2018年08月20日

健康習慣|家での足湯で冷え&むくみ取り バケツでOK!

温泉地などでも注目されるようになってきた足湯。観光の合間に楽しむ気軽な入浴法かと思いきや、実は自宅でも積極的に取り入れたいほどの入浴法なのです。今回は、冷えやむくみ取りなど、足湯のさまざまな良いところと、暑い時期にも手軽に、自宅にあるバケツでできる足湯の方法をご紹介します。


 

温泉地などでも注目されるようになってきた足湯。観光の合間に楽しむ気軽な入浴法かと思いきや、実は自宅でも積極的に取り入れたいほどの入浴法なのです。今回は、さまざまな足湯の良いところと、暑い時期にも手軽に自宅でできる足湯の方法をご紹介します。

「足だけ入浴する」のにもちゃんと効果がある!

入浴の効果は広く知られていますが、足だけ入浴する足湯も、心地が良いだけでなく、入浴に匹敵するさまざまな効果が見られます。主なものをご紹介しましょう。

足湯の効果1:冷えやむくみを取り除く

入浴や有酸素運動などで体を温めると、血流が改善されることはよく知られています。なかでも体の末端にあって、冷えやすい足を温めることによる効果は絶大です。足を温め血流を良くすることで、徐々に体全体の血流が改善されて温まり、冷えやむくみを取り除くことにつながります。

足湯の効果2:疲労回復や痛みの緩和

足湯で全身の血流が良くなることによって、体中に酸素がいきわたりやすくなり、疲労回復につながります。また、じんわり温めることによって、副交感神経(体を休息・回復させる神経)が活性化され、疲労回復を助けるのに加えて、関節痛、筋肉痛などといった体の痛みを和らげる効果も期待できます。

足湯の効果3:寝つきを良くする

就寝する30分から3時間前に入浴すると寝つきが良くなることは知られていますが、足湯にも同様の効果が見られます。ただし、お湯の温度が高すぎると交感神経(体を活発にさせる神経)を刺激してしまい、逆に寝つきにくくなりますから、注意が必要です。
就寝前の入浴については、下記の記事も参考にしてみてください。

足湯の効果4:全身に負担をかけず、手軽にできる

ここまでご紹介したのは、全身で入浴する場合にも見られるメリットでしたが、足湯ならではのメリットは、体への負担や、準備などの手間が少ないことです。浴場へ移動したり、衣服を脱いだりしなくても、足を出してお湯に浸けるだけで良いので、入浴が難しい入院中の方や、介護の必要な方などでも手軽に実践することができます。

バケツでOK!家でもできる足湯の入り方

 

続いては、手軽にできる足湯の入り方についてご紹介していきます。

まず、座った状態でひざを90度以上に保てる高さの椅子と、ひざ下まで足を浸けられる容器を用意します。足湯専用の容器もありますが、ご家庭のバケツなどでも大丈夫です。

容器には40℃前後のお湯を、ふくらはぎまで浸かるように張りましょう。途中で湯温が下がってきたら差し湯ができるように、別途43~45℃のお湯を用意すると安心です。リラックスできるように、入浴剤やアロマオイルなどを入れるのもおすすめです。

椅子に座り、足先で温度を確かめながら足をお湯に浸けましょう。15分~20分程度浸かると、全身が温まってちょうど良いといわれますが、湯温がある程度保てれば、お好みでもう少し長く浸かっても問題ありません。

足湯を出た後は、湯冷めしないようにしっかり足の水気をふき取ります。足だけでなく全身に汗をかきますので、体の方も汗で冷えないように、適宜拭いたり、着替えるようにしましょう。

着替えやお湯張りなどで手間がかかるお風呂と違ってすぐに用意でき、入浴中も、同時にテレビ鑑賞や編み物などが楽しめ、読書をするにも、本をふやけさせる心配いらずで安心です。日ごろのちょっとした空き時間や、就寝前の習慣として、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。