
スキンケア|夏本番!日焼け止めの基礎知識や選び方、正しい塗り方
8月になり、いよいよ夏真っ盛りですね。普段何気なく塗っている日焼け止めですが、自分に合ったものを選べていますか。今回は、日焼け止めの基礎知識を改めておさらいすると共に、自分に合った日焼け止めの選び方や、正しい塗り方をご紹介します。

8月になり、いよいよ夏真っ盛りですね。普段何気なく塗っている日焼け止めですが、自分に合ったものを選べていますか。今回は、日焼け止めの基礎知識を改めておさらいすると共に、選び方や正しい塗り方をご紹介します。
日焼け止めの基礎知識をおさらい

日焼け止めは、肌に塗ることで紫外線を防止するものです。紫外線を防止する成分は、主に以下の2種類に分かれます。
■紫外線吸収剤
紫外線を吸収・放出することで、肌に紫外線が届くことを防止するものです。紫外線吸収剤が使われている日焼け止めは、一般的に日焼け止め効果が高いことがうたわれていたり、絶対に日焼けしたくない方向けにおすすめされていたりします。
■紫外線散乱剤
紫外線を反射することで、肌に紫外線が届くことを防止するもの。肌を均一におおった紫外線散乱剤が、紫外線を肌表面で物理的に反射、散乱させるイメージです。
これらの紫外線防止成分について、どちらか片方が入った日焼け止めもあれば、両方入った日焼け止めもあります。
自分に合った日焼け止めの選び方

日焼け止めに記載されている「SPF」と「PA」を見てみましょう。
■「SPF」で選ぶ
短時間で肌に赤みや炎症を起こさせ、黒化につながりやすくなる「UVB(紫外線B波)」を防ぐ効果指数をSPFと呼びます。SPFの数値については、「SPF50」などを見かけるように、数値が大きければ大きいほど長時間UVBを防げるということになっています。長い時間屋外にいる可能性がある場合は、SPFの数値が大きいものを選ぶと良いでしょう。
■「PA」で選ぶ
一時的な黒化を引き起こし、長時間かけて肌の弾力を失わせる「UVA(紫外線A波)」を防ぐ効果指数をPAと呼びます。PAは「+」マークで表されており、この+の数が多いほどUVAを防げるということになっています。
UVAは地表に降り注ぐ紫外線の約9割を占めるといわれ、雲や窓ガラスも透過して肌に届いてしまいます。屋内で過ごすことが多い方は、SPFの数値よりもPAの+を重視して選ぶと良いでしょう。
炎天下でのレジャーやマリンスポーツなど、長い時間太陽光を遮ることのできない場所に滞在する時は、SPF・PA共に数値の高いものを選ぶと良さそうです。一方、屋外での軽いスポーツや買い物、洗濯物干しやゴミ捨てなど、そこまで長時間にならないことが予想される時は、肌への負担を抑えるためにも、SPF・PAいずれも中程度の日焼け止めを選べば十分と言えそうです。
紫外線は季節を問わず降り注いでいるもの。1年を通して対策したいものですね。
効果的な日焼け止めの塗り方

最後に、日焼け止めの効果をより引き出すおすすめの塗り方をご紹介します。
■顔の塗り方
額・両頬・鼻・あご、こめかみに日焼け止めを置き、ムラのないように均一に伸ばします。その後、額、鼻、頬など、高くなっている部分に2度塗りをします。首やデコルテはもちろん、忘れがちな耳にもしっかり塗るようにしましょう。
■腕や脚の塗り方
塗る範囲が広くなるため、ジェルタイプでよく伸びる日焼け止めがおすすめ。出し惜しみせずたっぷり均一に塗るのがポイントです。外出先での塗り直しは、手が汚れないスプレータイプが便利でしょう。サンダルやミュールなどを履く場合は、足先までしっかり塗るのをお忘れなく。
■塗り直しのポイント
手で触りがちな口元は、日焼け止めが落ちやすい部分です。2時間おきなど、こまめな塗り直しを心がけると良いでしょう。メイクの上から使えるスプレータイプや、パウダータイプのものが便利です。
自分に合った日焼け止めを効果的に塗って、紫外線の強い季節を乗り切りましょう。
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