生活については、以下の記事を参考にしてみてください。
厚生労働省では、健康づくりのための指標として「+10(プラステン)」というガイドラインを策定しています。生活習慣病をはじめとするさまざまな病気のリスクを下げ、健康寿命を延ばすために、今より10分多く体を動かすことを提案したものです。移動に階段を使ったり、テレビを見ながらストレッチをしたり、気軽に取り組めることはたくさんあります。
「+10」については、以下の記事を参考にしてみてください。
生活習慣病は、心がけ次第で予防や改善が可能な疾患です。また、多くの場合は自覚症状がなく進行していくため、定期的に健康診断を受けて体の状態を把握するのも大切です。まずはできることから少しずつ取り組んでみてください。
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