2021年03月15日

健康習慣|ダーツ 室内で無理なく頭と体を動かせる

ダーツといえば大人の遊びをイメージする方も多いかもしれません。しかし、本来は体に負担をかけず楽しめる運動ですし、集中して投げたり、点数計算をしたりすることで、脳トレ効果を期待できる側面もあるのです。今回は、屋内で手軽に楽しめるスポーツ、ダーツについてご紹介します。


 

ダーツといえば大人の遊びをイメージする方も多いかもしれません。しかし、本来は体に負担をかけず楽しめる運動ですし、集中して投げたり、点数計算をしたりすることで、脳トレ効果を期待できる側面もあるのです。今回は、屋内で手軽に楽しめるスポーツ、ダーツについてご紹介します。

ダーツは遊びだけではない「スポーツ」

酒だるに矢を投げるゲームがルーツ

ダーツは点数が割り振られた的にダートと呼ばれる短い矢を手で投げるゲームで、12世紀ごろにイギリスで生まれたといわれます。円形の的にはもともと酒だるが使われていて、イギリスの居酒屋、パブでの遊興として広まっていきました。日本でも、ダーツバーと呼ばれる、お酒や軽食と一緒にダーツも楽しめるお店がよく見られます。

現在の主流はソフトダーツ

 

ダーツは、先端に金属が使われたダートを投げ、的に突き刺す「ハードダーツ」と、先端にプラスチックなどが使われたダートを投げ、的に空けられた小さな穴に刺す「ソフトダーツ」(写真)に大きく分けられます。ハードダーツとソフトダーツは的のサイズやルールにも違いがあり、現在は、ダートが比較的軽く、電動式のダーツマシンを用いるソフトダーツが主流になっています。

スポーツ競技や、趣味としても

遊興のイメージが強いダーツですが、ソフトダーツはスポーツ競技としての大会も盛んで、ライセンス制のプロプレイヤーも活躍しています。純粋なスポーツとしてダーツを趣味にする人も多いのです。

ダーツの健康効果とは?

体に負担をかけず、自然に運動することができる

ダーツでは走り回ったり、力の必要な道具を使ったりすることはありません。体に負担をかけず、投げたり、的に刺さったダートを取りに行ったりすることで自然に体を動かせます。また、的を狙って得た得点を競うので、体力のある人や、スピードに優れた人が有利ということもなく、老若男女問わず楽しめるのもポイントです。

点数計算、戦略を立てること、集中することなどが脳への刺激に

ダーツには「あてた的の点数を加算して合計点を競う」以外にも、さまざまなルールのゲームがあります。「最初の持ち点からあてた的の点数を引いていき0点ちょうどを目指す」ゲームや、陣取り合戦のようなルールのゲームでは点数計算も複雑になりますし、ゲームをどう進めるか、対戦相手との駆け引きといった戦略も必要になります。また、的を狙って集中すること自体も、脳への刺激になるとされています。

1人でも楽しみながら上達を目指せる

対戦や団体競技の楽しみもある一方で、1人でも楽しみながら上達を目指せるのがダーツの面白いところでもあります。さまざまなルールはありますが、いずれも基本は「狙ったところへ正確にあてる」のがポイント。自分なりのルールを決めて、自己ベストを目指してみるのもおすすめです。

身近なところからダーツをはじめてみよう

ルールなどを簡単にした「ウエルネスダーツ」

一般的なソフトダーツよりも、さらに取り組みやすい道具やルールを用いる「ウエルネスダーツ」という競技もあります。初心者やシニアはもちろん、身体が不自由な方でも楽しめて、ダーツの健康効果も期待できる注目の競技です。地域でイベントなどが行われることもあるようですので、見かけたら参加してみてもいいかもしれません。

マグネットやボールを使った、より手軽にできるダーツも

家庭用のダーツボードは1,000円台から手に入りますし、ダートと的がマグネットでつくタイプのダーツや、面ファスナーのようなくっつきやすい素材のボールと的を使ったダーツなどもよく見られます。ダーツマシンのある施設やイベントなどへ、なかなか出かけられなくても、こういったものを活かして自宅でダーツを楽しんでみてはいかがでしょうか。

頭を使うポイントが多いダーツ。外に出て体を動かす機会が減ったものの「家のなかでできる運動は単調なものばかり」と感じている方にもおすすめのスポーツです。老若男女問わず楽しめるので、家族で対戦しながら体を動かすのもいいですね。