2019年10月23日

おみそ汁|サツマイモのおみそ汁 あたたまってビタミンCもたっぷり

秋冬はサツマイモのおいしい季節。焼き芋やふかし芋、お菓子なども良いですが、サツマイモをおみそ汁の具にしてもおいしくいただけて、ビタミンCなどの栄養素もたっぷりの食材です。今回は、サツマイモのおみそ汁のメリットや、栄養についてご紹介します。


 

秋冬はサツマイモのおいしい季節。焼き芋やふかし芋、お菓子なども良いですが、サツマイモをおみそ汁の具にしても、おいしくいただけて栄養満点なのです。今回は、サツマイモのおみそ汁のメリットや、栄養についてご紹介します。

ビタミンCが多いのは生野菜やかんきつ類だけじゃない

サツマイモなど芋類もビタミンCが豊富

ビタミンCは、若々しさを保つ、免疫力を高める、血液を健やかにする鉄分の吸収や、骨を健やかにするカルシウムの吸収を高めるなどの働きがある重要な栄養素です。生野菜やかんきつ類などにビタミンCが豊富に含まれていることはよく知られているのですが、実はサツマイモなどの芋類にも、多くのビタミンCが含まれています。

芋類のビタミンCは熱に強く加熱調理向き

野菜やかんきつ類のビタミンCは加熱に弱いことが多く、そのために生で食べるほうが栄養面では効率が良いとされています。一方、芋類のビタミンCは加熱しても壊れにくいのが特徴。温かい料理でもしっかり摂れるのです。

サツマイモのおみそ汁であたたまりながらビタミンCを

 

サツマイモのビタミンCが味噌の鉄分吸収を助ける

味噌は血液を健やかにする鉄分が豊富な食材です。おみそ汁にしてサツマイモと一緒に食べることで、サツマイモのビタミンCが味噌の鉄分吸収を高める相乗効果が期待できます。ほうれん草など、鉄分の多い食材をさらに組み合わせるのもおすすめです。

じっくり加熱することでサツマイモの甘味もアップ

サツマイモなどの根菜類をおみそ汁にする時は、水から煮るのがこつだといわれます。じっくり時間をかけて加熱することで甘味も増し、よりおいしくいただけるようになります。

一晩おいておいしく、すりおろしてとろみづけなど郷土料理も参考に

サツマイモを使ったおみそ汁や温かい汁ものは、各地の郷土料理にもみられます。石川県の「めった汁」はサツマイモをはじめ多くの具材が入ったおみそ汁ですが、一晩おいて味がなじむと、よりおいしくいただけるのが特徴です。また、長崎県の「ヒカド」はすりおろしたサツマイモを使う汁もので、すりおろすことで汁に自然なとろみがつき、消化も良くなります。おみそ汁に応用しても胃に優しく、おいしくいただけるでしょう。
めった汁とヒカドについて詳しくは、下記の記事も参考にしてみてください。

サツマイモのおみそ汁にプラスしたい具材

サツマイモのおみそ汁+豚肉でたんぱく質を摂りつつ若々しく

豚肉のたんぱく質は、筋肉を維持するためにも欠かせない栄養素のひとつです。また、サツマイモと豚肉をおみそ汁で一緒に摂ることで、豚肉のたんぱく質が、サツマイモに多く含まれるビタミンEの、若々しさを保つ働きを助けます。

サツマイモのおみそ汁+小松菜でカルシウムを効率よく

小松菜は野菜のなかでもカルシウムを多く含む食材です。サツマイモに豊富に含まれるビタミンCには、カルシウム吸収を助ける働きがありますから、おみそ汁で一緒に摂ることで、骨を健やかにする働きが期待できるのです。さらに牛乳を加えて、ミルク風味のおみそ汁にしても、カルシウムをたっぷり摂って、おいしくいただける組み合わせです。

体をあたためてくれるだけでなく、栄養面でもメリットが多いサツマイモのおみそ汁。ここでご紹介した以外にも、キノコ類や万能ネギ、玉ネギなど相性の良い食材がたくさんありますから、ぜひお好みのレシピを見つけてみてください。