2022年06月17日
「夏野菜の○○」と銘打ったメニューが登場するなど、季節ごとの野菜の中でも特に注目されることが多い夏野菜。手ごろな価格で出回る時期になると、つい手に取ってしまっていつも冷蔵庫が一杯に……なんて方もいるのではないでしょうか。今回は、これから旬を迎える夏野菜の栄養や、おすすめの食べ方についてご紹介します。
「夏野菜の○○」と銘打ったメニューが登場するなど、季節ごとの野菜の中でも特に注目されることが多い夏野菜。手ごろな価格で出回る時期になると、つい手に取ってしまっていつも冷蔵庫が一杯に……なんて方もいるのではないでしょうか。今回は、これから旬を迎える夏野菜の栄養や、おすすめの食べ方についてご紹介します。
夏野菜に限らず、野菜はそれぞれ旬の季節に出回るものが、よく育ち栄養価が高いとされています。つまり夏野菜と呼ばれる野菜たちは、夏に食べるのがもっとも効率よく栄養を摂れるということ。また夏野菜の仲間には緑黄色野菜も多く、栄養に優れているのはもちろんのこと、鮮やかな色あいで食欲をそそってくれます。
続いては、夏野菜についてそれぞれ詳しく取り上げた記事をご紹介しましょう。
「ほとんど水分なので栄養に乏しい」などといわれがちなキュウリですが、疲労回復を促すアミノ酸や若々しさを保つビタミンC、高血圧が気になる方におすすめのカリウムなどが多く、実は夏バテを防いでくれる食材でもあります。
太いキュウリのような見た目のズッキーニは、実はかぼちゃの仲間。酸化作用に優れたβ-カロテンやビタミンCを豊富に含んでいます。イタリア料理のイメージが強いものの、淡泊な味わいなので和食にもなじみやすい野菜です。
暖かい地域が産地ということもあって、ことに夏野菜のイメージが強いゴーヤ。ビタミンやミネラルが豊富なのに加えて、独特の苦味には食欲を増進させる働きや、若々しさを保つ抗酸化作用、肝機能を高める、血糖値を下げるなど多くの健康効果が期待できます。
「秋ナスは嫁に食わすな」のことわざから秋野菜だと思われがちですが、ナスは初夏から初秋までと旬の長い野菜です。夏のナスは水分やビタミン、ミネラルが多いことから、夏バテを防ぐのにぴったり。皮には抗酸化作用に優れたポリフェノールもたっぷり含まれています。
厳密には盛夏ではなく、春から初夏、秋が旬のトマト。しかしみずみずしく夏に旬を迎えるほかの食材とも相性がよいため、夏野菜として取り上げられることが多いようです。ちなみに、抗酸化作用で知られるリコピンは、加熱調理や加工食品で摂る方が効率よく取り入れられるのだとか。
栄養たっぷりの夏野菜。最後は、夏野菜をおいしくたっぷり食べられる、おすすめメニューの記事をご紹介しましょう。
暑さばかりを意識しがちな夏ですが、オフィスワークで長時間屋内にいる方などは、冷房でかえって体が冷えてしまうことも。そんな時は、じっくり煮込んだあたたかい夏野菜メニューがおすすめです。スパイスやショウガなど、体をあたためる食材も意識してアレンジしてみましょう。
暑い時はつい、のど越しのいい冷たい麺類などを選びがち。でも、麺とつゆだけのシンプルな食べ方では栄養が偏ってしまいます。薬味たっぷりの麺類アレンジや、具材たっぷりの冷たい汁もので、なるべく多くの食材をバランスよく摂るのがおすすめです。
生食できる品種も多くそのまま食べてよし、加熱調理も和・洋・中とバリエーション豊かな夏野菜。ズッキーニやゴーヤをあたたかいおみそ汁の具材にする、キュウリを炒め物にするなど、一見意外な食べ方でもおいしくいただけます。ぜひ、いろいろなアレンジに挑戦してみてくださいね。