野菜の豆知識|秋かぶ 春よりも甘みが強い味わいに
かぶの旬と聞いて、思い浮かべるのはいつの季節でしょうか。実は、かぶには年に2回の旬があり、それぞれ特徴が違うのです。今まさに旬を迎えている秋かぶは、実が詰まって甘みが強く、煮物などの加熱調理に向いているといわれます。今回は、かぶの栄養やおすすめの食べ方についてご紹介します。
かぶの旬と聞いて、思い浮かべるのはいつの季節でしょうか。実は、かぶには年に2回の旬があり、それぞれ特徴が違うのです。今回は、かぶの栄養や、今まさに旬を迎えている秋かぶのおすすめの食べ方についてご紹介します。
かぶの旬は春?秋?
■やわらかさが特徴の春かぶ、甘みが特徴の秋かぶ
「スズナ」の別名を持つ七草がゆの具材でもあり、寒い時期のイメージも強いかぶ。実は、かぶの収穫時期、つまり旬は春と秋の年2回あります。
一般的に、春にとれるかぶは皮までやわらかく、みずみずしい食感で生食に向いているといわれますが、秋にとれるかぶはより実が詰まって甘みが強く、煮物などの加熱調理に向いているといわれます。
かぶが多く含む栄養素は?
■ビタミンCや消化を助ける酵素が多い
かぶにはビタミンCをはじめとするビタミン類やミネラル類が多く含まれており、大根と同様に消化を助ける酵素アミラーゼも豊富です。大根おろしに比べるとあまり見かけない調理法ではありますが、かぶを生のまますりおろしたものも、アミラーゼが効率よく摂れ、大根よりも辛みが少なく食べやすいのでおすすめです。
■捨てられがちな葉には、根(実)以上に豊富な栄養が!
ゴワゴワしてかたいことから、捨てられがちなかぶの葉ですが、実は栄養面では根(実)以上に優れています。かぶの根は淡色野菜ですが、葉は緑黄色野菜で、ビタミンEやカルシウムなどを多く含んでおり、ビタミンCも根の数倍に及びます。筋肉のもととなるたんぱく質や、抗酸化作用に優れたβカロテンなど、根には含まれない栄養素もたっぷり。捨てるのはもったいないほどの食材なのです。
かぶの下ごしらえは部位ごとに
■葉と根はすぐに切り分けて保存
かぶは何もせずに保存していると、根の水分や栄養が葉に奪われてしまいます。手に入れたらすぐに葉の根元から切り分け、葉は根元を濡らした紙などで湿らせながら袋に入れ、立てて保存しましょう。根は1つずつ紙で包んで袋に入れます。
■一番おいしい葉の付け根は水につけて泥をとる
葉の付け根は泥汚れなどが残りがちではありますが、最もおいしい部分でもあります。調理の際は切り分けた後にしばらく水につけるなどして汚れを浮かせ、しっかり取り除くようにします。
■葉は短く切り、湯通しでアクをとる
葉は長いままだと繊維質で食べづらいので、湯通ししてアクを抜いてから食べやすい大きさに切って調理しましょう。切った後、サッとゆでて水を切り、冷凍保存しておくのもおすすめです。
秋かぶのおすすめの食べ方
■甘みを生かしてシチューや煮物などの煮込み料理に
秋かぶは特徴である甘みを生かして、シチューや煮物などの煮込み料理にするのがおすすめ。ほくほくとした食感で体もあたたまります。七草がゆのように、すりおろしておかゆやリゾットの具にしてもおいしくいただけます。
かたい葉も、じっくり煮込めば食べやすくなるので一緒に煮てしまいましょう。ビタミンCなどの水に溶けやすい栄養素も、汁ごといただけば逃さず食べられます。
■むいた皮は食感を生かしてきんぴらで
野菜は皮や皮に近い部分の方が栄養に富んでいるものですが、かぶは皮の部分に繊維が多く、特に秋かぶは皮がついたままだと食感がかたくなります。煮物にする分などは皮をむき、むいた皮はかための食感を生かしてきんぴらにするなど、工夫してみましょう。炒める時はサッと短時間で済ませることで、熱に弱いアミラーゼなども損なわずに食べられます。
