日本の城で唯一、世界遺産の栄誉を受けている姫路城。別名「白鷺城」と呼ばれている美しい名城です。その美的景観もさることながら、当時の卓越した建築技術も城好きの方々を魅了してやみません。今回は、この白く美しい姫路城をご紹介します。
2018年10月04日
日本の城で唯一、世界遺産の栄誉を受けている姫路城。別名「白鷺城」と呼ばれている美しい名城です。その美的景観もさることながら、当時の卓越した建築技術も城好きの方々を魅了してやみません。要塞としての防御機能や広大な敷地も国内最大のスケールです。今回は、この白く美しい姫路城をご紹介します。
日本の城で唯一、世界遺産の栄誉を受けている姫路城。別名「白鷺城」と呼ばれている美しい名城です。その美的景観もさることながら、当時の卓越した建築技術も城好きの方々を魅了してやみません。今回は、この白く美しい姫路城をご紹介します。
姫路城へのアクセスは、兵庫県のJR姫路駅北口から神姫バスに乗車し、大手門前で下車。姫路城登閣口まで徒歩5分程度で到着です。
世界各地に点在する、歴史的価値の高い建造物・世界遺産。日本では、古都・京都の文化財や、広島県の厳島神社、岐阜県の白川郷など、絶景と呼ばれる名所・旧跡が認定されています。
そのなかでも、ひときわ特別な存在として世界から注目されているのが姫路城。1993年、奈良の法隆寺とともに日本初の文化遺産となりました。
まるで白鷺が翼を広げたような優雅な姿から「白鷺城」とも呼ばれるこの城が、なぜ世界中の人々から注目されるのでしょうか。その秘密についてご紹介していきましょう。
日本で国宝に指定されている姫路城ですが、世界遺産にふさわしいと評価された理由は以下の2つ。
姫路城の完成は、今から400年以上も昔の1609年。それ以降、元の姿を失うことなく、現代の私たちに美しい姿を見せてくれているのです。
姫路城を一度目にしたことのある方なら、その大きさに圧倒されたのではないでしょうか。姫路城は歴史的価値の高さもさることながら、要塞としての規模も国内最高レベルなのです。
城の周囲には防御腺が三重にも張り巡らされており、その様は複雑で巧妙。攻め落とすには一筋縄ではいきません。この防御機能を備えている城は、姫路城を除くと、天下一のお殿様・徳川家が住んでいた江戸城のみ。日本最強の将軍の居城に勝るとも劣らない、鉄壁の要塞なのです。
標高45メートルの姫山に立つ城の本丸・大天守までは、石垣と城自体の高さを合わせると海抜92メートル。当時のお殿様は、姫路の城下町を遙か遠くまで眺めることができたに違いありませんね。
大天守と小天守を渡櫓(わたりやぐら)でつないだ天守群に、独特の屋根が優美さを添えています。純白の外壁ともあいまって、堅牢でありながら美しさも備えた“才色兼備”の城です。
内曲輪の面積は約23ヘクタールにも及び、東京ドームの約5倍に相当します。まさに、どこを見渡してもお城の敷地なのです。
お城へ来たからには、城のなかで一番高い天守閣も行ってみたいもの。もちろん姫路城も天守閣に登り、お殿様気分で姫路の町を見下ろすことができます。
ただし、大天守は6階建てで建築も古く、急勾配な階段が最上階まで続きます。6階までエレベーターを使わずに登ることを考えると、それなりの体力と健脚が必要になるので、無理は禁物。ご自身の体と十分相談しましょう。
天下の名城として愛されてきた姫路城。世界的にも認められた、その美しさと歴史を体感しに、足を運んでみませんか?
※掲載されている情報は平成30年9月現在のものです。