2021年05月05日

健康メニュー|あさり 酒蒸しやパスタ以外も

あさりといえば、貝類のなかでも身近なもののひとつ。ただ調理法はというと、酒蒸しやお吸いもの、パスタくらいしか思いつかない……という方も多いかもしれません。今回は、あさりの栄養や相性のいい食材、おすすめの調理法についてご紹介します。


 

あさりといえば、貝類のなかでも身近なもののひとつ。ただ調理法はというと、酒蒸しやお吸いもの、パスタくらいしか思いつかない……という方も多いかもしれません。今回は、あさりの栄養や相性のいい食材、おすすめの調理法についてご紹介します。

あさりの栄養について

ミネラルたっぷり、あの「タウリン」も豊富

あさりは骨を健やかにするカルシウムやマグネシウム、血液を健やかにする鉄分やビタミンB12、味覚や免疫力に関わる亜鉛といったミネラル分をたっぷり含んでいます。また、栄養ドリンクなどの成分としても知られ、疲労回復や肝機能を助ける働きをするタウリンも豊富です。あさりの栄養や砂抜きの方法については、下記の記事も参考にしてみてください。

あさり料理に加えたい相乗効果食材

血液を健やかにする「ほうれん草」と「生レモン」

あさりと同じく、鉄分が多い食材といえばほうれん草がよく知られています。そして、鉄分の吸収を助けるビタミンCが多い食材といえば、なんといってもレモン。ビタミンCは熱に弱いので、生の果汁を絞るなどの使い方がおすすめです。また、肉や魚、卵などの動物性たんぱく質は赤血球の中に含まれるヘモグロビンの主成分になりますから、これもぜひ組み合わせてみましょう。下記の記事も参考にしてみてください。

ミネラルの吸収を助け、うま味も増す「トマト」

トマトも鉄分の吸収を助けるビタミンCが豊富な食材のひとつです。生のままだとあさりとは組み合わせにくいかもしれませんが、トマトソースなどで量をたくさん食べればカバーできます。あさりのうま味と、トマトのうま味や酸味は相性抜群ですから、味も期待できますよ。

血液や肝臓を健やかにする「卵」

あさりは悪性の貧血を防ぐ働きがあるビタミンB12を、貝類のなかで最も多く含んでいます。同様にビタミンB12が豊富な食材が卵です。卵は良質のたんぱく質が豊富。たんぱく質には肝細胞の再生をサポートする働きもありますから、あさりのタウリンとも相乗効果が見込めます。

あさりの栄養を逃さないおすすめ調理法

相乗効果食材たっぷりの「深川めし」

東京の郷土料理「深川めし」は、醤油や味噌で煮たあさりをご飯にかけたり、煮汁で炊いたご飯にあさりを混ぜたりと、さまざまな調理法があります。味付けに使われる味噌は鉄分豊富ですし、薬味のネギは鉄分やカルシウムの吸収を助けるビタミンCがたっぷり。卵とじにしてもおいしくいただけます。
深川めしについて詳しくは、下記の記事も参考にしてみてください。

汁物は栄養を逃さない!「おみそ汁」「クラムチャウダー」

 

あさりのうま味や栄養には、煮汁に溶けだしやすいものも多いので、汁ごと食べる調理法がぴったりです。定番のお吸いものや酒蒸しもいいですが、味噌で鉄分が摂れるおみそ汁も栄養面ではおすすめ。カルシウムたっぷりの牛乳と、加熱してもビタミンCが壊れにくいじゃがいもなどが一緒に摂れるクラムチャウダーも、ぜひ取り入れてみてください。

ちょっと意外なメニューもイケる「チャーハン」

ネギや卵など、あさりの相乗効果食材で作る定番メニューといえばチャーハンもそのひとつ。ちょっと意外な組み合わせにも思えますが、あさりのうま味が効いてとてもおいしく仕上がります。冷凍のむき身を使って手軽に作ってもいいですし、チャーハン用のご飯をあさりの出汁で炊くと、さらにうま味を堪能できますよ。

身近なだけに、いつも決まった味で食べてしまいがちなあさり。組み合わせる食材や調理法をアレンジすれば、栄養を逃さず、新鮮な味が楽しめます。この記事を参考に、ぜひ新しいメニューにも挑戦してみてくださいね。