2023年07月07日

健康メニュー|夏のだるさに「甘酢」を活かそう

調味料として一般的な酢は優れた健康効果が期待できますが、酸味や風味が苦手という方も多いもの。酢をもっと食べやすい調味料として使うなら、甘さを加えた甘酢にしてみましょう。今回は、夏の不調に効果的な甘酢の作り方や使い方をご紹介します。


調味料として一般的な酢は優れた健康効果が期待できますが、酸味や風味が苦手という方も多いもの。酢をもっと食べやすい調味料として使うなら、甘さを加えた甘酢にしてみましょう。今回は、夏の不調に効果的な甘酢の作り方や使い方をご紹介します。

 

「酸味×甘味」が、夏バテを改善!

 

甘酢とは、酢に砂糖と塩を混ぜた合わせた酢の一種です。砂糖の代わりに、みりんを使うこともあります。他の合わせ酢より砂糖の量が多いので、酢の酸っぱさが苦手な方でも、甘みが加わった酸味で比較的食べやすいのが特徴。酢に砂糖を加えて作る合わせ酢には三杯酢もありますが、甘酢の方が砂糖の割合が多いため甘い味わいです。

独特の味わいを持つ酢には、さまざまな健康効果が期待できます。酸っぱい味の元である酢酸やクエン酸には乳酸の蓄積を抑えて、すでに蓄積された乳酸を燃焼する疲労回復効果があるといわれます。また、消化促進効果も期待できるため、甘酢は夏に起こりがちな体のだるさや疲れ、胃もたれなどの不調解消が期待できます。

夏の冷蔵庫に常備したい、基本の甘酢を作り置き

 

甘酢は作り置きができるので、作っておいて冷蔵庫に常備しておくのもおすすめです。

基本の甘酢は、作り方も簡単。鍋に300ミリリットルの酢と砂糖大さじ8、塩小さじ2を加えて煮立たせ、砂糖が溶けたら火からおろして常温に冷ますだけでできあがります。もっと簡単に作りたいなら、材料全てを瓶に入れてよく振れば、使いたい時にすぐに使える簡単甘酢に。

作った甘酢は、冷蔵庫に保存していれば半年ほど日持ちします。一度作り置きをしておけば、すぐに料理に活用できます。

作り置き甘酢の使い方

 

作り置きした甘酢は、さまざまな料理に使えます。甘酢を使った代表的なレシピといえば、甘酢漬けではないでしょうか。半月切りにしたカブに塩を振って水気を切ってから、甘酢を混ぜて味をなじませるだけで簡単にカブの甘酢漬けができあがります。赤唐辛子の輪切りや柚子の皮を加えると異なる風味で味わえるほか、らっきょうや新生姜を漬けるのにも甘酢がマッチします。

甘酢は、ドレッシング代わりとしても使える調味料です。細切りにしたにんじんや白菜にドレッシングとして甘酢をかけるだけで、さっぱりとした夏にぴったりのサラダに。わかめときゅうりを合わせた酢の物の味付けにも、甘酢がおすすめです。

甘酢を使った甘酢あんは、肉や野菜を使った幅広いメニューに使えます。甘酢あんは、甘酢に片栗粉を加えて、とろみが出るまで中火にかけるだけで手軽にできるので、酢豚などの中華料理や肉団子、野菜炒めなどの味付けに使ってみましょう。

夏バテや季節の変わり目に「カレイの甘酢あん」

 

甘酢あんを使ったメニューの中でも、甘酢をメインにするならカレイの甘酢あんがおすすめです。カレイはあっさりとした味わいですが、消化吸収がよく気力を充実させる効果が期待でき、しかも低脂肪高たんぱくなので、夏バテ予防や病中病後に食べるメニューとして最適です。

世田谷自然食品でも、主菜に3種類の副菜がセットになった栄養満点の食事が、レンジ加熱だけで味わえる「温彩特選便 彩り御膳」でカレイの甘酢あんかけをお届けしています。気力も体力も落ちがちな暑い時期でも、レンジにかけるだけで夏バテに効果的な甘酢あんのメニューを気軽に食べられます。

酢の独特な酸味や風味が苦手な方でも甘くて食べやすい甘酢は、冷蔵保存で作り置きもできて、多種多様なメニューで活用できる万能調味料です。だるくて食欲が落ちることが多い夏に甘酢を使って、夏バテを撃退しましょう。