2023年06月30日

健康メニュー|「う」がつけばウナギ以外でも!夏の土用

「土用の丑の日に、うなぎを食べる」という風習が根付いていますが、実は夏の土用には、「う」がつく食べ物ならうなぎ以外でもよいとされているのをご存じでしょうか。今回は、夏の土用の由来や、土用の食養生におすすめの「う」のつく食べ物をご紹介します。


「土用の丑の日に、うなぎを食べる」という風習が根付いていますが、実は夏の土用には、「う」がつく食べ物ならうなぎ以外でもよいとされているのをご存じでしょうか。今回は、夏の土用の由来や、土用の食養生におすすめの「う」のつく食べ物をご紹介します。

 

「土用」とは

 

「土用」とは、二十四節気を補助する日本の暦「雑節(ざっせつ)」のひとつ。立春・立夏・立秋・立冬の直前およそ18日間を示す言葉です。土用といえば「夏の土用の丑の日」が思い浮かびますが、春夏秋冬全ての季節に土用があり、期間はその年によって異なります。土用の初日を「土用入り」、最終日を「土用明け」といいます。そして、「丑の日」とは、昔の暦で日にちを数えていた十二支の丑にあたる日を指します。2023年の夏の土用は、7月20日~8月7日です。

夏の土用は、夏バテ予防のために、丑の日に「う」のつくものや黒いものを食べるとよいとされる風習があります。「土用の丑の日」にうなぎを食べる風習がはじまったのは江戸時代。発明家で万能学者の平賀源内が、夏にうなぎが売れなくて困っていた知り合いに、店先に「土用丑の日、うなぎの日」の張り紙をすることをアドバイス。これが評判を呼び、定着したことが由来とされています。

土用の丑の日やうなぎについては、下記の記事も参考にしてみてください。

夏の土用におすすめの「う」のつく食べ物

うなぎ以外にも、夏バテ予防に効果的だといわれる「う」のつく食べ物があります。

食欲増進に「梅干し」

 

「梅はその日の難逃れ」といわれますが、酸っぱいものを食べると胃液や唾液の分泌量が増えて胃の活動が活発になります。梅干しに含まれるクエン酸には、疲労回復効果があるといわれています。

詳しくは下記の記事を参考にしてみてください。

暑気払いに「瓜(きゅうり、冬瓜)」

 

夏が旬のきゅうりは、水分が多く、体温を下げる効果があります。利尿作用があるカリウムも豊富。冬瓜には「冬」の漢字がつきますが、7~9月に収穫される夏野菜。こちらもカリウムが多く含まれ、体にたまった余分な熱を冷ます効果があるといわれています。

食欲の落ちる夏に食べたいきゅうりや冬瓜を使った料理については、下記の記事を参考にしてみてください。

体力をつける「牛」

 

牛肉にはスタミナ源となる良質なたんぱく質が豊富。牛肉のたんぱく質には、健やかな体づくりに欠かせない必須アミノ酸も含まれています。また、鉄や亜鉛などのミネラル分も多く、貧血予防におすすめです。

牛肉については下記の記事も参考にしてみてください。

おなかにやさしい「うどん」

 

油を使わず製麺するうどんは、消化がよいのが魅力。肉や野菜、薬味なども一緒に食べれば、栄養価もアップし、夏バテ予防になります。食欲がなくても、冷やしうどんならさっぱり食べられます。

うどんのおすすめの食べ方については下記の記事を参考にしてみてください。

土用の食養生におすすめの食材はいろいろありますが、やはり「うなぎ」は外せません。世田谷自然食品の「厳選グルメ特選便 高級ブランド肉・海鮮定期便」には、「国産うなぎ」もお届け品に含まれています。職人の手開きで丁寧に焼き上げた蒲焼をぜひ味わってみてください。

夏の土用は、1年のなかでも暑さが厳しく、体に負担がかかりやすい期間。うなぎをはじめ、牛肉や梅干し、きゅうりなど、おいしく味わって夏を元気に過ごしましょう。