2021年05月21日

健康習慣|野菜の種類をおさらい 緑黄色野菜の定義って?

「緑黄色野菜は体にいい」ことや「カボチャやにんじんは緑黄色野菜」だと知っていても、いざ「じゃあ、緑黄色野菜の定義って?」と聞かれると案外答えられないものです。今回は、こうした「野菜の種類」に関する知識と、関連記事をご紹介します。


 

「緑黄色野菜は体にいい」ことや「カボチャやにんじんは緑黄色野菜」だと知っていても、いざ「じゃあ、緑黄色野菜の定義って?」と聞かれると案外答えられないものです。今回は、こうした「野菜の種類」に関する知識と、関連記事をご紹介します。

「緑黄色野菜」はどんな野菜?

厚生労働省が決めた基準がある!ポイントはカロテン

一般的には色の濃い野菜のことを緑黄色野菜といいますが、実は厚生労働省により「原則として可食部100グラムあたりのカロテン(カロチン)含量が600マイクログラム(μg)以上の野菜」という、より細かい基準が定められています。トマトや青いピーマンは、厳密にはこの基準を満たさないのですが、1回あたりに食べる量や、食べる機会が多く、十分にカロテンを摂れるので緑黄色野菜に含められています。

三つ葉やカイワレ大根も緑黄色野菜

一見、色の濃い野菜ではない三つ葉やカイワレ大根も、厚生労働省の基準では緑黄色野菜にあたります。ただし、これは「可食部100グラムあたり」という単位もポイント。煮物サイズに切り分けたカボチャであれば3個程度ですが、広く出回っている糸三つ葉は、1束丸ごとでも可食部100グラムに満たないことが多いようです。
他にも、サヤエンドウ、サヤインゲン、グリーンアスパラなどが緑黄色野菜であることを知らない方や、「言われてみれば……」という方も多いのではないでしょうか。

緑黄色野菜をもっと知ろう

本サイトでも、これまでに多くの緑黄色野菜を取り扱ってきましたのでご紹介していきます。意外な顔ぶれもあるかもしれませんね。

緑黄色野菜には、独特の風味が強い野菜も多く見られます。薬味など、料理に少し加えるだけでも楽しめますが、たまにはたっぷり食べられるメニューに挑戦するのもいいかもしれません。

「かぶも緑黄色野菜」と聞くと驚くかもしれませんが、実は緑黄色野菜にあたるのは、実ではなく葉のほうなのです。残さず食べて、栄養をたっぷり摂りたいところですね。

暑い季節、体力をつけるためにぜひ食べたい夏野菜にも、多くの緑黄色野菜があります。粘りけのある野菜が多いのも特徴的です。

色あざやかな根菜類の緑黄色野菜は、ご存じの方も多いかもしれませんね。野菜ジュースの素材として定番の野菜でもあります。

「淡色野菜」はどんな野菜?

 

実は「淡色野菜」は特に基準のない呼び方

緑黄色野菜には基準が設けられていますが、引き合いに出されることが多い「淡色野菜」は、そもそも「有色野菜以外の野菜」というだけで、明確な基準はありません。厚生労働省でも、緑黄色野菜以外は「その他の野菜」と分類しています。

カロテン以外の栄養をたっぷり含む野菜も

緑黄色野菜に対して、淡色野菜は栄養に乏しいイメージになりがちですが、そもそも厚生労働省の基準はカロテンの含量だけのこと。食物繊維はもちろん、ビタミンCやポリフェノールなど、体のために摂りたい栄養素をたくさん含んでいる野菜も少なくないのです。

淡色野菜をもっと知ろう

淡色野菜といえば、大根やカリフラワーのような白い野菜を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。くせがなく、調理しやすい野菜も多いですよね。

本サイトでも、これまでに多くの淡色野菜を取り扱ってきましたのでご紹介しましょう。栄養たっぷりの顔ぶれなのがお分かりいただけますよ。

淡色野菜にはウリ科の野菜も多く存在します。実はスイカやメロンもウリ科の植物で、学術上は淡色野菜の仲間なのです。

濃い色が印象的なナスも、実は淡色野菜です。キュウリやズッキーニもそうですが、皮の色が濃くても、身が白いところが特徴的です。

緑黄色野菜も淡色野菜も、それぞれ栄養が詰まっていますから、どちらかに偏るのではなく、バランスよく食べるのが理想的です。世田谷自然食品でも、今回ご紹介した緑黄色野菜・淡色野菜がいくつも含まれているジュース類を取り扱っています。詳しくは下記の記事を参考にしてみてください。