2021年09月15日
実りの秋、いろいろな食材が旬を迎えます。特にこの時期は、みずみずしいフルーツが目白押し。フルーツには、肌を若々しく保ったりおなかの調子を整えたり、美容や健康にうれしい栄養が豊富に含まれています。そのまま食べるのはもちろん、ドライフルーツや果実酢などにアレンジして、毎日おいしく味わいたいもの。今回は、旬のフルーツの知られざるパワーと、フルーツを手軽に摂るためのレシピをご紹介します。
実りの秋、いろいろな食材が旬を迎えます。特にこの時期は、みずみずしいフルーツが目白押し。フルーツには、肌を若々しく保ったりおなかの調子を整えたり、美容や健康にうれしい栄養が豊富に含まれています。そのまま食べるのはもちろん、ドライフルーツや果実酢などにアレンジして、毎日おいしく味わいたいもの。今回は、旬のフルーツの知られざるパワーと、フルーツを手軽に摂るためのレシピをご紹介します。
ぶどうは、果皮の色によって大きく3種類に分けられ、黒系(巨峰やピオーネなど)・赤系(安芸クイーンや甲斐路など)・白系(シャインマスカットや瀬戸ジャイアンツなど)があります。
ぶどうにはさまざまな栄養が含まれますが、美容面で注目したいのは、ポリフェノールの一種であるアントシアニンとレスベラトロール。特に、黒系と赤系のぶどうに豊富です。アントシアニンは体が酸化するのを防ぐ働きがあり、レスベラトロールは細胞の生まれ変わりを正常に保つのに役立ちます。
ぶどうの栄養については、下記の記事も参考にしてみてください。
柿にはビタミンCがたっぷり。可食部100グラム当たり70ミリグラムのビタミンCが含まれています。ビタミンCはコラーゲンの生成を助け、肌にハリをもたらしてくれます。そのため柿は、夏の間に紫外線によってダメージを受けた肌をいたわるのに、ぴったりのフルーツだといえるでしょう。
また、体内の塩分を排出する働きを持つカリウムも豊富なので、むくみが気になる時に積極的に食べたいフルーツでもあります。カリウムは、生の柿よりも干し柿に多く含まれるといわれています。
柿の栄養については、下記の記事も参考にしてみてください。
梨はほとんどが水分ですが、実は栄養素がたっぷり。なかでも整腸作用が期待できるソルビトールは、フルーツのなかで梨がもっとも多く含むといわれています。ソルビトールの働きによってお通じが促されると、肌の調子の改善につながると考えられています。
また、梨に含まれるアスパラギン酸は、体の疲労回復を助け、新陳代謝を活発にします。アスパラギン酸は、栄養ドリンクに加えられていることが多い成分なので、夏から秋への季節の変わり目で、弱った体にエネルギーをチャージしたい時にもおすすめです。
梨の栄養については、下記の記事も参考にしてみてください。
古代ローマでは“不老不死の果物”と呼ばれ、重宝されていたといういちじく。その栄養素で特徴的なのは、女性ホルモンのひとつであるエストロゲンと似た構造を持つといわれる「植物性エストロゲン」です。
植物性エストロゲンはいちじくの種子に多く含まれ、女性ホルモンの減少によって起こる心身の不調を緩和すると考えられています。さらに、コラーゲンの生成を促す働きもあり、美肌作りに役立ちます。
フルーツの栄養を手軽に摂りたい時におすすめなのが、ドライフルーツ。乾燥させることによって、甘みやうま味がギュッと凝縮されています。そのまま食べるのはもちろん、料理やお菓子に加えてもいいですね。
ただし、市販のドライフルーツは砂糖や添加物が加えられていることも。手作りすれば、素材本来のおいしさを味わえます。ドライフルーツは自宅で簡単に作れるので、いろいろなフルーツで試してみてください。
自家製のドライフルーツは保存料を使っていないため、日持ちは長くありません。干し上がったら密閉容器に入れて湿気を避けて保管し、1週間ほどで食べ切りましょう。
ドライフルーツの栄養については、下記の記事も参考にしてみてください。
フルーツを酢に漬け込んで作る果実酢も、手軽にフルーツの栄養を摂るのにおすすめです。炭酸水やお湯で割って飲んだり、牛乳やヨーグルトに加えたりするほかに、オリーブオイルと混ぜてドレッシングにする使い方もあります。
漬け込んだフルーツはできあがり後に取り出し、そのままおいしく味わいましょう。砂糖を加えて煮るとジャムになりますよ。
旬の食材には、その季節に体が必要としている栄養が豊富に含まれています。秋のフルーツを食生活に積極的に取り入れて、健康な毎日を過ごしましょう。