健康食品、自然派化粧品、美味しい食品なら世田谷自然食品

世田谷自然食品公式SNS

LINE連携でもっと便利に!

マイページへのログインがかんたんに!
おトクな情報、お知らせも定期的にお届け!

閉じる
世田谷自然食品がお届けする「せたがや日和」
語源・由来|“他力本願・寝耳に水”の由来・語源

語源・由来|“他力本願・寝耳に水”の由来・語源

ごく普通に使っている言葉でも、どうやってできたのだろう、と思う表現はありませんか?語源をたどってみると、ユニークな由来の言葉は多いのです。今回は、認知度の高いものの、由来はなかなか知られていない「他力本願」・「寝耳に水」の語源をご紹介します。


ごく普通に使っている言葉でも、どうやってできたのだろう、と思う表現はありませんか?語源をたどってみると、ユニークな由来の言葉は多いのです。今回は、認知度の高いものの、由来はなかなか知られていない言葉の語源をご紹介します。

他力本願

「他力本願」とは、自分の力ではなく他人の力にまかせることを表現する言葉です。たとえば、「他力本願では、テストで良い結果は出せない」のように、「人まかせ」と同じく、自分がやらなくても誰かがやるだろうという意味で使われます。しかし、実はこの使い方は誤用から広まったものといわれているのです。
「他力本願」という言葉の元をたどると、浄土真宗の宗祖・親鸞(しんらん)へ行き着きます。親鸞の教えでは、「他力」とは他人の力ではなく阿弥陀如来の力のことを指します。そして「本願」とは阿弥陀如来が生命を持つすべての者を救い、極楽浄土へ往生させる願いのこと。つまり本来の「他力本願」とは、阿弥陀如来の力によって成仏させるという、浄土教や阿弥陀信仰の根本となる教義なのです。
しかし現在では、阿弥陀如来の力である「他力」の宗教的な意味が消え、単に「他人の力」に頼るという意味で多用されています。
ちなみに、阿弥陀仏が修行中、法蔵菩薩であった頃に、仏になるために立てたといわれる願い「四十八願(しじゅうはちがん)」。この中で一番重要だったのが、十八番目の願いに当たる「本願」だったそうです。これが転じて、得意なことを表す「十八番(おはこ)」という単語が生まれたという説があります。

寝耳に水

思いがけないことが起こったり、思いもよらない知らせを受けたりした時に使う言葉です。たとえば、「彼が自動車事故に遭うなんて、寝耳に水だった」のように、予想していなかった状況に直面した時に使います。この言葉の由来を、「眠っている時に耳に水が入り、驚いた様子を表している」と想像する方も多いのではないでしょうか。
この言葉の語源は、眠っている時に水の音が聞こえたことに由来しています。これは、豊臣秀吉の生涯を記した伝記『太閤記』の「城中は寝耳に水の入りたるごとく驚き給えり」という一節が元になっているそうです。この一節は、就寝中に洪水が起こり濁流の流れる音が聞こえた、または洪水を知らせる人の声が耳に入った様子を表しています。つまり「水」とは「洪水の音」、眠っている時に不意に洪水が起こるという予想外の出来事が、「寝耳に水」という表現につながったというわけです。それがいつしか、「寝耳」「水」という漢字から連想されて、「眠っている時に耳に水が入った」という意味に解されるようになったのでしょう。

関連する投稿


散策|新緑の時期に歩きたい、自然豊かな観光地5選

散策|新緑の時期に歩きたい、自然豊かな観光地5選

ゴールデンウィークから初夏にかけては、陽気に誘われて過ごしやすい時季です。そこで今回は、これまでご紹介してきた旅記事のなかで、「丸山千枚田」「奥入瀬渓流」「尾瀬国立公園」などの、新緑が美しい自然豊かな観光地や散策ルートをご紹介します。


日常生活マナー|いまさら聞けない、クレジットカードの使い方

日常生活マナー|いまさら聞けない、クレジットカードの使い方

キャッシュレス決済を利用する方が増えるなか、最も使用されているのがクレジットカード。しかし、これまでクレジットカードをあまり使用されていなかった方や、これからクレジットカードの使用を考えている方には分からないことも多いのではないでしょうか。そこで今回は、いまさら聞けないクレジットカードの使い方や、注意したいポイントについてご紹介します。


