野菜の豆知識|食べ比べたい!梨の種類やおいしい梨の選び方
甘くてみずみずしい味わいが魅力の梨は、夏の暑い時期に食べるにはぴったりのフルーツです。梨にはさまざまな品種があり、品種ごとに甘さや食感なども異なります。今回は、日本で販売されている梨の品種の違いや保存方法、梨のメジャーな品種「梨の三水」についてご紹介します。
甘くてみずみずしい味わいが魅力の梨は、夏の暑い時期に食べるにはぴったりのフルーツです。梨にはさまざまな品種があり、品種ごとに甘さや食感なども異なります。今回は、日本で販売されている梨の品種の違いや保存方法、梨のメジャーな品種「梨の三水」についてご紹介します。
日本の梨は、「赤梨」「青梨」の2種類
日本で多く流通している、いわゆる「日本梨(和梨)」にはさまざまな種類がありますが、実は日本梨には大きく分けて「赤梨」と「青梨」の2種類があることをご存じでしょうか。赤梨と青梨は果皮の色で見分けられ、赤みがかった皮が赤梨、黄緑色の皮が青梨です。赤梨のみ、成熟すると皮にザラザラとした斑点がみられます。
赤梨と青梨の主な品種は、以下の通りです。
・赤梨:幸水、豊水、新高など
・青梨:二十世紀、かおり、菊水など
赤梨と青梨は、味にも違いがあります。赤梨は果肉が柔らかく果汁がたっぷりで、強い甘みと控えめな酸味が特徴。青梨は、スッキリとした透明感のある甘さに爽やかな酸味が感じられる味わいです。
おいしい梨の選び方
おいしい梨を選ぶには、いくつかのポイントがあります。軸が太めで、ふっくらとした形状にずっしりとした重みがあり、果皮にハリがあり傷や色ムラがないもの。完熟した梨は果皮のザラザラが減ってくるので、すぐに食べる時は果皮の状態もチェックしましょう。
さらに赤梨と青梨の違いで、梨の選び方も少し変わります。赤梨は熟すにつれて果皮の色が緑色、黄土色、赤茶色へ、青梨は緑色、黄緑色、黄色へと変わります。熟したと判断できる果皮の梨が必ず甘いわけではないものの、熟す前と比較すると酸味は抜けています。酸味が残った梨が好みであれば、緑色の果皮を選ぶとよいでしょう。
蜜がたまりやすい品種の場合、輪切りにすると中心部分が褐変してりんごのように蜜が入る「蜜(みつ)症」が出ることがあります。蜜症がひどいと食感や日持ちが悪くなりますが、軽度の場合は甘さが増し、おいしく味わえることも。蜜症は外観からは見分けにくいので、もし梨に褐変した蜜があった場合は、取り除いて食べましょう。
また、梨は冷やすと糖度が増すので、食べる前に冷やしておくのがおすすめです。
早めに食べよう、梨の保存方法
西洋梨は、収穫後においていても甘さが増す「追熟」がありますが、日本梨には基本的に追熟はありません。つまり、購入後においていても甘さは変わることはないのです。梨は果肉が柔らかく傷みやすいため、購入後はできるだけ早めに食べるのがポイント。購入後にすぐ食べない場合は、梨を1個ずつビニール袋に入れて冷蔵庫の野菜室に入れておけば、1週間ほどは日持ちします。
なお、南水や愛宕、晩三吉(おくさんきち)など、一部の品種は日持ちがよく、1週間以上保存できます。保存向きである晩三吉なら、上手に保存すれば半年もの長期保存が可能です。
梨の三水「新水、幸水、豊水」
日本の梨でメジャーな品種といわれるのが、「梨の三水」と呼ばれる新水、幸水、豊水の3品種です。
■新水
他の品種より早い8月上旬頃から出回り、小ぶりなサイズが特徴。柔らかい果肉にたっぷりの果汁、甘さの中にほどよい酸味が加わった濃厚な味わいです。サイズの小ささや病気に弱いことから、近年は流通量が減っています。
■幸水
日本梨の中で最もよく知られている品種です。新水より収穫時期が早く、7月中旬から収穫がはじまり、9月上旬頃まで出回ります。水分量が多いので果汁が多くジューシーで、酸味が少なく強い甘みで柔らかい果肉を持ちます。
■豊水
幸水とともに、メジャーで人気の高い品種です。幸水よりもサイズが大きく、しっかりとした甘みにほどよい酸味、シャリシャリとみずみずしい食感のさっぱりとした味わいです。幸水よりサイズが大きめで、日持ちしやすい特徴もあります。
世田谷自然食品では、「旬のフルーツ定期便(マイスター特選コース)」で梨の三水の中でも最もメジャーな幸水をお届けしています。フルーツのプロが厳選した全国の旬の果物を、いちばんおいしい時期に届けてもらえます。自宅にいながら、おいしい梨を味わうのにおすすめです。
梨は日本で栽培されているだけでも赤梨、青梨の違いに加えて多くの品種があり、それぞれ違った味が楽しめます。これから旬を迎える梨を上手に選んで、家庭で味わってみましょう。
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