2020年02月24日

スキンケア|春先の肌トラブルに要注意!季節の変わり目のスキンケア

冬の寒さがやわらぎ、少しずつ春の訪れを感じる時季。お出かけやファッションが楽しくなる反面、気温の変化や紫外線量の増加などによる肌トラブルに悩まされる方が多いようです。また、2~3月頃にピークを迎える花粉は、目や鼻だけでなく、肌にも乾燥やかゆみといった不調を引き起こします。季節の変わり目のなかでも、特に肌が敏感になりやすいといわれる春先。今回は、健やかな肌を保つためのスキンケアのコツをご紹介します。


 

冬の寒さがやわらぎ、少しずつ春の訪れを感じる時季。お出かけやファッションが楽しくなる反面、気温の変化や紫外線量の増加などによる肌トラブルに悩まされる方が多いようです。また、2~3月頃にピークを迎える花粉は、目や鼻だけでなく、肌にも乾燥やかゆみといった不調を引き起こします。季節の変わり目のなかでも、特に肌が敏感になりやすいといわれる春先。今回は、健やかな肌を保つためのスキンケアのコツをご紹介します。

春の環境に潜む肌トラブルの原因とは

 

古くから「春に3日の晴れなし」といわれるように、春は天気が移ろいやすい季節。身の回りの環境が変わることも多く、いつもと同じお手入れをしていても、肌の調子が不安定になってしまいがち。春の環境には、肌トラブルの原因がたくさん潜んでいるのです。

気温の変化

春は日ごとの気温差が大きく、また、日中はあたたかいのに朝晩にぐっと冷え込むことがあります。肌がこの気温の変化に対応できないと、うるおいを守るために必要な皮脂の分泌がうまくいかなくなります。すると、肌のバリア機能が低下し、外部からのちょっとした刺激が肌荒れにつながってしまいます。

紫外線量の増加

まだ日差しがそれほど強くないと感じても、紫外線量は3~4月頃から急増しています。紫外線は日焼けの原因になるだけでなく、肌のハリや弾力のもととなる細胞にダメージを与えます。また、知らず知らずのうちに紫外線を浴び続けると肌表面のキメが乱れるため、ゴワつきやザラつきが気になることもあるでしょう。

花粉の飛散

春はスギやヒノキなどの花粉が大量に飛散します。花粉症といえば、鼻水やくしゃみ、目のかゆみなどが主な症状ですが、肌荒れがひどくなることもあります。この時季の肌は、気温や紫外線の影響などから肌が敏感になっているためです。そこに花粉が付着してアレルギー症状を引き起こすことで、肌の炎症があらわれてしまうのです。

花粉が肌におよぼす影響

 

近年、鼻水やくしゃみといった花粉症の一般的な症状に加え、肌の炎症に悩まされている方が増えているようです。もともと花粉症の症状が重い方や肌が乾燥しがちな方は、特にこの「花粉皮膚炎」になりやすいといわれています。しかしまれに、鼻や目に花粉症の自覚症状がなくても、実は花粉の影響を受けていることもあるのです。

花粉皮膚炎とは、バリア機能が低下した肌に花粉が付着し、それによってアレルギー症状を起こした状態のこと。具体的な症状としては、肌がカサカサと乾燥したり、くすぐったいようなかゆみやピリピリとした痛みを感じたりすることがあります。ひどい場合は、赤く腫れたりブツブツと湿疹が出たりすることも……。そのまま放置すると、ますます肌のバリア機能が失われ、肌トラブルが続く悪循環となってしまいます。

これらの症状は、目の周りや頬など皮膚が薄いところや、衣類で覆われていない首や耳の後ろなど、花粉が付着しやすい部分に出やすいといわれています。

春先のスキンケアで気をつけたいこと

 

花粉皮膚炎も含め、春先に起こる肌トラブルの多くは、肌のバリア機能の低下を原因として起こります。日々のスキンケアを見直すことが予防につながるため、今からできる対策をはじめておきましょう。

スキンケアやメイクは低刺激のアイテムで行う

アルコールや添加物が使われていない低刺激タイプのアイテムで、肌をやさしくお手入れしましょう。クレンジング剤や洗顔料といったスキンケアアイテムだけでなく、化粧下地やファンデーションなどのメイクアイテムも、できるだけ肌の負担にならないものを選ぶのがおすすめです。

摩擦で肌に負担をかけない

汚れや花粉を落としたいからといって、クレンジングや洗顔の際に肌をゴシゴシこするのはNG。クレンジングは摩擦の少ないミルクタイプを使い、中指と薬指でくるくるとなじませます。洗顔料はたっぷりと泡立て、肌の上で泡を転がすように洗いましょう。

クレンジングの方法については、以下の記事も参考にしてみてください。

保湿をいつもより入念にする

乾燥によってバリア機能が低下した肌は、何より保湿が大切です。洗顔後は、化粧水で肌にうるおいを与え、乳液でしっかり肌に閉じ込めます。クリームやオイルは保湿効果が高く、外部からの肌への刺激を防いでくれるので、スキンケアの仕上げに使うとよいでしょう。

紫外線対策をする

外出時はこまめに日焼け止めを塗り、紫外線から肌をしっかりバリア。紫外線は窓ガラスを通して降り注いでいるため、室内にいる時にも塗ることを心がけましょう。日焼け止め効果の高いものは成分が肌への刺激になることがあるので、シーンや肌の状態に応じて使い分けるのがおすすめです。

これからの紫外線対策については、以下の記事も参考にしてみてください。

心躍る春を快適に過ごすため、肌トラブルを寄せ付けない健やかな肌を手に入れてくださいね。