2023年06月02日

健康メニュー|梅雨バテ&夏バテにお酢のチカラ

ジメジメとした梅雨や暑い夏は、どうしても食欲が落ちてバテてしまいがち。そんな時に活用したいのが、「お酢」です。お酢はバテやすい時期にぴったりの効果が期待でき、健康習慣にも役立てられます。今回は、梅雨や夏にぜひ摂りたいお酢が持つ力についてご紹介します。


ジメジメとした梅雨や暑い夏は、どうしても食欲が落ちてバテてしまいがち。そんな時に活用したいのが、「お酢」です。お酢はバテやすい時期にぴったりの効果が期待でき、健康習慣にも役立てられます。今回は、梅雨や夏にぜひ摂りたいお酢が持つ力についてご紹介します。

 

夏にお酢がよい理由

 

糖類やアミノ酸など栄養豊富なお酢は、さまざまな健康によい効果があるといわれます。その効果は基本的に季節を問わないものですが、特に夏によい効果があるのです。

お酢独特の酸っぱい味は唾液と胃液の分泌を促進させるので、食欲が落ちがちな梅雨や夏の暑い時期でも、食欲増進効果や消化をサポートする効果が期待できます。また、お酢には疲労回復効果があることでも知られます。お酢に含まれる酢酸は、不足すると疲労の原因となるグリコーゲンの合成を促進します。さらに酢酸は、疲労を感じさせる乳酸の濃度を低くする、という働きを持つクエン酸に体内で変換されるので、乳酸を減らしてグリコーゲンを増やすことで疲労回復につなげられるというわけです。

お酢の酢酸には、食べ物の傷みを防ぐ防腐効果があるので、暑い時期の食中毒予防にも効果的。ミネラル不足から起こる可能性がある熱中症の予防にも適しているので、熱中症が増える梅雨から夏の時期は特に、意識してお酢を摂取しておきたいところです。

お料理で使いやすいのは「米酢」

 

お酢には、食事と一緒に摂取することで食後の血糖値上昇を緩やかにする効果もあるため、糖尿病の予防にもお酢を取り入れたメニューがおすすめです。

お酢は主原料や製造方法などの違いによってさまざまな種類がありますが、その中でも、すし飯や和食のメニューに用いられるのが、米酢です。米酢はその名の通り、米を主原料として作られたお酢です。米のうま味や甘みが感じられるまろやかな味わいで尖った酸味が少なめなので、料理に使いやすい特徴があります。米酢は酢の物やなます、煮物などの和食メニューやサラダに使うと馴染みやすく、締まりのある味に仕上げられます。

手軽にお酢を食事に取り入れるなら、簡単に作れて日持ちする野菜の酢漬けがおすすめ。にんじんやキュウリ、玉ねぎなどを食べやすい大きさにカットし、砂糖またははちみつを加えた米酢に一晩漬け込むだけでできあがります。

お酢の種類の違いやお酢を使ったアレンジについては、以下の記事もご参照ください。

「飲むお酢」は、いつ摂るのがおすすめ?

 

お酢は、調味料として料理に使う以外に、そのまま飲める「飲むお酢」としても販売されています。調理に使うお酢はそのまま口にするのが難しいものですが、飲むお酢はフルーツ果汁やはちみつなどを加えて飲みやすい味で、毎日手軽にお酢を摂取できます。

飲むお酢を摂るタイミングは、特に決まっていません。基本的にいつ飲んでも問題なく、飲む時間帯によって異なる効果が期待できます。食後の眠気を抑えたいなら、食事中や食後に飲みましょう。お酢の血糖値上昇抑制効果によって、眠気を抑えられます。朝に飲めばお酢の酸味でスッキリと目覚められますし、夕食後に飲めば1日の疲労回復効果も期待できます。

注意したいのが、空腹時と就寝前。お酢は酸性が強いため、空腹時に飲むと胃腸を荒らしてしまう恐れがあります。特に胃腸が弱い方は、空腹時を避けて飲みましょう。また、お酢は飲んだ後も長時間歯に付着し、歯の表面のエナメル質を溶かしてしまいます。そのため、就寝前にお酢を飲むのは避けるか、できるだけ歯に付着しないようストローを使って飲むことをおすすめします。

お酢を使った健康法については、以下の記事もご参照ください。

 
世田谷自然食品でも、黒酢とりんご酢をダブルで配合し、りんご果汁とはちみつも加えて飲みやすく仕上げた「ダブルの酢 飲む黒酢とりんご酢」を販売しています。お酢特有のツンとした酸味を抑えているので、お酢の酸味が苦手な方でも健康習慣として毎日おいしく続けられます。

さまざまな健康によい効果が期待できるお酢は、梅雨から夏の時期の体調を整えるのにもおすすめ。料理に加えるだけではなく、飲むお酢なら調理不要で手軽に摂れるので、暑くなる時期は積極的にお酢を食事に取り入れてみましょう。