夏バテや冷たいものの摂り過ぎで、食欲が減退している人も多い時期。胃腸が弱っていると、食事が楽しくありませんし、さまざまな不調の原因となることが分かっています。そこで今回は、弱った胃を整える食生活法をご紹介します。食欲の秋に備えて、胃腸を万全にしておきましょう。
2019年09月04日
夏バテや冷たいものの摂り過ぎで、食欲が減退している人も多い時期。胃腸が弱っていると、食事が楽しくありませんし、さまざまな不調の原因となることが分かっています。そこで今回は、弱った胃を整えるために「胃腸にやさしい食生活」をご紹介します。食欲の秋に備えて、胃腸を万全にしておきましょう。
夏バテや冷たいものの摂り過ぎで、食欲が減退している人も多い時期。胃腸が弱っていると、食事が楽しくありませんし、さまざまな不調の原因となることが分かっています。そこで今回は、弱った胃を整える食生活法をご紹介します。食欲の秋に備えて、胃腸を万全にしておきましょう。
私たちの体は食べたものでできていると言っても過言ではありません。胃腸は“体の素”である食べ物を消化・吸収してくれる大切な器官。どうも調子が出ない……そんな時は胃腸が弱っているのかもしれません。
胃が痛かったり、もたれたりする時には「胃腸が弱っているな」と気づけるのですが、胃腸の症状は、そんな分かりやすいものばかりではありません。胃腸が不調な時には、不要なものを便として排出する機能も衰えており、そのため、肌荒れや口臭などにも現れます。
また、腸内環境は免疫力に深く関係しており、もともと胃腸虚弱な方や胃腸の調子が悪い方は、ちょっとしたことで調子を崩し、疲れやすく、風邪をひきやすいことが分かっています。さらに最近では、気分の落ち込みやイライラが腸内環境に関係しているという研究が進んでいます。
腸内環境と免疫力の関係は、以下の記事も参考になるでしょう。
弱った胃腸を元気にするには、どんな食養生が有効なのでしょうか。まずおすすめしたいのが、「してはいけないことをしない」ということです。胃腸をいじめている原因を排除することは、手っ取り早く、とても効果的な方法です。
例えば、以下のような食事をしていないでしょうか。思い当たることがあれば、いろいろ試す前にこれらの習慣を控えることから始めてみてください。
少しならよいのですが、夏は冷たいものばかりという方は見直してみましょう。アイスコーヒーやジュースを白湯に変える、冷たい食事にあたたかいスープを添えるだけでも効果があります。冷蔵庫の麦茶も飲む分だけ出してレンジでチンして飲みましょう。
うなぎや焼き肉、揚げ物などは、胃腸が元気な時にはしっかり消化できてスタミナになりますが、弱っている時にはいつまでもお腹に残って、かえって疲れてしまいます。胃もたれを感じるなら無理をせず、あたたかい豆腐やおかゆなど、消化のよいものを少しだけにして胃腸を休ませましょう。
満腹になるまで食べると、消化器官は消化のためにフル稼働しなくてはならず、とても負担がかかります。「腹八分目」とはよく言ったもので、近年では“やや少なめ”な食生活が、長生きやアンチエイジングに効果的だという実験結果が出てきています。
「腹八分目」のコツや健康効果については、以下の記事も参考にしてみてください。
胃が弱っている時には、せっかく摂った栄養も上手に吸収できません。栄養のある食材はさまざまありますが、まずは消化のよい食べ方をこころがけ、胃腸が元気になるのを待ちましょう。基本は「あっさりした味付け」で「柔らかく煮る」の2点です。
胃腸に影響を与えるのは、食事だけではありません。ストレス、運動不足、寝不足、喫煙など、胃にやさしくない生活習慣は多々あります。特に胃炎になりやすい人は、怒りっぽかったり、こだわりが強かったり、ストレスを感じやすい傾向があるようです。
ストレスを避けるのは難しいことですが、リラックス方法もたくさんあるのが現代のよいところ。いろいろ試して、自分に合うリラックス方法を見つける過程も楽しいものです。本サイトでも、リラックス方法をたくさん紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
以下にその一部をご紹介します。
季節が秋に向かえば、スーパーに並ぶ食材や、飲食店のメニューも秋めいてきます。四季おりおりの食材を楽しめるのは、元気な胃腸があってこそ。今まさに胃腸がつらくて食事が楽しくない方は、まずは季節の食材を柔らかくあたたかくして食べて、体のなかから季節の移り変わりに備えていきましょう。