2023年05月05日

健康メニュー|不足しがちな栄養が摂れる!夏バテ予防に「穴子」

天ぷらや煮物、白焼き、酢の物など、さまざまな調理法で味わえる穴子。初夏から夏に旬を迎え、特に梅雨の時期の穴子は「梅雨穴子」と呼ばれ、おいしいとされています。そんな穴子は、栄養価が高く夏バテ予防や滋養強壮にぴったり。また、低カロリー・低脂質でダイエット向きの食材としても注目されています。穴子はうなぎと似ていますが、うなぎより安価で手に入れられるのが魅力。今回は、うなぎに劣らない穴子の栄養や効能についてご紹介します。


天ぷらや煮物、白焼き、酢の物など、さまざまな調理法で味わえる穴子。初夏から夏に旬を迎え、特に梅雨の時期の穴子は「梅雨穴子」と呼ばれ、おいしいとされています。そんな穴子は、栄養価が高く夏バテ予防や滋養強壮にぴったり。また、低カロリー・低脂質でダイエット向きの食材としても注目されています。穴子はうなぎと似ていますが、うなぎより安価で手に入れられるのが魅力。今回は、うなぎに劣らない穴子の栄養や効能についてご紹介します。

 

穴子はうなぎよりも低カロリー・低脂質

 

江戸時代から、夏の「土用の丑の日」にうなぎを食べて“精”をつけるという風習があります。うなぎは栄養価が高い食材として知られていますが、近年漁獲量が減り高騰中。そんななか注目を集めているのが、にょろりとした細長い体型で、うなぎとよく似ている穴子です。しかし、両者は似て非なるもの。うなぎはウナギ目ウナギ科ウナギ属で、産卵や孵化は海で行い、その後は淡水の川や湖などで生活する降河回遊魚です。一方の穴子は、ウナギ目アナゴ科黒アナゴ属の海水魚で、一生を海で過ごします。

 

うなぎと穴子は、味わいにも違いがあります。こってりとしてジューシーなうなぎに対して、穴子はあっさりと上品。うなぎと比べると淡泊ですが、そのぶん穴子は低カロリーで脂質も半分以下。それでいて高たんぱくなので、ダイエット中の食材にも向いています。

夏バテ予防や胃腸の弱い方にもおすすめ

 

穴子はあっさりとした味わいですが、栄養価が高く健康にうれしい食材です。旬は6~8月。もともと淡泊ですが、旬の時期はさらに脂が少なくなるため胃もたれしにくく、暑さで食欲が落ちる夏の滋養食としておすすめです。特に梅雨の時期の「梅雨穴子」は、梅雨の増水で流れる豊富な栄養分を含んだ餌を食べているので、栄養価が高くおいしいとされています。穴子の主な栄養素も見ていきましょう。

眼精疲労に効果的なビタミンA

目の疲れを予防し、粘膜や肌を健やかに保つのに役立つビタミンA。穴子のビタミンAの含有量は、魚介のなかでトップクラスを誇ります。

抗酸化作用があるビタミンE

強い抗酸化作用を持ち、細胞の老化を防ぐことから「若返りのビタミン」と呼ばれるビタミンE。生活習慣病の予防・改善、体内の脂質の酸化を防ぐ効果が期待できます。

コレステロール値を下げるEPA

体内で合成できない不飽和脂肪酸で、体内の免疫反応の調整や血流をよくする働きを持つEPA。EPAが不足すると、悪玉コレステロールと中性脂肪の増加につながります。

脳の健康をサポートするDHA

DHAも体内で合成できないので、食品からの摂取が必要な栄養素です。脳細胞の活性化や脂肪燃焼の促進、アレルギー症状の緩和などに効果があるといわれています。

高い抗酸化作用を持つ「セレン」に注目

 

穴子は「セレン」というミネラルが豊富に含まれることでも注目されています。セレンは体内で産生できない栄養素で、強い抗酸化作用を持ち、体内のサビつきの原因となる活性酸素を除去することで老化やがんの予防につながるといわれています。また、体内の有害物質を無毒化・排出する働きや、甲状腺ホルモンの構成成分として新陳代謝にかかわるミネラルとしても知られています。

世田谷自然食品の「温彩特選便 彩り御膳 定期便」は、栄養バランスに配慮した料理を手軽に味わえる御前です。「穴子のとろとろ卵とじ風」もお届け品に含まれています。

低糖質・低カロリーで、さっぱりとした味わいの穴子。さらに高たんぱくで、体内で産生できず不足しがちな栄養素を摂ることができるので、夏こそ食べたい食材です。天ぷらや白焼き、穴子鮨など、おいしく味わって夏バテを防ぎましょう。