2022年03月11日

健康メニュー|お米の炊き方あれこれ アウトドアや防災にも

キャンプなどアウトドアレジャーのブームや防災への意識の高まりなど、さまざまなきっかけで注目されているのが「炊飯器を使わないお米の炊き方」。今回はさまざまな道具を使ったお米の炊き方や、その特徴についてご紹介します。


 

キャンプなどアウトドアレジャーのブームや防災への意識の高まりなど、さまざまなきっかけで注目されているのが「炊飯器を使わないお米の炊き方」。今回はさまざまな道具を使ったお米の炊き方や、その特徴についてご紹介します。

炊飯器を使わないご飯の炊き方が注目されている

「お米といえば炊飯器」がここ数十年の定番だけれど……

日本人の主食だけに、古くは炊飯釜、ここ数十年は炊飯器と、専用の道具を使って炊くのが当たり前になっているお米。ところが最近は、災害時などに備えて炊飯器の代わりになるものを使ったり、キャンプでも飯盒を持参しなくていいように別の道具を使ったりと「炊飯器を使わないご飯の炊き方」が注目されているのです。さっそく、主なものをいくつか見ていきましょう。

防災にも役立つ!炊飯器を使わないご飯の炊き方

時短でおいしく!圧力鍋で炊く

もっちりとした炊きあがりがおいしい圧力鍋炊きのご飯。炊飯器の場合、通常だと小一時間、早炊きなどの設定でも30分からそれ以上時間がかかるのが一般的ですが、圧力鍋ならおおむね十数分程度(蒸らし時間を除く)で炊けるので、時短にもなります。お米の浸水が必要ないのも特徴的です。ガスレンジ・IHクッキングヒーター用の圧力鍋はもちろん、電気を使うタイプの圧力鍋でもおいしく炊けますよ。

加熱ムラなし!フライパンで炊く

焼く調理のイメージが強いフライパンですが、実は底が平らで広いので鍋よりも加熱ムラが起きにくく、ご飯がおいしく炊けるのです。テフロン加工のフライパンなら焦げ付きの心配もないですし、フライパンに多い透明な蓋を使えば、炊ける様子もよく見えます。こちらも十数分程度(蒸らし時間を除く)で炊けるので、時短調理におすすめです。

おいしさ抜群!土鍋で炊く

 

じっくり熱が伝わるので、もっちりとして香りがいい炊きあがりになる土鍋炊きのご飯。そのおいしさは広く知れ渡っていて、今や炊飯専用の土鍋もさまざまなものが販売されています。炊飯専用の土鍋でなくても炊けますが、鍋底に水がしみ過ぎるとヒビや割れの危険がありますから、お米の浸水はボウルなどで行いましょう。

野外にも!アルミホイル、使い捨てアルミ鍋で炊く

アルミホイルを重ねて鍋の形に整えれば、お米も炊けてしまいます。なかに米と水を入れてさらにアルミホイルで蓋をし、火にかけましょう。キャンプなどでも荷物を減らせて便利ですし、災害時などに調理器具がなくてもあたたかいご飯が食べられます。使い捨てのアルミ鍋があれば、ホイルを成形しなくてもいいのでさらに手軽です。

同時におかずも調理!ポリ袋で炊く

耐熱温度が高い「高密度ポリエチレン」のポリ袋があれば、なんと袋でご飯を炊くこともできるのです。鍋などにお湯を沸かし、お米と水を入れ、空気を抜いて口をしばったポリ袋を入れて加熱します。袋のなかの空気が膨張するので、少し余裕を持たせてしばるのがポイント。同時に野菜などをゆでて調理することもできますよ。
※ポリ袋のなかには加熱に適さないものもあります。必ず耐熱温度を確認してから調理してください