2022年08月19日

健康メニュー|涼しげ&ヘルシー!寒天を使った「夏の和菓子」 いろいろ

暑い夏は、涼しさを感じられるお菓子が欲しくなるもの。そんな時は、ヘルシーな寒天を使った和菓子がおすすめです。そこで今回は、寒天を使った夏向けの和菓子をご紹介します。寒天の基本的な使い方もあわせて見ていきましょう。


 

暑い夏は、涼しさを感じられるお菓子が欲しくなるもの。そんな時は、ヘルシーな寒天を使った和菓子がおすすめです。そこで今回は、寒天を使った夏向けの和菓子をご紹介します。寒天の基本的な使い方もあわせて見ていきましょう。

おいしくて頼りになる健康食材「寒天」

 

テングサなどの海藻を原料にした寒天は、涼やかな見た目とツルンとした口当たりで夏の暑い時期でも食べやすい食材です。寒天は食物繊維たっぷりの海藻が原料なので、便秘の改善などの整腸作用が期待できます。また、水分が多い寒天はボリューム感があり、食べた後も胃の中で水分を含んで膨張するので満腹感を得られやすい特徴があります。しかもカロリーがほとんど含まれずヘルシーなため、ダイエット中のデザートにもおすすめの食材です。

寒天についての詳しい情報は、以下のリンクも参照してみてください。

基本の「粉寒天」の使い方

 

寒天は、形状の違いによりパウダー状の「粉寒天」、棒状の「棒寒天」、細い糸のような「糸寒天」の3種類があります。この中で最もよく使われるのは、粉寒天です。棒寒天と糸寒天は使う前に水で戻す必要がありますが、粉寒天には水で戻す工程が必要なく、手軽に使えます。

粉寒天の使い方は、水と一緒に鍋に入れて中強火で煮溶かし、型に入れて好みの材料を加えて、冷やし固める3ステップのシンプルな方法です。その際、アクは取らず、砂糖は寒天が溶けてから加えるのがポイントです。

粉寒天の使い方の3ステップを応用するだけで、バラエティ豊かな寒天の和菓子が作れます。

作り置きしてダイエットに「基本のプレーン寒天」

 

あんみつやみつ豆など、寒天を使ったデザートに使われる味をつけない基本の寒天は、ダイエット中のおやつにも最適。作り置きしておけば、食べる時に黒蜜やあずきなどを加えてさまざまな味で楽しめます。はちみつやオリゴ糖などの甘味料も、甘さを調整しやすいのでおすすめ。

プレーン寒天は、水と寒天だけで作ります。普通の粉寒天なら500ccの水に対して4グラム、弾力の強い粉寒天は水を700ccに増やして火にかけて煮溶かし、冷やし固めるだけでできあがります。

懐かしい甘さ「みかん寒天」

 

市販のみかんの缶詰を使えば、昔懐かしい味わいのみかん寒天を簡単に作れます。最初にみかんの缶詰をみかんとシロップに分けておき、粉寒天にシロップを加えて加熱します。煮立った後に弱火にして砂糖を加え、寒天が溶けたら火を止めてみかんを加えて型に流し込みましょう。粗熱が取れた後に冷蔵庫で冷やせば、素朴な甘さが味わえるみかん寒天のできあがりです。

なお、酸に弱い寒天は、柑橘などの酸を加えて煮ると固まりにくくなってしまいます。柑橘の果汁など酸味のあるものを寒天に加える際は、火を止めてから寒天が固まる寸前に加えるのがベストです。

市販のこしあんで「水ようかん」

 

寒天に市販のこしあんを加えれば、夏らしい涼しげなデザート「水ようかん」になります。水ようかんを作る時のポイントは、棒寒天または糸寒天を使うこと。棒寒天と糸寒天は弾力や粘りのある仕上がりになるのに対し、粉寒天はコリコリとした食感です。そのため、水ようかんを作る際は棒寒天または糸寒天の方が適しています。

作り方は、水につけて戻した棒寒天または糸寒天を水と一緒に鍋に入れて煮溶かしていきます。完全に寒天が溶けてから砂糖を加え、砂糖が溶けたら火を止めましょう。市販のこしあんを入れたボウルに、溶けた寒天をザルで濾しながら流し込んでいきます。ヘラなどでこしあんを寒天に溶かしてから再度鍋に戻して中火で加熱し、沸騰したら火を止めて鍋ごと水で冷やしながら混ぜて粗熱を取ります。40℃程度に冷えたら、型に流し込んで3時間以上冷蔵庫で冷やし固めると、シンプルな水ようかんができます。

見た目にも涼しげな寒天は、夏のおやつとしてぴったり。いろいろなアレンジをして、暑い時期のデザートとして味わってみてはいかがでしょうか。