2021年12月14日
かかとのひび割れは、冬場に起こりやすい肌トラブルのひとつ。放っておくと、歩く時に痛みが出たり、痛い足をかばうことでひざに負担がかかったりすることがあります。そこで今回は、かかとのひび割れが起こる原因と、自分でできる対処法をご紹介します。
かかとのひび割れは、冬場に起こりやすい肌トラブルのひとつ。放っておくと、歩く時に痛みが出たり、痛い足をかばうことでひざに負担がかかったりすることがあります。そこで今回は、かかとのひび割れが起こる原因と、自分でできる対処法をご紹介します。
冬になると、かかとのひび割れに悩まされる方が増えるようです。かかとのひび割れが起こると、見た目が気になるだけでなく、ひどい場合は痛みをともなうことも。まずはその原因から解説します。
かかとは、もともと身体のなかでも特に乾燥しやすい部分。足の裏には皮脂腺がないうえに、身体の末端であることから水分が届きにくいのです。特に冬場は空気が乾燥しているため、かかともどんどん乾燥し、割れやすい状態になってしまいます。
かかとの皮膚は、顔やほかの身体の皮膚と異なり、ターンオーバーに時間がかかるといわれています。さらに、寒いと身体が冷えて血行が悪くなり、ターンオーバーが乱れてしまうことも。すると、古い角層がはがれずに積み重なり、かかとがどんどん硬くなってしまうのです。
足の裏は、人間の身体を支える重要な部分。日常生活のあらゆる動作を行う時に、物理的な負荷がかかっています。すると、外部刺激から内部を守ろうとする防御機能がはたらき、かかとの皮膚が分厚くなります。また、硬直化したかかとに体重がかかると、ぱっくりと割れてしまうこともあります。
かかとのひび割れは、さまざまな原因によってかかとの皮膚が分厚く硬くなることで起こります。つまり、かかとのひび割れを改善するには、かかとの皮膚をやわらかく保ち、厚くならないようにすることが何より大切です。簡単にできるセルフケアがあるので、ぜひ取り入れてみてくださいね。
ビタミンEには血行を改善する作用、尿素には角質を軟化させる作用があります。お風呂上がりの皮膚がやわらかい状態の時に、ひび割れの溝に塗り込むようになじませましょう。マッサージをするのもおすすめです。
かかとの皮膚が分厚くなっている時は、かかとを蒸しタオルやお湯でやわらかくしてから、専用のやすりや軽石で軽くこすって角質を削ります。ただし、やみくもに削ると、それが刺激となって余計に角質が硬くなってしまうので注意しましょう。こすったあとは保湿剤でしっかりと保湿します。
皮膚のターンオーバーを乱す冷え(血行不良)を防ぐために、室内があたたかいと感じても靴下を着用しましょう。また、サイズが合った靴を履くことも大切です。足に合わない靴を履き続けると、足が締め付けられて血行が悪化したり、靴のなかで摩擦が起きて、かかとに負担がかかったりすることもあります。
かかとのひび割れの主な原因は、水分不足によるかかとの角質層の乾燥や、血行不良による皮膚のターンオーバーの乱れなど。保湿や角質ケアといった外側からの対策はもちろん、食生活による内側からの対策を行うことで、症状の改善が見込めるかもしれません。
こちらの記事では、食べることで血行改善や代謝アップが見込める食材をご紹介しています。冬に旬を迎える野菜は、身体を内側からあたためてくれますよ。
また、かかとのひび割れはビタミン不足のサインであるともいわれています。特に、健やかな皮膚を保つために欠かせないビタミンEとビタミンCは積極的に摂りたい栄養素です。
かかとのひび割れが起きてしまった時、そのまま何もせずに放っておくと、どんどん症状が悪化してしまいます。寒い時期は特に乾燥しやすいため、かかとのひび割れが起きる前からしっかりと保湿を行って、やわらかくつるんとしたかかとをキープしたいですね。