2023年06月20日

おみそ汁|身近すぎて忘れがち、おみそ汁が夏バテ予防によい理由

夏バテ対策として、スタミナのつく料理やスポーツドリンクなどの摂取を意識的に行う方は多いものですが、普段の食卓にのぼることが多いおみそ汁も、具材を工夫することで夏バテ予防に効果が期待できます。今回は、おみそ汁が夏バテの予防に効果的な理由や、夏バテ対策におすすめの具材をご紹介します。


夏バテ対策として、スタミナのつく料理やスポーツドリンクなどの摂取を意識的に行う方は多いものですが、普段の食卓にのぼることが多いおみそ汁も、具材を工夫することで夏バテ予防に効果が期待できます。今回は、おみそ汁が夏バテの予防に効果的な理由や、夏バテ対策におすすめの具材をご紹介します。

 

おみそ汁の夏バテ予防効果

 

日本の食卓の定番メニューであるおみそ汁は、暑い夏は飲む機会が減るかもしれません。しかし、栄養満点のおみそ汁は、夏バテ予防のための栄養摂取に最適。食欲がない時でも、おみそ汁を飲めば発汗で失われた塩分や水分、カリウムなどの栄養素を手軽に摂取できます。味噌には腸内環境を整える効果が期待できる善玉菌や食物繊維が豊富に含まれているため、自律神経の乱れや食欲低下につながる腸内環境を改善してくれる効果も。

また、味噌の大豆たんぱく質は麹由来の酵素で分解されているので消化吸収がよく、消化器官への負担を減らせるのも、夏バテ予防に効果的な理由のひとつです。

梅雨時期におすすめのおみそ汁の具材

 

どんよりとした日が続き、湿度も高くなる梅雨の時期は、体が重く感じるもの。実際、梅雨は湿度が上がり排出されるはずの汗が体内にとどまることや、気圧の変化による自律神経の乱れで血行が悪くなることなどの理由から、水分が溜まりやすく、むくみやすくなります。このようなむくみを改善するには、体の余分な水分を排出することが大事です。

おみそ汁には、利尿作用がある味噌や豆腐などの大豆由来の食材が使われていますが、入れる具材にも、体の余分な水分を排出してくれる効果が期待できる野菜を組み合わせてみましょう。たとえば、定番具材のネギやなす、海藻類は水分の排出をサポートしてくれる食材なので、スッキリしない梅雨の時期に食べるおみそ汁にぴったりです。

梅雨の食事については、以下の記事もご参照ください。

梅雨の過ごし方

味が濃いものや脂肪が多い肉、肉加工品は体へ負担がかかりやすく、梅雨の不調に不向きです。また、蒸し暑い時は冷たいものを摂りがちですが、体を冷やしすぎることによる不調につながるため、できるだけ避けましょう。

夏場におすすめのおみそ汁の具材

 

梅雨が過ぎると、一気に蒸し暑い夏がやってきます。体に熱がこもりやすく、暑い夏は熱いおみそ汁は敬遠されがちですが、体を冷やす効果がある具材を使うと体に溜まった熱を取り除きやすくなります。レタスやキャベツ、ほうれん草や大根など、夏に旬を迎える野菜をおみそ汁の具材に使えば、体を冷やす効果が期待できます。

体を冷やす野菜については、以下の記事もご覧ください。

夏の過ごし方

注意したいのが、「体を冷やす」食べ物と「温度が冷たい」食べ物は異なるということ。冷たい食べ物や飲み物は内臓が冷えてしまうので、体のだるさや胃腸の不調の原因となってしまいます。暑いからといって冷たい食べ物や飲み物ばかりを摂るのではなく、内側から体を冷やす食材や、梅雨向けとしてもおすすめした余分な水分を排出する食材を上手に使って、熱を冷まして水分代謝を高めるのが、夏の暑さを乗り切るポイントです。

梅雨や夏は、湿度の高さや暑さで体調を崩しがちです。そんな時は、栄養たっぷりのおみそ汁で季節に合った食材を摂ってみましょう。世田谷自然食品では、お湯を注ぐだけで手軽に味わえる10種の具材と3種類の味噌を使った本格的なおみそ汁を販売しています。暑くて調理が面倒な時でも鍋で調理する必要なく、簡単においしいおみそ汁が楽しめるので、梅雨や夏に食べるおみそ汁としておすすめです。

普段何気なく食べているおみそ汁も、具材を工夫すれば梅雨の不調や夏バテ対策に効果が期待できます。今回ご紹介した具材を使って、不調や暑さを乗り切ってみましょう。