2023年07月05日

健康メニュー|食欲がない時の栄養補給にも 野菜たっぷりの「ミネストローネ」

野菜がたくさん食べられるスープといえば「ミネストローネ」。スープに溶け出したさまざまな、野菜のうま味とトマトの酸味が食欲をそそります。今回はおかずにも汁物にもなる「ミネストローネ」の栄養や、トマトの豆知識、食欲のない時にオススメの「ミネストローネおじや」の作り方をご紹介します。


野菜がたくさん食べられるスープといえば「ミネストローネ」。スープに溶け出したさまざまな、野菜のうま味とトマトの酸味が食欲をそそります。今回はおかずにも汁物にもなる「ミネストローネ」の栄養や、トマトの豆知識、食欲のない時にオススメの「ミネストローネおじや」の作り方をご紹介します。

 

煮込むことで、いろんな野菜の消化吸収がUP

ミネストローネはイタリア語で「具だくさんのスープ」という意味。家庭料理なので厳密なレシピがなく、その時々の旬の野菜で作ります。小さめに切った野菜を炒めてから、水と少しのコンソメを加えてコトコト煮込むのが一番かんたんな作り方です。味のベースとなるトマトは、缶でも生のトマトをカットしたものでも構いません。

しっかり煮込むことで、野菜のかさが減り、柔らかくなるため、消化がよくなり胃腸に負担がかかりにくくなります。野菜の種類を増やすことで、ビタミンやミネラル、食物繊維、たんぱく質など、食事の栄養バランスが向上しますから、ぜひいろいろな野菜を入れてみてください。冷蔵庫の余り野菜も活用すれば、環境にも体にも優しいスープの出来上がりです。

誰かに話したくなる、トマトの豆知識

 

ミネストローネと聞くとイメージするのが、トマトの赤が溶け出した野菜スープではないでしょうか。しかし、実はもともとのレシピには、トマトは入っていませんでした。1500年代頃のヨーロッパでは、トマトは観葉植物の扱いで、その実は有毒と考えられていたようです。したがって、その頃は誰もトマトを食べず、ミネストローネにも入れなかったというわけです。

もう一つ、トマトの雑学をご紹介しましょう。日本は「トマトは好きな野菜のひとつ」という方が多いにも関わらず、食べられているトマトの量は世界平均の半分程度しかありません。これは1人1日あたりプチトマト2~3個ほどの消費量です。

トマトをたくさん食べる地中海やイタリアでは、トマトの多くを加熱調理します。日本でも加熱したトマトを食べることが増えましたが、消費量がいまいち少ないのは、「トマトは生で」というイメージが根強く、かさの減る加熱調理をあまりしないことが理由のひとつかもしれません。

そこで、手軽に加熱調理したトマトを食べられるレシピをご紹介します。

食欲がなくても食べられる「ミネストローネおじや」はいかが?

 

現代のミネストローネに入っているトマトの赤は、カロテンの一種である「リコピン」によるもので、糖尿病をはじめとする生活習慣病予防に役立つことが分かっています。さらに、完熟した真っ赤なトマトは加熱用に向き、生食用の2~3倍のリコピンを含有しています。

生活習慣病が気になる方は、トマト缶やトマトソースなど、完熟トマトを使用したメニューを積極的に摂ってみましょう。世田谷自然食品の「十六種類の野菜」も、完熟の加熱用トマトを使用しています。

また、ミネストローネはご飯を入れてもよく合います。食欲のない時や、胃が疲れている時、鍋に入れたミネストローネにご飯を入れてひと煮立ちさせ、おじやにしてみてはいかがでしょうか。胃に負担をかけずにたくさんの野菜が摂れ、ワンプレートで満足できる1品になります。時間のないときにしっかり食べたい方にもオススメです。

ミネストローネは、煮込んだ野菜のさまざまなうま味が感じられる、体がよろこぶメニューです。本格洋食レストランの味「シェフ仕立て 洋食グルメ便」では、バラエティ豊かなプロの味を月替わりで12食分お届け。あたためるだけで本格洋食が楽しめます。ミネストローネは初回お届け品に入っているので、この機会にぜひお試しください。