かぶの葉と根を一緒に食べられる料理といえば、寒い時期にうれしい鍋料理もありますね。余ったかぶでおろしダレを作れば、体をあたためながら胃にもやさしいメニューになります。淡白な味で、さまざまな料理に合う秋かぶ、ぜひアイデアを生かしてアレンジしてみてください。
関連する投稿
健康メニュー|暑くなる前に「煮込まないスープ」のレパートリーを増やそう
「煮込まないスープ」は、短時間で手軽に作れるので忙しい朝や暑い時期にもぴったりだと最近話題のメニューです。今回は、煮込まないスープを作る際に押さえておきたい煮込み時間を短縮するためのコツやおすすめの具材・味付けのバリエーションを解説します。
健康メニュー|「春雨」の名付け親は日本! その由来とおいしい活用法
「春雨」と聞くと、天気と食材のどちらを思い浮かべますか。実はこの二つは、まったく無関係ではありません。今回は、身近な食材である春雨の名前の由来や特徴、便利な使い方など、知っておきたい豆知識をご紹介します。
洋食店や喫茶店など、幅広い飲食店で提供されているナポリタンは、パスタの本場イタリアには存在しない日本生まれのメニューであることをご存じでしょうか?今回は、老若男女に愛されているナポリタンの発祥や名称の由来、ご当地メニューとしてのナポリタンなどについて解説します。
健康メニュー|せいろ蒸し 素材のうま味や栄養を逃さずおいしく
食材を並べて蒸すだけの「ほったらかし調理」で、素材のうま味や栄養を逃さず調理できる「せいろ蒸し」は、ヘルシーな調理方法として人気が再燃しています。今回は、せいろ蒸しの基本とせいろの選び方、おすすめメニューをご紹介します。
健康メニュー|語源から現代の防災まで、「羊羹」のおいしい雑学
あたたかいお茶と和菓子の組み合わせが恋しい季節です。羊羹(ようかん)を片手に読んでいただきたい、ちょっとした羊羹の雑学をご紹介します。身近なお菓子でありながら、その語源は意外なルーツを持っています。また、災害などの非常時の備えとしても優秀です。
最新の投稿
健康メニュー|暑くなる前に「煮込まないスープ」のレパートリーを増やそう
「煮込まないスープ」は、短時間で手軽に作れるので忙しい朝や暑い時期にもぴったりだと最近話題のメニューです。今回は、煮込まないスープを作る際に押さえておきたい煮込み時間を短縮するためのコツやおすすめの具材・味付けのバリエーションを解説します。
健康メニュー|「春雨」の名付け親は日本! その由来とおいしい活用法
「春雨」と聞くと、天気と食材のどちらを思い浮かべますか。実はこの二つは、まったく無関係ではありません。今回は、身近な食材である春雨の名前の由来や特徴、便利な使い方など、知っておきたい豆知識をご紹介します。
洋食店や喫茶店など、幅広い飲食店で提供されているナポリタンは、パスタの本場イタリアには存在しない日本生まれのメニューであることをご存じでしょうか?今回は、老若男女に愛されているナポリタンの発祥や名称の由来、ご当地メニューとしてのナポリタンなどについて解説します。
2026年4月1日から改正道路交通法が施行され、自転車の交通違反に「交通反則通告制度(いわゆる青切符)」が導入されます。今後は、交通事故の原因となるような、悪質・危険な違反であった時には反則金が科されることになります。「自転車だから大丈夫」と思っていた行為が、実は違反だった――そんなケースもあるかもしれません。この機会に、自転車の交通ルールをあらためて確認しておきましょう。
健康メニュー|せいろ蒸し 素材のうま味や栄養を逃さずおいしく
食材を並べて蒸すだけの「ほったらかし調理」で、素材のうま味や栄養を逃さず調理できる「せいろ蒸し」は、ヘルシーな調理方法として人気が再燃しています。今回は、せいろ蒸しの基本とせいろの選び方、おすすめメニューをご紹介します。
