2018年11月28日

おみそ汁|臭みが少なく食べやすい! イワシ缶のおみそ汁

「青魚を積極的に取りましょう」と耳にすることはあっても、青魚は独特の臭みや下処理が面倒というイメージであまり食べないという方も多いようです。しかし、イワシ缶詰なら下処理いらず、みそと合わせることで臭みが軽減されるのです。今回は手軽なイワシの缶詰を使った、イワシのおみそ汁をご紹介します。


「青魚を積極的に取りましょう」と耳にすることはあっても、青魚は独特の臭みや下処理が面倒というイメージであまり食べないという方も多いようです。しかし、イワシ缶詰なら下処理いらず、みそと合わせることで臭みが軽減されるのです。今回は手軽なイワシの缶詰を使ったイワシのおみそ汁をご紹介します。

イワシ缶詰でだしいらず! コクのある惣菜汁「イワシ缶のおみそ汁」

 

イワシは中性脂肪やコレステロールの量を調整する不飽和脂肪酸や、人の体の細胞をつくるために必要な脂肪酸を豊富に含む青魚のひとつ。また、不足しがちなカルシウムなどのミネラル類や、その吸収を助けるビタミンDも含まれています。取りにくい栄養素がしっかり入ったイワシは、現代人にとってありがたい食材なのです。

イワシと同じ青魚であるサバの缶詰は、海外での輸出量増加によって品薄傾向にあります。昨今の健康ブームと相まって、近年ぐぐっと需要が増えたというニュースを見かけたことのある方も多いのではないでしょうか。

そんなサバ缶ブームの影で、実は同じ青魚だからかイワシ缶の需要も増加していて、イワシ缶を使ったレシピが人気を集めています。イワシの缶詰は、食べてみると意外と魚臭さがないという声もよく聞かれます。これは加工する際のアクを取り除く工程をはじめ、長年の商品開発のたまものです。さらにみそと合わせると、みそに含まれる大豆たんぱく質の働きで、魚の臭みがより軽減されます。下処理が不要でしかもおいしい、そのうえ青魚以外では取りにくい栄養がしっかりとれるのですから、缶詰を試さない手はありませんね。

そのなかでも、おすすめしたいのがイワシのおみそ汁。なんといっても手軽さが魅力で、イワシ缶(水煮)があれば、あとは水とみそだけでできます。イワシ缶の汁にはイワシの風味が溶け出しているので、汁ごと全部使いましょう。それだけでコクのあるイワシのおみそ汁を作ることができます。

イワシのおみそ汁 おいしい作り方のコツ

 

イワシのおみそ汁は、適量の水にイワシの水煮を入れてひと煮立ち。それからみそを溶いて調味します。イワシのニオイが強いと感じる場合は、みそを溶く前に酒を少々入れると和らぎます。

ショウガのすりおろしやみじん切りなどを入れると香りがさらに豊かに。仕上げに針しょうが(針のように細く切って、水にさらしたショウガ)を散らすと見た目が美しくなります。

イワシの水煮缶には塩味がついているので、初めて作るときにはいつもの半量のみそを入れて味見を。足りなければ少しずつ足していって、ちょうどよいあんばいを見つけましょう。

もちろん、野菜をプラスすればおいしさも栄養もアップ。一汁で青魚の良質なタンパク質と野菜が取れて、おなかも満たされる立派な惣菜汁になります。大根やにんじん、きのこや白菜など、お好みの野菜で試してみてください。

下記の記事ではサバ缶を使ったおみそ汁も紹介しています。サバ缶とたけのこの水煮を使った、手軽なおみそ汁です。ぜひ御覧ください。

魚へんに弱いと書く「鰯(イワシ)」ですが、病気に負けない強い体を作ってくれる頼もしい食材。イワシの缶詰は賞味期限も3年以上が大半で、備蓄食材としても優秀なので、メニューに困ったときの助っ人として買い置きしておくのもおすすめです。これまでイワシの臭みが気になって敬遠していた方も、おみそ汁にしてチャレンジしてみてはいかがでしょうか。