2023年04月07日

健康メニュー|プルコギ アレンジ自在な人気の韓国料理

韓国料理といえば辛い料理が多いですが、肉や野菜を甘辛いタレで調理する「プルコギ」は、日本人の味覚にマッチしやすく食べやすい、人気の韓国料理のひとつです。今回は、プルコギの基本情報や味付け方法、アレンジレシピなどについてご紹介します。


韓国料理といえば辛い料理が多いですが、肉や野菜を甘辛いタレで調理する「プルコギ」は、日本人の味覚にマッチしやすく食べやすい、人気の韓国料理のひとつです。今回は、プルコギの基本情報や味付け方法、アレンジレシピなどについてご紹介します。

 

プルコギとは?

 

プルコギとは、しょうゆベースの甘辛いタレに漬け込んだ薄切りの牛肉を、野菜や春雨と一緒に焼いたり煮たりした、韓国料理のなかでもポピュラーなメニュー。プルコギという名称は、韓国語で「プル」が火、「コギ」が肉という意味です。

日本では焼肉の一種として知られているプルコギですが、調理法はどちらかというとすき焼きに近い特徴があります。プルコギの調理には、中央が盛り上がった形状の専用鍋「プルコギパン」を用います。肉を焼くと鍋のフチにタレが溜まるので、そのタレを使って肉や野菜を煮ます。韓国料理店では、鍋のフチに最初からタレを張っていることも。

プルコギには牛肉が使われることが多いですが、豚肉や鶏肉などほかの肉やイカ、タコなどのシーフードを肉の代わりに調理することもあります。

複雑な甘辛い味付けが特徴

 

プルコギはタレの味付けが濃いので、たっぷり野菜を入れても味が薄くなりにくく、しっかりとした味付けができるのも特徴です。甘辛く複雑な味付けのタレの秘密は、朝鮮半島発祥の発酵調味料「コチュジャン」。コチュジャンは麹で糖化させた米やもち米に唐辛子を加えて熟成したもので、味噌のような粘り気があります。見た目が赤いので辛そうに見えますが、辛さのなかに甘さとコクがあるのが特徴です。

プルコギのタレは、このコチュジャンに酒や砂糖、はちみつなどの調味料、そしておろししょうがやおろしにんにくなどを加えて作られていて、程よい甘さと辛さを持つ複雑な味わい。コチュジャン以外の材料はスーパーなどで手軽に入手可能で、近年はコチュジャンも比較的入手しやすくなったので、材料を揃えればプルコギのタレは家庭でも自作できます。

プルコギは冷凍&アレンジできる

 

スーパーなどでは、プルコギのタレに漬けた状態の牛肉が販売されていることがあります。味付け済みの肉は加熱するだけでプルコギとして食べられますが、購入してすぐに食べられない場合は、冷凍保存がおすすめ。タレに漬けた状態でそのまま冷凍保存できます。食べる時は、前日に冷蔵庫に移して解凍してから調理しましょう。

加熱調理したあとのプルコギも冷凍保存が可能。粗熱を取って水気を切ってから、できるだけ密閉できる容器やジッパー付きの袋に入れて急速冷凍しましょう。調理後のプルコギを冷凍保存しておけば、解凍するだけですぐに食べられるおかずとして重宝します。冷凍した調理済みのプルコギをすぐに食べたいなら、電子レンジでの加熱も可能。ただし味が落ちてしまうので、短時間で加熱する、または食べる前に冷蔵庫に移して時間をかけて解凍するのがおすすめです。

そのまま食べてもおいしいプルコギは、アレンジしてもさまざまなメニューで楽しめます。ごはんにそのまま乗せる、または卵でとじるだけで簡単なプルコギ丼になるほか、春雨を加えればチャプチェに。少し残ったプルコギは、肉じゃがに加えると長時間煮込んだような肉じゃが風としても味わえるなど、アレンジ方法も多彩です。

本格的なお惣菜を楽しめる世田谷自然食品の厳選グルメ特選便「温彩特選便 味わい惣菜」でも、牛肉のプルコギ風をラインナップしています。厳選食材を使用したお惣菜を、レンジ加熱だけで手軽に食べられます。

プルコギは味付けされた状態でスーパーでも広く販売されており、日本の家庭でも比較的ポピュラーな韓国料理。韓国風の正統派プルコギとして味わうのはもちろん、日本の家庭料理にアレンジしやすい味付けなので、さまざまなアレンジレシピで楽しんでみましょう。