
健康メニュー|柚子胡椒は「胡椒」なのに、なぜピリ辛?
柚子胡椒は、名前に「胡椒」とついていますが、なぜか「胡椒」の刺激ではなくピリッとした辛さがある調味料。香り高くアクセントになる辛さは、さまざまな鍋料理、うどん、パスタ、和え物などによく合い、味わいに深みを与えてくれます。今回は、柚子胡椒の名前の由来をはじめ、栄養面、健康的な食べ方についてご紹介します。
柚子胡椒は、名前に「胡椒」とついていますが、なぜか「胡椒」の刺激ではなくピリッとした辛さがある調味料。香り高くアクセントになる辛さは、さまざまな鍋料理、うどん、パスタ、和え物などによく合い、味わいに深みを与えてくれます。今回は、柚子胡椒の名前の由来をはじめ、栄養面、健康的な食べ方についてご紹介します。

柚子胡椒の「胡椒」、実は唐辛子のことだった!

柚子胡椒は、細かく刻んだ柚子の皮と唐辛子をすりつぶし、食塩を加えた調味料です。九州地方のなかでも大分県が発祥といわれ、今では特産品として広く知られるようになりました。九州の一部の地域では、唐辛子のことを「胡椒」と呼ぶことから、柚子胡椒という名が定着しました。爽やかな香りとほどよい辛さがあり、水炊きなどの鍋物、うどん、焼き鳥、餃子などの薬味、汁物などの調味料として加えると、味に変化を与え、風味も豊かになります。
柚子胡椒は、青唐辛子と青柚子を用いた緑色のものが一般的です。その他、赤唐辛子や青柚子、黄柚子の組み合わせによって、黄色や赤色の柚子胡椒となります。味わいは、緑色のほうが辛味が強く、赤色のほうが香りが高いといわれていますので、お料理に合わせて使い分けてみてはいかがでしょうか。
柚子胡椒は、栄養的にも優秀な食品

柚子の皮には、レモン果実の約3倍のビタミンCが含まれています。果皮には、芳香の元となるリモネンやシトラールもたっぷり。リモネンは、交感神経を刺激して血行を促すことで、からだの代謝や消化活動を活発にしてくれます。
唐辛子の辛味成分であるカプサイシンは、体温を上げて血行をスムーズにすることによる代謝を高める効果、さらにはダイエット効果も期待できます。
塩分が気になる場合は、食べ方を工夫して

柚子胡椒の食塩相当量は、お弁当・惣菜用の小袋の一般的な量(約2グラム)を1食分とすると、柚子胡椒2グラムでは塩分は約0.5グラムとなります。4分の1を塩分で占めているので、摂り過ぎには注意したいものです。
塩分を抑えるには、食材に薄くまぶしたり、食べる度に少しずつつけたりして味わうのがおすすめです。唐辛子に含まれるカプサイシンの摂り過ぎも防ぎ、胃の負担を軽減できます。
※食塩相当量はメーカーによって差があります。
柚子胡椒のおすすめの食べ方について

柚子胡椒は、和洋中にこだわらず、意外な食材ともおいしく合わせられます。栄養的かつ減塩メニューとしても、おすすめの食べ方をご紹介します。
■れんこんの柚子胡椒炒め
柚子の皮のビタミンCと、れんこんのあくに含まれるポリフェノールで、ダブルの抗酸化作用が期待できます。柚子胡椒を少量まぶして食べるなら塩分を摂り過ぎず、食物繊維たっぷりの一品となります。れんこんをあく抜きする場合は、栄養だけでなく香りやうま味も逃げてしまうため、短時間にするのがポイントです。
■納豆の柚子胡椒和え
ついつい納豆にお醤油を足してしまう方には、柚子胡椒をプラスしてみてはいかがでしょう。柚子胡椒なら、香りや辛味も加わり、味がしっかりと決まります。少量を足すだけなら、塩分を抑えることも可能に。納豆独特のクセも和らげられます。
世田谷自然食品の「温彩特選便 彩り御膳 12食セット」は、主菜+副菜3品からなる、12種の彩り御膳を毎月お届け。12種のなかには、「れんこんの柚子胡椒炒め」の副菜を含む御膳もご用意しています。
柚子胡椒の爽やかな辛味で、いつものメニューがこだわりの一品に仕上がります。唐辛子のパワーでからだもあたたまり、自然に食欲もアップ。調味料のひとつとして常備しておくことで、お料理の幅もぐんと広がります。
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