しいたけや昆布などのだし汁と野菜などの具材だけで作れるので、精進料理としてもよく供されるにゅうめん。実は栄養バランスも良く、味付けや具材次第でさまざまな楽しみ方ができるのです。今回は、にゅうめんのバリエーションや、栄養についてご紹介します。
2020年01月24日
しいたけや昆布などのだし汁と野菜などの具材だけで作れるので、精進料理としてもよく供されるにゅうめん。実は栄養バランスも良く、味付けや具材次第でさまざまな楽しみ方ができるのです。今回は、にゅうめんのバリエーションや、栄養についてご紹介します。
しいたけや昆布などのだし汁と野菜などの具材だけで作れるので、精進料理としてもよく供されるにゅうめん。実は栄養バランスも良く、味付けや具材次第でさまざまな楽しみ方ができるのです。今回は、にゅうめんのバリエーションや、栄養についてご紹介します。
にゅうめんは、温かいだし汁などで煮たそうめんを汁ごといただくもので、もともと、手延べそうめんの発祥地といわれる奈良県で生まれた郷土料理です。しかし、そうめんが全国で広く食べられるようになったのと同様に、にゅうめんも全国各地で食べられるようになったのです。
そうめんの淡泊な味も相まって、現在ではさまざまな味付けのにゅうめんが見られます。主なものをご紹介しましょう。
にゅうめんの基本ともいえるすましは、だし汁を中心としたシンプルな味付けです。具材としてはほうれん草をはじめとする青菜や、コクの出る油揚げ、だしの出るしいたけ、干しエビなどがよく見られます。かんきつ類などの薬味も相性が良いメニューです。
とろみ醤油は、主に醤油を使用しただし汁にあんかけ風のとろみがついています。具材としてはにんじんやごぼうなどの根菜類、とろみとの相性がいいかき卵やなめこなどのきのこ類がよく見られます。汁のとろみや、根菜類の栄養など、身体をあたためる効果が期待できるメニューです。
味付けというよりも、おみそ汁でそうめんを煮るといった感じですので、各家庭の味が出やすい味付けかもしれません。豚肉やチンゲン菜などの主張が強い具材や、大きめに切った具材なども組み合わせやすいメニューです。
にゅうめんの具材としては定番のしいたけ。しいたけに含まれる「ポリアミン」は、血管内の炎症を抑え、血管の老化による動脈硬化の進行を防いでくれます。動脈硬化が進みやすい冬には特に食べたい食材なのです。その他にも骨を健やかにするビタミンDや、血液をサラサラにしてくれるレンチオニンとグアニル酸などを含んでいます。
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にゅうめんとネギも相性の良い組み合わせです。一緒に汁で煮込んでもいいのですが、おすすめは生のネギを薬味にする食べ方。生のまま刻むことで増えるネギの辛み成分「アリシン」には、血行を促したり、疲労回復に効果のあるビタミンB1の吸収も助けてくれる効果があります。
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冷えが気になる時は、温かい食べ物だけでなく、身体をなかからあたためてくれる食材も摂りたいところ。そこでおすすめなのが、温かいにゅうめんとすりごまの組み合わせです。すりつぶすことで血行を促し、冷えを改善するごまの成分「セサミン」を、より効率よく取り入れることができます。
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