語源・由来|「お雑煮」「羽根つき」 正月にまつわるめでたい由来

語源・由来|「お雑煮」「羽根つき」 正月にまつわるめでたい由来

季節ごとの習わしや行事食は多々あれど、中でもお正月にまつわるものは、多く現代に残っています。今は簡略化されてしまって、そもそもの由来に思いを馳せることは少なくなっているかもしれません。今回は「お雑煮」と「羽根つき」が始まった理由や、言葉の意味をご紹介します。


イベント事のマナー|年の前半の締めくくり「夏越の祓」で、後半も健やかに

イベント事のマナー|年の前半の締めくくり「夏越の祓」で、後半も健やかに

6月の終わりに行われる「夏越の祓(なごしのはらえ)」は、半年分の穢れを祓って夏を迎え、残りの半年を健やかに過ごすための神事。日本各地の神社で行われ、基本的にどなたでも参列できます。今回は、年の前半の締めくくりである夏越の祓について、また、茅の輪(ちのわ)くぐりのふるまい方についてご紹介します。


散策|美しい渓流や苔に癒やされる川沿い散策「奥入瀬渓流」(青森県)

散策|美しい渓流や苔に癒やされる川沿い散策「奥入瀬渓流」(青森県)

十和田八幡平国立公園(青森県)を代表する景勝地のひとつが「奥入瀬(おいらせ)渓流」です。十和田湖から流れ出る奥入瀬渓流は、国指定の特別名勝、天然記念物にも指定されています。四季折々の自然が満喫でき、遊歩道もしっかり整備されています。高村光太郎作の乙女の像でも知られる十和田湖と合わせての散策がおすすめで、ガイド付きのネイチャーツアーも開催されています。「星野リゾート奥入瀬渓流ホテル」で大人で優雅なリゾートも楽しめます。


最新の投稿


健康習慣|寿命を延ばすスポーツ第1位はテニス、その理由とは?

健康習慣|寿命を延ばすスポーツ第1位はテニス、その理由とは?

人生100年時代に向けて寿命の捉え方も変化し、日常を制限なく生活できる期間とされる健康寿命への関心が高まっています。健康的な人生の時間を延ばすには、どんな生活を送るといいのでしょう。近年の研究では、テニスをする人はまったくしない人に対して死亡率が47%少なく、習慣化している人は平均寿命が9.7年も長いことが分かっています。今回は、テニスの習慣化による健康効果や寿命を延ばす理由について解説します。


健康メニュー|朝食をちょっとした工夫でヘルシーに

健康メニュー|朝食をちょっとした工夫でヘルシーに

朝食は、1日のスタートを切るための大事な栄養源です。できるだけ栄養バランスのとれたヘルシーメニューを摂りたいものですが、毎朝続けるのはなかなか難しいと感じている方は多いのではないでしょうか。今回は、少しの工夫で朝食をヘルシーにするコツをご紹介します。


楽しいコミュニケーションで心身の健康アップ!

楽しいコミュニケーションで心身の健康アップ!

コミュニケーションの大切さや、心身の健康維持に効果的なポイントをご紹介します。


健康メニュー|春の郷土寿司、全国津々浦々の美味しさを訪ねて

健康メニュー|春の郷土寿司、全国津々浦々の美味しさを訪ねて

春の旬の食材が味わえる「郷土寿司」。古くから保存食としてや、お祭りやお祝いの席で食べられてきた趣のある料理で、地域ごとにさまざまな個性を持っています。今回は、長く愛され続けてきたその歴史や味わいについて詳しくご紹介します。


健康習慣|毎月違う品種が開花する、花の女王「バラ」を愛でる

健康習慣|毎月違う品種が開花する、花の女王「バラ」を愛でる

華やかで愛情を表現する花の代表格といえる「バラ」。バラは5~6月に咲くのが一般的ですが、品種によっては1年を通して楽しめるのも特徴です。今回は、バラが咲く時期やバラの花言葉、さまざまな健康効果も期待できるバラ茶やバラの香りについてご紹介します。