2024年02月07日

野菜の豆知識|野菜? くだもの? いちごの豆知識あれこれ

甘酸っぱさと香り、見た目のかわいらしさからも大人気のフルーツ「いちご」。そのままパクリと食べられる手軽さも魅力です。今回はいちごの豆知識や、新鮮ないちごの選び方、おいしく食べる洗い方や保存方法をご紹介します。


甘酸っぱさと香り、見た目のかわいらしさからも大人気のフルーツ「いちご」。そのままパクリと食べられる手軽さも魅力です。今回はいちごの豆知識や、新鮮ないちごの選び方、おいしく食べる洗い方や保存方法をご紹介します。

世界でも人気、日本のいちご

 

日本は無類のいちご好き。生食での消費量は世界一とも言われ、日本の品種は約300種。これは世界にあるいちご品種の半分を占めるという説もあるほどです。世界でも日本のいちごは人気で、輸出も増加しています。

日本各地で品種改良がされており、大きくて重量のある「あまおう」や、甘みが強くて中心部まで赤い「紅ほっぺ」など、個性的で魅力ある品種が誕生しています。

いちごは野菜? くだもの?

園芸学(農学の一つ)では、木の実はくだもの、草の実は野菜と分類します。したがって草の実であるいちごは野菜です。とはいえ、実際にはくだもののように食べられており、そのため「果実的野菜」と呼ばれています。

種に見える部分が「果実」

いちごの甘酸っぱい赤い部分は、果実ではありません。実は表面にあるたくさんのツブツブがいちごの果実であり、一つひとつのツブツブの中に種が入っています。このような果実を「集合果」と呼びます。

いちごにまつわる記念日

 

いちごの旬はいつだと思いますか?露地栽培でのいちごは4月~6月ですが、現在はクリスマスケーキのいちごのように冬に需要が高まっているため、ハウス栽培と品種改良が進み1月~3月に多く出回るようになりました。
いちごがおいしい冬の1月15日は、いちごの日。「イイいちごの日」の語呂合わせです。出荷が増えているころですから、ぜひお手にとってみてくださいね。

いちごにまつわる日はそれだけではありません。毎月22日は「ショートケーキの日」。マンスリーカレンダーで見ると22日の真上が15日のため、15(いちご)が上にあることから「ショートケーキの日」となったのです。

新鮮ないちごの選び方&冷蔵方法

 

新鮮ないちごの選び方

いちごはとてもデリケート。新鮮ないちごは手で触れなくとも見た目で分かります。店頭で選ぶ時の参考にしてみてくださいね。

<新鮮ないちごの特徴>
・ヘタが濃い緑色で、乾燥していない
・全体にハリとツヤがあり、ヘタの近くまで色づいている

いちごの冷蔵方法

いちごは追熟しないので、買ったら早めに食べるようにしましょう。冷蔵庫に保存する際は、洗わずにラップをして野菜室へ入れ、食べる直前に洗ってください。ヘタをとってから洗うと切り口が水っぽくなってしまうので、できれば洗ってからヘタをとるのがおすすめです。

ちなみに、冷凍保存も可能です。冷凍する際には洗ってヘタをとり、水気を拭き取ってから冷凍庫に入れましょう。冷凍したいちごはジャムやスムージーに使用できるほか、自然解凍すればシャーベット状のいちごを楽しめます。

いちごは春のイメージがありますが、需要の高まりから冬の味覚としても愛されています。店頭に並ぶいちごを見て、冬の到来を感じる方も多いのではないでしょうか?あまり見かけない品種を見つけたら、ぜひ食べ比べしてみてくださいね。