2018年07月18日

健康メニュー|「トマトの冷製ミソスープ」和風にもアレンジしやすく栄養豊富

暑い季節はおみそ汁を食べるのにも汗をかいてしまい、箸が進まない……そんな時、トマトの酸味が食欲をそそる冷製ミソスープはいかがでしょうか?今回は栄養豊富な「トマトの冷製ミソスープ」の調理法や、和風にもなるおすすめの具材をご紹介します。


暑い季節はおみそ汁を食べるのにも汗をかいてしまい、箸が進まない……そんな時、トマトの酸味が食欲をそそる冷製ミソスープはいかがでしょうか?今回は「トマトの冷製ミソスープ」の栄養と調理法、おすすめの具材をご紹介します。

トマトは体にもお肌にもうれしい野菜

 

「リコピン(リコペン)」はトマトやスイカなどに含まれるカロテノイド色素の一種で、これらの特徴的な赤い色の元でもあります。
このリコピンには、善玉コレステロールを増やす働きがあることや、メタボリックシンドロームを防ぐ成分であるアディポネクチンを増加させるということがわかっています。
また、老化やがんの原因になるとされる活性酸素を取り除く抗酸化作用が強く、同じく抗酸化物質であるβカロテンの2倍、ビタミンEの100倍を超えると言われています。
紫外線によって発生し、シミ・そばかすの元となる「活性酸素」を取り除いたり、日焼けの元となる「メラニン色素」の生成を抑える効果も期待できるため、夏の美肌のためにも見逃せない成分です。

トマトについて詳しくは、下記の記事も参考にしてみてください。

トマトの冷製ミソスープの作り方

 

それでは、トマトの冷製ミソスープの基本的な作り方をご紹介しましょう。

1.トマトと具材をだし汁でゆでてひと煮立ちさせます。火が通りにくい素材の場合は先に鍋に入れ、火が通るまで煮てからトマトを入れましょう。

2.味噌を溶いたら火を止めます。

3.ある程度冷ましてから冷蔵庫で30分以上置いておきます。

トマトの冷製ミソスープにおすすめの具材

トマトだけでなく、旬の夏野菜や栄養たっぷりの食材を加えれば、食べやすくてさらに栄養価もアップ!おすすめの具材を紹介しますので、ぜひいろいろな組み合わせを試してみてくださいね。

大葉(青紫蘇)

青紫蘇(シソ)の別名である大葉の独特の香り成分・ペリルアルデヒドには、食欲増進や食中毒予防の効果があります。他にも、必須ミネラルである鉄、マグネシウム、亜鉛、カリウムなどが豊富で、免疫力を上げるβカロテン、ビタミン類、カルシウム、腸の運動を促す不溶性食物繊維が含まれています。
青紫蘇について詳しくは、下記の記事も参考にしてみてください。

みょうが

みょうがの辛み成分のミョウガジオールには抗菌作用があります。独特の香りはαピネンという成分によるもので、リラックス効果や血行を良くする働きがあります。

梅干し

梅干しには全身の新陳代謝を活性化させ、肝臓や腎臓の働きをサポートするピクリン酸が含まれています。また、酸味成分であるクエン酸には、疲労回復や血液を健やかにする、カルシウムの吸収を助けるといった働きがあります。

オクラ

オクラのねばねばには、他のたんぱく質の吸収を助け、粘膜を保護する働きがあるため胃腸をやさしく修復してくれる成分や、コレステロールの吸収を抑えて血糖値の上昇を緩やかにする作用があるペクチンといった成分が含まれています。
詳しくは、下記の記事も参考にしてみてください。

きゅうり

きゅうりは煮立てず、食べる直前に生のまま入れましょう。ビタミンCやβカロテンなどの栄養素を効率よく摂ることができます。余分な塩分を体外に出すカリウムも豊富なので、味噌の塩分が気になる方にもおすすめです。

バジル

バジルには、ほうれん草よりも多くのβカロテンが含まれています。また抗酸化作用に優れたビタミンEも豊富です。βカロテンは油と一緒に摂ると吸収率が高まるので、仕上げにオリーブオイルを加えてみましょう。

今回は冷たくしていただく方法をご紹介しましたが、トマトのミソスープは温かいまま、つまりおみそ汁として食べてもおいしくいただけます。食欲がない時は冷製で、体を冷やしたくない時はおみそ汁で、と体調に合わせてアレンジしてみてはいかがでしょうか。