2020年06月24日
ぐずついた天気が続く梅雨のシーズン。この時季、湿気による髪の毛の広がりやうねりが気になる方は多いのではないでしょうか。ジメジメとしてただでさえ気分が沈みがちなのに、ヘアスタイルが思い通りに決まらないとますますうんざりしてしまいます。「梅雨だから仕方ない」「髪質だから仕方ない」とあきらめずに、原因を理解して適切な対処をすることで悩みが軽減されるかもしれません。今回は、梅雨の時季に知っておきたいヘアケアやスタイリングのコツをご紹介します。
ぐずついた天気が続く梅雨のシーズン。この時季、湿気による髪の毛の広がりやうねりが気になる方は多いのではないでしょうか。ジメジメとしてただでさえ気分が沈みがちなのに、ヘアスタイルが思い通りに決まらないとますますうんざりしてしまいます。「梅雨だから仕方ない」「髪質だから仕方ない」とあきらめずに、原因を理解して適切な対処をすることで悩みが軽減されるかもしれません。今回は、梅雨の時季に知っておきたいヘアケアやスタイリングのコツをご紹介します。
湿気の多い雨の日、「髪の毛をうまくスタイリングできない」「きれいにセットしたのにすぐに崩れてしまう」という経験をしたことがある方も多いことでしょう。その原因のひとつは、髪の毛が受けたダメージだと考えられています。
髪の毛は、キューティクル(表面を覆っている層)・コルテックス(内部の水分を保持する層)・メデュラ(芯の部分)という3つの層で構成されています。健康な髪の毛はキューティクルがうろこ状に何層にも重なり、内側にあるコルテックスとメデュラを保護しています。
しかし、紫外線やヘアカラーなどのダメージによって傷んだ髪の毛は、キューティクルがはがれている状態。雨の日はその隙間を通して外部から湿気が入り込みやすく、コルテックスは水分をため込みます。すると、水分が過剰な状態になった髪の毛1本1本が膨張し、広がりやうねりが生じます。髪の毛が細い方や直毛の方は、水分の重みによってボリュームがダウンしてしまうこともあります。
雨の日にも髪の毛をまとまりやすくするためには、日頃のヘアケアが大切。コツコツと続けて、湿気に負けない健やかな髪の毛を目指しましょう。
シャンプーの選び方については、以下の記事も参考にしてみてください。
トリートメントはダメージを補修する成分を含んだものがおすすめです。髪の毛の広がりが気になる方は、洗い流すタイプのトリートメントに加え、ドライヤーで髪の毛を乾かす前に、洗い流さないタイプのトリートメントを併用するのが効果的。髪の毛の表面がコーティングされ、余分な水分が入り込むのを防ぐことができます。
朝のスタイリング前と夜の就寝前、丁寧にブラッシングをしましょう。ブラッシングをすると、キューティクルの状態が整い、頭皮の余分な皮脂が髪の毛に行き渡ることで自然なツヤが生まれます。ただし、ブラッシングのしすぎは摩擦となり、かえってキューティクルを傷めてしまうので注意しましょう。
濡れた髪の毛は、キューティクルが開いて傷つきやすい状態になっています。そのまま放置すると髪の毛が乾燥してしまうため、お風呂上がりはできるだけ早めにドライヤーで乾かしましょう。
ドライヤーの使い方については、以下の記事も参考にしてみてください。
最後に、雨の日におすすめのスタイリング術をご紹介します。使うアイテムをひと工夫することで、朝にセットしたヘアスタイルが崩れにくくなりますよ。
ヘアアイロンは髪の毛を傷めてしまいそうなイメージがあるかもしれませんが、実は雨の日のスタイリングに役立つアイテム。高温でしっかりと髪の毛を伸ばせるため、ドライヤーでブローをするよりもきれいに仕上がります。
はじめに髪の毛をブロッキング(いくつかの毛束に分けてクリップで留めておくこと)したら、3センチ幅を目安に毛束を取り、少しずつヘアアイロンで伸ばします。一度に取る髪の毛が多すぎると熱が均一に行き渡らず、仕上がりにムラが出てしまいます。セットが終わったら、ドライヤーの冷風で髪の毛をしっかり冷ましましょう。
スタイリング後はヘアオイルやヘアクリームで仕上げると、油分によって湿気をブロックできます。ヘアムースは水分が多いため、髪の毛の内部に水分が入り込んでヘアスタイルが崩れやすくなります。ヘアスタイルがつぶれやすい方は、ヘアスプレーを使ってトップの部分にボリュームをもたせましょう。
ヘアスタイリング剤の選び方については、以下の記事も参考にしてみてください。
ヘアスタイルがばっちり決まると、雨の日でも心が上向きになりそう。憂鬱なシーズンを明るい気持ちで過ごしたいですね。