健康メニュー|海の魚がなぜ「河豚」? 「フグ」の豆知識
フグといえば、からだを大きくふくらませる、毒を持っているなどの特徴はよく知られていますが、漢字表記の「河豚」の由来や可食部の栄養素についてはよく知らない方も多いのではないでしょうか。今回は、「河豚」の由来を含むフグの基本知識やフグの栄養、おすすめの食べ方についてご紹介します。
フグといえば、からだを大きくふくらませる、毒を持っているなどの特徴はよく知られていますが、漢字表記の「河豚」の由来や可食部の栄養素についてはよく知らない方も多いのではないでしょうか。今回は、「河豚」の由来を含むフグの基本知識やフグの栄養、おすすめの食べ方についてご紹介します。
「河豚(フグ)」はなぜ「河の豚」?
フグとは、世界中に約300種類以上あるフグ目フグ科の魚の総称です。海で生息する魚と思われがちですが、種類によって生育環境は異なり、東南アジアやアフリカなどの地域では淡水に生息する種もあります。
フグは漢字で「河豚」と書きます。なぜこの漢字が当てられたかという由来は、中国にあります。中国では、昔から黄河や揚子江などの川に生息するメフグが食用とされており、フグがまるで豚のような見た目だったことが、「河豚」という名称の由来といわれます。
フグはずんぐりとしたからだをふくらませることで有名です。これは、命の危険を感じた時、内臓にある「膨張のう」という袋を水や空気でふくらませてからだを大きくし、外敵から身を守っているのです。また、フグはトゲのようなうろこを持つものや、うろこのないものがあるなど、他の魚と異なる特徴を持っています。
フグが持つ他の魚と大きく異なる特徴といえば、毒です。フグの肝臓や卵巣などの内臓には、テトロドトキシンという神経毒が含まれています。毒の強さは個体差や季節によっても差が大きく、特に12月から3月までの間に漁獲されたフグのテトロドトキシンは毒性が強くなります。テトロドトキシンは青酸カリの1000倍以上ともいわれる猛毒で、加熱しても分解されることはなく、解毒剤もありません。フグ毒の食中毒にかかるケースは素人調理によるものが大半なので、フグは必ず資格所持者が調理する必要があります。
毒があるのは知っているけれど……フグの栄養は?
フグには毒があることはよく知られていますが、フグの可食部の栄養について知っている方はなかなかいないのではないでしょうか。漁獲量が多い代表的なフグの種類「マフグ」は身と白子が可食部ですが、可食部100グラムあたりのカロリーは、鶏ささみよりも低い78キロカロリー。たんぱく質が18.9グラムも含まれているため、ダイエット食によく用いられる鶏ささみよりも低カロリーでヘルシーな食材なのです。
その他にも、フグにはナトリウムを体外に排出するカリウム、糖質や脂質、たんぱく質をエネルギーに変える際に必要不可欠なナイアシン、貧血予防に効果的な鉄や亜鉛などの豊富な栄養が含まれています。マフグに関しては、疲労回復効果が期待できるアミノ酸の一種アスパラギン酸がトラフグの4倍も含まれています。毒はあるものの、フグは無毒な可食部のみであれば健康や疲労回復によい効果が期待できる栄養豊富な魚です。
フグのおすすめの食べ方
フグは、さまざまな方法でおいしく食べられる魚です。フグの代表的な食べ方といえば、刺身。薄く引いたフグの刺身「フグ刺し」は、花のように大皿に美しく盛り付けられます。これには高い技術が必要で、目でも楽しめるフグ料理の醍醐味を味わえる料理です。
フグの身の食感を楽しみたい時は、カラッと揚げた唐揚げにしてみましょう。淡白な味わいのふっくらとした身は、油で揚げることで香ばしさがアップします。衣を薄めにすると、さっくりとした歯ざわりでヘルシーに仕上げられます。
冬は、からだがあたたまる鍋料理にすると、あっさりとしたヘルシーなフグの身と、野菜の出汁の味わいが楽しめます。鍋を食べ終わった後にごはんと溶き卵を入れて作るおじやは、フグと野菜のコクとうま味たっぷりな鍋のシメのメニューになります。
おじやももちろんおいしいですが、ぜいたくにフグ雑炊として単品で食べるのもおすすめ。世田谷自然食品の「雑炊3種セット」では、カニ雑炊、紅鮭雑炊に加えてフグの豊かな味わいとふわふわの卵の味が溶け合ったフグ雑炊をセット。フリーズドライなので、お湯を注ぐだけで手軽に本格的なフグを楽しめる雑炊が味わえます。
フグは他の魚と異なる形状や毒を持つ危険性のある魚ですが、きちんと調理していれば安全に、おいしい身を味わえます。これからの季節は鍋料理としても楽しめるので、さまざまな調理法でフグを楽しんでみてはいかがでしょうか。
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