2022年11月18日
消化がよく胃腸にやさしい「おかゆ」。健康志向の高まりや、定番からアレンジまで味のバリエーションの豊富さなどから、最近ではおかゆ専門店も登場しています。簡単に作れて、いつ食べてもおいしく味わえますが、おすすめのタイミングは朝。今回は、朝食におかゆを食べるのがよいといわれる理由や、忙しい朝でも簡単にできるレシピをご紹介します。
消化がよく胃腸にやさしい「おかゆ」。健康志向の高まりや、定番からアレンジまで味のバリエーションの豊富さなどから、最近ではおかゆ専門店も登場しています。簡単に作れて、いつ食べてもおいしく味わえますが、おすすめのタイミングは朝。今回は、朝食におかゆを食べるのがよいといわれる理由や、忙しい朝でも簡単にできるレシピをご紹介します。
おかゆといえば、1月7日の春の七草で味わう「七草粥」や、体調がよくない時に食べるイメージがあるかもしれません。中国では古くから、おかゆを朝食として食べる習慣があるそうです。日本のおかゆと中国のおかゆとでは少し違っていて、日本のおかゆは米を多めの水で炊いたものですが、中国のおかゆは米とスープを一緒にとろとろになるまで煮込みます。
ちなみに、禅の教えには「粥有十利(しゅうゆうじり)」という言葉があります。これは、おかゆを食べることで得られる10の利益について説いたもので、項目と意味は次のとおりです。おかゆを食べて1日をスタートさせることで、いきいきと健やかに過ごせそうです。
朝食におかゆを食べるとよいといわれるのはなぜでしょうか?その理由について、いくつか代表的なものを見ていきましょう。
朝、目覚めたばかりの体は体温が下がっています。朝食におかゆを食べると体が芯からあたたまり、効率よく体温を上げることができます。1日をスムーズにスタートできそうです。
おかゆは普通に炊いたごはんよりも消化されやすく、胃腸に負担をかけずに栄養を摂ることができます。また、あまり食欲がなくてもさらっと食べられて、しっかりとおなかを満たせます。
おかゆは水分を多く含んでいるため、水分補給にも役立ちます。寝ている間、体内からは大量の水分が失われています。忙しい朝でも、朝食におかゆを食べることで手軽に水分補給ができます。
おかゆの作り方は主に、生米から炊く「炊き粥」と、炊き上がったごはんから作る「入れ粥」の2種類があります。はじめに、シンプルな炊き粥のレシピをご紹介します。
生米からおかゆを作る手間をかけられない場合は、残りごはんや冷凍ごはんを使っておかゆを作るのがおすすめです。ごはん100グラムに対して水1カップ(200ミリリットル)を用意し、一緒に鍋に入れて火にかけます。沸騰してきたらヘラでかき混ぜ、塩で味をととのえて完成です。
あっさりした味わいのシンプルなおかゆもおいしいですが、お好きな食材をトッピングして、さらにおいしくアレンジしましょう。
おかゆのお供として定番の梅干し。爽やかな酸味がおかゆのやさしい甘みを引き立ててくれます。梅干しの栄養については、以下の記事も参考にしてみてください。
ショウガやネギなどの薬味を添えて。すがすがしい香りとピリッとした辛みが食欲をそそります。香り野菜の栄養については、以下の記事も参考にしてみてください。