2021年12月03日

健康メニュー|たまごスープを毎日楽しむ 味を変え・具材を変えて

手軽で栄養にも優れているけれど、味付けや具材などがマンネリ化しがちなたまごスープ。実は、ちょっとしたアイディアで、味も具材もバリエーションが広がるメニューなのです。今回は、たまごスープの栄養や、おすすめの味付け・具材についてご紹介します。


 

手軽で栄養にも優れているけれど、味付けや具材などがマンネリ化しがちなたまごスープ。実は、ちょっとしたアイディアで、味も具材もバリエーションが広がるメニューなのです。今回は、たまごスープの栄養や、おすすめの味付け・具材についてご紹介します。

毎日食べたい「たまごスープ」

良質なたんぱく質を毎日摂れる

卵のたんぱく質には、体に必要なアミノ酸全てがバランスよく含まれています。体力の衰えを防ぐには、筋肉の素となるたんぱく質が欠かせません。たんぱく質は年齢とともに不足しがちな栄養素でもあることから、習慣的に摂ることがすすめられています。

相性のよい具材が多く、栄養も逃しにくい

卵を摂るならゆで卵や目玉焼きでもよいのですが、スープに仕立てることで野菜など、ほかの食材も一緒に摂れます。卵自体にくせがなく、相性のよい具材が多いのも特徴です。また、野菜は加熱したりゆでたりするとビタミンCが失われがちですが、スープなら野菜から流れ出たビタミンCも逃しません。

かきたまは体にもやさしい食べ方

生卵やゆで卵に比べて、半熟卵やスープの定番「かきたま」は消化吸収がよいとされています。なかでもかきたまはしっかり火を通すので、生や半熟と比べて細菌などの心配も減らせて、より体によい食べ方といえるでしょう。

味を変え・具材を変えてたまごスープを習慣に

定番のネギとわかめを、減塩効果も期待できる和風だしと一緒に

 

たまごスープの定番といえばネギとわかめを加えた中華味ですが、和風のだし味もよく合います。かつお、昆布、椎茸と複数のだしを組み合わせれば、うま味が増すので減塩してもおいしくなりますし、腹持ちをよくしたり、体をあたためたりする効果も期待できます。
ネギとわかめも和風だしに合うだけでなく栄養たっぷり!特にネギは免疫力をアップさせるはたらきがありますから、風邪が心配な時などにはもってこいです。わかめも食物繊維が豊富で、おなかを整えてくれます。

だしやネギについては、下記の記事も参考にしてみてください。

中華味は、食感に個性のある具材で栄養も歯ごたえもアップ

 

スープを定番の鶏だし中華味にするなら、具材の食感にこだわってみましょう。ごまは噛むと香りがよいのに加えて、血液をサラサラにするといわれる不飽和脂肪酸が豊富です。シャキシャキした歯ごたえが楽しいチンゲン菜はβカロテンが多く、若々しさを保つ抗酸化作用や免疫力アップが期待できます。きくらげには骨や筋肉を健やかにするビタミンDがたっぷり。これも年齢とともに不足しがちな栄養素なので、卵と同じく意識して摂りたいところです。

トマト味で大胆アレンジ!洋風メニューにも合わせやすい

 

卵とトマトの炒め物は中華料理の定番ですが、スープにするならチキンコンソメ味で、彩りも鮮やかなホウレンソウを加えて仕立ててみましょう。卵が合うのはもちろん、洋風メニューにもぴったりの一品になりますよ。トマトは抗酸化作用に優れたリコピンに加えて、ビタミン類も豊富。ホウレンソウは血液を健やかにする鉄分を多く含んでいますが、卵のたんぱく質は鉄分の吸収も促しますから、栄養面でも相性抜群なのです。

トマトについては、下記の記事も参考にしてみてください。

お子さんにも人気のカレー味はスパイスの健康効果に期待

卵はもちろんのこと、どんな具材も合わせやすいカレー味。かきたまでまろやかになったスープはお子さんにもおすすめです。カレーのスパイスにも、疲労回復、消化促進、冷え性対策、免疫力アップなどのさまざまな効果が期待できます。カレールーではなく、カレー粉+だしで味付けすると、油脂や塩分を減らせてよりヘルシーです。

朝食パン派にもおすすめ、カルシウムたっぷりのミルクコンソメ味

牛乳は骨を健やかにするカルシウムも豊富ですし、実は良質なたんぱく質もたっぷり。牛乳を使うことで、パン食にも合わせやすくなります。具材を選ばない味ですが、青菜を入れるとビタミンCや食物繊維を補えますし、彩りもよくなりますよ。