2022年09月20日

健康メニュー|ポークチャップ 濃厚風味でご飯が進む

濃厚で甘じょっぱいケチャップ風味の豚肉料理「ポークチャップ」は、豚肉のうま味とトマトの酸味が絶妙な洋食メニューです。今回は、疲労回復も期待できる成分を多く含むポークチャップについて、具材の栄養や付け合わせにおすすめの食材について解説します。


 

濃厚で甘じょっぱいケチャップ風味の豚肉料理「ポークチャップ」は、豚肉のうま味とトマトの酸味が絶妙な洋食メニューです。今回は、疲労回復も期待できる成分を多く含むポークチャップについて、具材の栄養や付け合わせにおすすめの食材について解説します。

ポークチャップとは?

 

ポークチャップは、マデラ酒を煮詰めて作ったマデラソースやデミグラスソースでソテーした、骨付きの豚ロース肉や豚あばら肉を煮込んだアメリカ料理「ポークチョップ」の名前がなまったといわれる、日本の洋食メニューです。

ポークチャップは、味付けはケチャップ味が定番。ポークチョップには骨付き豚肉を使うのに対し、ポークチャップは骨付きにこだわらず、豚肉であればロース肉や豚こま肉、豚バラなど種類にこだわらず使えるなど、ポークチョップと名前が似ているものの、日本で独自に進化した料理なのです。

ポークチャップの定番具材とその栄養

 

ポークチャップに使用される具材には、さまざまな栄養が含まれています。そこで、ポークチャップの定番食材とその栄養をご紹介します。

豚肉

ポークチャップに使う豚肉の種類は特に決められていませんが、よく使われるのは食べごたえのある厚切りの肩ロース肉です。

豚肉は、他の肉と比較すると豊富なビタミンB群が含まれているのが特徴。なかでも、糖質をエネルギーに変える際に必要不可欠な栄養素であるビタミンB1が多く含まれています。乳酸が溜まるのを防いで疲労回復効果も期待できるビタミンB群に加えてたんぱく質も豊富な豚肉は、運動をする方にとって意識的に摂取しておきたい食材です。さらに、ビタミンB群に含まれるビオチンにはたんぱく質の分解・吸収を促進する働きがあるため、髪や皮膚の健康を維持する美容効果も期待できます。

トマト

豚肉と相性がよく、さまざまな料理で使われている野菜が、トマト。トマトにも豊富な栄養素が含まれていますが、その代表がトマトの赤い色の元となる成分「リコピン」です。リコピンはビタミンEよりはるかに多い抗酸化作用を持ち、細胞の酸化が原因で起こる老化や生活習慣病などの予防に効果が期待できるといわれています。

また、トマトはコラーゲン生成や皮膚や血管を丈夫にしてくれるビタミン類も豊富で、美容効果も期待できる野菜です。

ポークチャップと組み合わせたい副菜

 

ポークチャップと合わせる副菜には、栄養バランスのよいエリンギやオクラがおすすめです。ポークチャップの付け合わせとして、この2種類のメニューを取り入れてみましょう。

エリンギのソテー

きのこ類のなかでも栄養バランスに優れたエリンギには、おなかの調子を整える食物繊維やビタミンDなどの栄養素が多く含まれています。脂溶性のビタミンDの吸収を高めるためにも、エリンギは油でソテーするのがおすすめ。熱したオリーブオイルで切ったエリンギを焼き色が付くまで炒めて、しょうゆと黒こしょうでサッと味付けしましょう。

蒸しオクラ

ねばねば野菜として知られるオクラは、β-カロテンやカリウムなどのミネラル、食物繊維などを豊富に含む夏野菜。ムチンやペクチンが独特のねばねば成分の元で、ムチンには胃腸の粘膜保護、ペクチンにはコレステロールの吸収を抑えて血糖値の上昇を緩やかにする効果が期待できます。オクラを副菜にするには、シンプルな蒸しオクラにしましょう。水洗いしたオクラに塩を振り、ヘタの周囲の硬い部分を取り除いてから1分ほど蒸し器で蒸し、火を止めてからさらに1分置けば、蒸しオクラができあがります。

ポークチャップとこれら2種類の付け合わせは、世田谷自然食品の「温彩特選便 味わい惣菜」にも含まれています。レンジ加熱するだけで、熟練の料理人監修の本格的な料理を味わえるセットで、ボリュームと満足感のあるメニューです。

ポークチャップは、疲労回復や美容効果など豚肉とトマトのさまざまな栄養素を摂取できるメニュー。さらに栄養をプラスできる副菜と一緒に、スタミナメニューとして味わってみましょう。