2022年11月29日

健康習慣|デジタルデトックスで心も体も軽やかに

スマートフォン(スマホ)は、今や生活になくてはならない存在。しかし近年、「スマホの使用時間が長い人ほど、もの忘れや疲労を感じる度合いが強くなっている」という研究が出ているそうです。時には意識的にスマホと距離をおき、脳を休ませる習慣をつけましょう。スマホやパソコンなどのデジタルデバイスに触らない時間をつくる「デジタルデトックス」は、心にも体にもうれしい効果が期待できますよ。


スマートフォン(スマホ)は、今や生活になくてはならない存在。しかし近年、「スマホの使用時間が長い人ほど、もの忘れや疲労を感じる度合いが強くなっている」という研究が出ているそうです。時には意識的にスマホと距離をおき、脳を休ませる習慣をつけましょう。スマホやパソコンなどのデジタルデバイスに触らない時間をつくる「デジタルデトックス」は、心にも体にもうれしい効果が期待できますよ。

 

気がついたらスマホを見ていませんか?

 

スマホを触っていないと落ち着かず、寝る前にスマホを見るのをやめられなかったり、スマホがつながらないとわずかな時間でもイライラしたりしてしまうことはありませんか?スマホの画面から出るブルーライトは、眼精疲労をもたらすばかりか、肌にも悪影響を及ぼすといわれています。

スマホを常に手放せないほどに依存し、日常生活に支障をきたしてしまう状態を「スマホ依存」といい、現代病のひとつとして取り沙汰されています。まずは、自分が1日のうちどのくらいスマホを見ているのかを知ることが大切です。機種によって搭載されている「スクリーンタイム」の機能を使うか、スマホの使用時間を管理できるアプリを入れて確認してみましょう。

過剰な情報収集が、記憶力や意欲の低下を招くことも

 

私たちは日々、たくさんの情報に囲まれて生活しています。SNSのように細切れの情報が次から次へと大量に流れてくると、情報処理が間に合わずに脳が過労状態になってしまいます。脳は、ぼんやりしている状態の時に情報を整理しますが、四六時中スマホを見ていると、その時間がつくれなくなります。すると、脳のエネルギーが奪われ、もの忘れが激しくなったり意欲や判断力が低下したりと、日常生活に支障が出る恐れもあります。

今日からできるプチ・デジタルデトックス

 

デジタルデバイスに触らない日をつくることを、「デジタルデトックス」といいます。少しハードルが高いと感じるようなら、「プチ・デジタルデトックス」からチャレンジしてみてはいかがでしょうか。気軽に実行できる5つの方法をご紹介します。

「スマホを絶対に見ない時間」を決める

すぐ手に届く場所にスマホがあると、無意識のうちに使ってしまいます。絶対に見ない時間を決めて、その間は別の部屋におき、物理的な距離をとりましょう。

SNSを見る時間を決める

よくチェックしているSNSがある場合、「○時から○時」のように閲覧する時間を決めておくと、だらだらと見続けるのを防ぐことができます。

メールやメッセージはスキマ時間に確認しない

メールやメッセージが届くたびにスマホを見ていると、ちょっとしたやりとりが積み重なり、意外と時間がかかります。朝・昼・晩で時間を決めて、まとめてチェックするのがおすすめです。

時々しか見ないアプリは削除する

スマホのホーム画面を見直し、使用頻度の低いアプリは削除しましょう。不必要な通知が減り、スマホを確認する回数を減らすことができます。

スマホ以外の時間の使い方を増やす

デジタルデトックスをしている間、スマホがない状態でどのように時間を過ごしたらいいか悩んでしまうかもしれません。気分転換になるような、自分なりの有意義な時間の過ごし方を見つけてみましょう。

ここからは、そのヒントをいくつかご紹介します。

スキマ時間に五感を使う習慣を

 

デジタルデトックスをする時間に決まりはありません。5分からでも始められ、毎日少しずつ取り入れることが重要です。その時間が手持ち無沙汰に感じたら、スマホ以外の気分転換を習慣づけるのがおすすめです。

「蒸しタオル」で目元の疲れを解消

まぶたの上に蒸しタオルを乗せるホットアイマスク。電子レンジであたためたタオルを目元に乗せて2~3分。目元の緊張がじんわりとほぐれます。

「良いこと日記」でポジティブな気持ちに

毎晩寝る前の5分に、どんなささいなことでも“良いこと”を3つ探し出し、その良いことを軸に1日を見直す「良いこと日記」。毎日続けるだけで、幸福度が向上するという研究結果が出ています。

「大人の塗り絵」でリラックス

大人になってから塗り絵で遊んだことはあるでしょうか。大人の塗り絵は、子どもの塗り絵よりも絵柄が繊細です。丁寧に色をのせていく作業に没頭することで、リラックス効果を得られるといわれています。

「大掃除」で心を軽やかに

掃除をすると、お家がスッキリするだけでなく、精神安定効果やフィットネス効果も期待できます。掃除をして身のまわりを整えておくと、気持ちが前向きになり、心の健康を保つことにつながります。

情報があふれている現代において、デジタルデトックスはデジタルデバイスの使い方を見直すきっかけになります。ぜひ一度試してみてください。