2023年09月08日

健康メニュー|意外な具材とも合う! 「白和え」のバリエーションを楽しもう

献立の副菜として登場することが多い「白和え」。お豆腐に和える具材も、ひじき、にんじん、インゲンなど定番化している印象が強いため、地味な一品に思われがちですが、伝統的な白和えはもちろん、意外性のある具材と組み合わせることで、白和えのバリエーションがぐんと広がります。今回は、「何を白和えにするか」という視点で、自在に楽しめるコツをお伝えします。


献立の副菜として登場することが多い「白和え」。お豆腐に和える具材も、ひじき、にんじん、インゲンなど定番化している印象が強いため、地味な一品に思われがちですが、伝統的な白和えはもちろん、意外性のある具材と組み合わせることで、白和えのバリエーションがぐんと広がります。今回は、「何を白和えにするか」という視点で、自在に楽しめるコツをお伝えします。

 

「白和え」はいろいろな具材と合う、懐が深いメニュー

 

白和えは、水切りしたお豆腐に野菜類を和えて作る素朴な副菜。自然な甘みのある上品な味わいがゆえに、地味な存在になりがちです。お子さんや若い方々に、あまり人気がないという声も聞かれます。けれど、実は白和えはいろいろな具材を受け止められる度量の広いメニューなのです。伝統的なものから変わり種まで、さまざまな白和えについて見ていきましょう。

昔から親しまれているオーソドックスな白和えの作り方は、こちらからご覧いただけます。

まずは押さえておきたい「白和え」の定番具材

 

白和えの定番具材には、次のようなものがあります。どれも、栄養価が高く、彩りがよい、優秀な和食のメニューといえます。いろいろな定番具材をまとめて和える、またはひとつの具材だけで作っても美味しくいただけます。

定番具材「ひじき」

ひじきは、缶詰やパウチになったものを使えば、和えるだけでOK。水で戻したり、切ったり、煮たりする必要がなく手軽に使える食材です。カルシウム、マグネシウム、食物繊維が豊富で、栄養面も頼りになります。

定番具材「にんじん」

にんじんは、彩りがよく、シャキッとした食感も美味しい野菜。カリウム、β-カロテン、ビタミンCを含み、栄養面も優れています。常備されていることが多い野菜なので、思いついた時にすぐに作れるのもうれしいところです。

定番具材「枝豆」

枝豆は、同じ豆の種類ということで豆腐との相性抜群。豆腐の白に鮮やかな緑が映え、彩りのいい一品に仕上がります。たんぱく質やイソフラボン、ビタミンB1など、栄養がバランスよく含まれています。

定番具材「インゲン」

インゲンも、豆類で豆腐との相性がよいのはもちろん、切り方を工夫することで白和えに歯ごたえのよさをプラスしてくれます。栄養的にも、β-カロテン、カリウム、ビタミンB群、葉酸を豊富に含む、優れた食材です。

インゲンについては、こちらの記事でも紹介しています。

ぜひトライしたい!意外な進化型「白和え」

 

和食のイメージが強い白和えですが、実は洋風に仕上げることもできます。白和えの枠を超えた具材や味付けで、一気にイメージチェンジを。これまで白和えを好まなかった方も、美味しく食べることができるはずです。アイデアいっぱいの進化型白和えにトライしてみませんか。

進化型具材「洋風和え衣」

いつもの「白和え」に、マヨネーズやチーズ、ヨーグルトなどをプラス。一気に洋風に早変わりして、お子さんにも食べやすい味のしっかりとした一品となります。

進化型具材「パセリ」

添え物のイメージの強いパセリですが、葉をつまみとったものを豆腐、ツナ、すり黒ゴマと和えるだけでOK。エッセイストのレシピで有名になった絶品メニューです。

進化型具材「トマト」

トマトのうま味は和食味ともよく合います。水っぽさが気になる時は、おからパウダーを入れて水分を吸わせるとかなり食べやすくなります。

進化型具材「アボカド」

生のまま食べられるアボカドは、手軽に和えて、和風にも洋風にも仕上げられます。ビタミン、ミネラル、カリウムなど栄養たっぷりです。

進化型具材「ブロッコリー」

彩りや味わいのよさで好まれるブロッコリーも、実は白和えにぴったりの食材。和洋どちらにも作れて、和えることで一味違った食感が楽しめます。

世田谷自然食品でも「ひじき白和えのもと」を取り扱っています。お豆腐に混ぜるだけで、ひじきの白和えが気軽に食べられます。

食卓の脇役になりがちな白和えも、今風アレンジで存在感がアップします。栄養価の高い一品としていろいろなバリエーションでぜひお楽しみください。