健康習慣|「保湿」を見直して、乾燥する季節もうるおう肌へ
「美容のため」というイメージが強い保湿ケア。きれいでいるために欠かせなお手入れですが、肌の乾燥が進んでしまうと美容はもとより健康面でも弊害が出てしまいます。乾燥すると肌が美しく見えないだけでなく、かゆみや湿疹などの症状に悩まされることもあります。今回は、健やかな美肌を守るための保湿について、見直したいポイントをご紹介します。
目次
「美容のため」というイメージが強い保湿ケア。きれいでいるために欠かせなお手入れですが、肌の乾燥が進んでしまうと美容はもとより健康面でも弊害が出てしまいます。乾燥すると肌が美しく見えないだけでなく、かゆみや湿疹などの症状に悩まされることもあります。今回は、健やかな美肌を守るための保湿について、見直したいポイントをご紹介します。
きちんと保湿できていないと、肌はどうなるの?
肌の保湿ケアが万全でないと乾燥がみるみる進み、美容面はもとより健康面でのトラブルも出てきます。肌の表面がカサつくだけでなく、かゆみや痛みの症状もあらわれ、もっと乾燥が進行すると、ひび割れができたり、皮がむけたりします。
肌に適さないケアをそのまま続けていると、赤みや水ぶくれを伴う湿疹にまで発生することもあります。このような段階になったら、病院できちんと受診することをおすすめします。乾燥が進むと症状が悪化し、治りにくいという負のスパイラルに陥ってしまうため、ひどい状態に陥る前に、肌が乾燥してしまう原因や生活習慣について考えてみませんか。
保湿ケアの見直しポイント (1)湿度の高さ
冬は湿度が低く空気が乾燥し、肌も乾きやすくなります。乾燥から肌を守るには、室内の湿度を60%程度に保つことが大切です。部屋に加湿器をおく、濡れたタオルや洗濯物を室内干しすることで、理想的な湿度を保ちやすくなります。お風呂上りにバスルームのドアを少し開けておくことでも、部屋全体の湿度を高め、肌のうるおいを守ることにつながります。
また、室内の湿度を高く保つことは、肌の乾燥のみならず、喉をうるおして風邪やインフルエンザなどの対策としても役立ちます。
風邪予防と湿度の関係について詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
保湿ケアの見直しポイント (2)スキンケア&生活習慣
肌の保湿に欠かせないのは、美容アイテムや化粧品だけとは限りません。市販の皮膚薬やケア用品などを活用して積極的にケアしてみてはいかがでしょうか。
例えば、刺激が少ないピュアワセリンは、保湿効果はないといわれていますが、さまざまな刺激から肌を守る皮膚保護薬として役立ちます。素肌に身につける肌着などは、肌の水分を奪う化学繊維ではなく、綿やシルクなどの天然素材のものを選び、肌のうるおいを守りましょう。
また、ストレスや睡眠不足は、肌本来の力を弱める原因に。バランスのとれた食事や適度な運動、趣味の時間などを取り入れ、生活習慣を見直してみませんか。
保湿ケアの見直しポイント (3)入浴の仕方
洗い過ぎは肌の大敵です。皮脂を必要以上に落としてしまい、乾燥を招きます。特に、年齢を重ねるほど、洗うことで取り去った皮脂が復活するのに時間がかかり、乾燥しやすくなります。
日ごろから硬いタオルでゴシゴシこすりすぎたり、洗浄力の高い洗顔料やボディーソープを使っていたりしないか、ぜひ見直してみてください。メイクをしている方は、落としやすいメイクアイテムを選ぶことも、乾燥しにくい肌への第一歩。日々洗いすぎないよう、心がけてみましょう。
乾燥が気になる時は、温度の高すぎるお風呂や長湯は禁物です。必要以上に皮脂を落としてしまうことになります。湯温は40℃ほど、湯舟につかるのは15分位までを目安にしましょう。保温効果のある入浴剤やバスオイルなどを利用するのもおすすめです。入浴後は、スキンケアでしっかり保湿し、肌のうるおいが逃げないようにするのがポイントです。
寒い季節に欠かせない保湿ケア。肌をカサつかせる原因をひとつずつ取り除きながら、乾燥に負けないうるおい続ける肌を保ちましょう。
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