健康習慣|使い捨てカイロで風邪予防・冷え対策
寒い季節に出番の多い使い捨てカイロですが、屋外で使うだけになっていませんか?カイロは風邪のひきはじめや、手足・おなか・全身の冷え緩和と幅広く使えます。最近は機能もアップしていますので、さまざまなシーンで役立ちます。体調のくずれ、冷え、疲れ、だるさなどに、カイロを使ってからだを養生することもできます。今回は、貼るタイプのカイロの活用法を中心にご紹介します。
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寒い季節に出番の多い使い捨てカイロですが、屋外で使うだけになっていませんか?カイロは風邪のひきはじめや、手足・おなか・全身の冷え緩和と幅広く使えます。最近は機能もアップしていますので、さまざまなシーンで役立ちます。体調のくずれ、冷え、疲れ、だるさなどに、カイロを使ってからだを養生することもできます。今回は、貼るタイプのカイロの活用法を中心にご紹介します。
使い捨てカイロは、めまぐるしく進化している!
使い捨てカイロは、年々進化を遂げています。急速にあたたかくなるカイロをはじめ、屋外向けの高温タイプ、長時間あたたかさが続く持続タイプ、室内で使いやすい低温タイプ、首や肩をあたためる首かけタイプ、足首や手首に装着できる巻きタイプ、靴下に貼って足指をあたためるタイプなど、バリエーション豊富。気になる不調や目的に合わせ、カイロを使い分けることができます。
貼るカイロを使う時の注意点とは?
使い捨てカイロを袋から出したら、何度も振ったり、揉んだりしていませんか?最近の使い捨てカイロは、品質や機能が向上しています。貼るタイプのカイロは中の粉が偏るので振る必要なし、貼らないタイプのカイロなら軽く振る程度で十分です。
なお、就寝時にカイロを貼っていると、低温やけどの恐れがあるので寝ている間は使用しないようにしましょう。日中に使う場合も肌着や腹巻きなど布ごしに貼るようにして、低温やけどや熱さによる乾燥、痒みを防ぎましょう。
カイロを心臓の近くや頭部、わきの下に貼ることはからだの負担になるため、避けましょう。
ゾクッときたら「首の後ろから肩甲骨の間」に貼る
寒気を感じた時には、貼るカイロでツボをあたためる方法を試してみてはいかがでしょうか。
冷えを感じる手足の先を中心にカイロを貼るほか、「首の後ろから肩甲骨の間」に貼るのがおすすめ。首の後ろのボコッとしている骨の下にある「大椎(だいつい)」のツボ、左右の肩甲骨の間にある「風門(ふうもん)」のツボをあたためると血流がよくなり、体調の改善につながります。また、カイロをスカーフやバンダナで巻いて首をあたためる方法も、全身をあたためるのに役立ちます。
おなかが冷える&胃腸が弱い方は、「おヘソ周り」にカイロを貼る
冷たい飲食でおなかの冷えやすい方、もともと胃腸が弱い方は、おヘソを中心にカイロであたためる方法があります。おヘソ周りには、冷えに効く「関元(かんげん)・気海(きかい)・中極(ちゅうきょく)」のツボが集まっています。体温が上がることで、おなかの冷えだけでなく、月経痛の緩和も期待できます。
全身が冷える時は、「おヘソ周り」や「腰」にカイロをプラス
全身の冷えが気になる時は、「おヘソ周り」と「腰」をあたためるのがポイントです。おヘソのちょうど後ろ側には、「命門(めいもん)」というツボがあり、ここをあたためることで全身の不調の緩和につながります。「命門」から指2本外側の左右にある「腎喩(じんゆ)」は、女性特有の不調を整えるといわれています。腹巻きにカイロを貼って、おなかから腰までぐるっと一周あたためるのもよいでしょう。
使い捨てカイロの捨て方について
使い捨てカイロのゴミの分別方法は自治体ごとに異なるため、不燃ゴミまたは可燃ゴミとしてルールを守って処分しましょう。基本的に発火する温度までは上がりませんが、念のため完全に冷めたことを確認してから破棄するようにしましょう。
使用期限がすぎたカイロは、一度パッケージから出して発熱させ、冷めきってから捨てるようにします。
使い捨てカイロは、冬の防寒グッズとしてだけでなくからだを養生する方法としても役立ちます。改善したい症状のツボをあたためることで血流がよくなり、全身ポカポカに。代謝や免疫力のアップも期待でき、体調維持にもつながります。寒い季節はカイロを多めに揃え、風邪予防や冷え対策に活用してみてください。
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