2021年02月19日

健康習慣|植物性ミルクってどういいの?

ミルクと言えば牛乳、つまり動物性のものが一般的ですが、その一方で最近よく見かけるのが「植物性ミルク」です。今回は、栄養豊富で、牛乳が飲めない人のための代替飲料としても注目されている植物性ミルクの、種類やアレンジ方法についてご紹介します。


 

ミルクと言えば牛乳、つまり動物性のものが一般的ですが、その一方で最近よく見かけるのが「植物性ミルク」です。今回は、栄養豊富で、牛乳が飲めない人のための代替飲料としても注目されている植物性ミルクについてご紹介します。

植物性ミルクとは?

主にナッツや穀物から作られた飲料

植物性ミルクとは、植物を原料とし、ミルクに似た風味を持つ飲料の総称です。現在は、ナッツや穀物を原料とする植物性ミルクが多く見られます。アーモンドや米、ココナッツなどを使った植物性ミルクは素材が液状になるまで細かく粉砕されていて、原料の栄養素を効率的に摂れるのが特徴です。また、牛乳を使っていないので、動物性の食品を摂らない方や、乳糖不耐症などで牛乳を飲めない方でも飲めるという特徴もあります。

おなじみの「豆乳」も植物性ミルクの一種

 

牛乳の代わりと言えば、大豆を原料とする豆乳がよく用いられますが、この豆乳もまた植物性ミルクの一種です。カルシウムは牛乳のほうが何倍も多く含んでいますが、カロリーや脂質、糖質は豆乳のほうがやや控えめ。たんぱく質が多いといった共通点もあります。

どんな植物性ミルクがあるの?

アーモンド

アーモンドミルクは、抗酸化作用に優れたビタミンEや、疲労回復が期待できるビタミンB1、食物繊維などの栄養素を効率よく摂れます。牛乳はもちろん、豆乳など他の植物性ミルクよりも低カロリーということもあってか、最近店頭で見かけることが増えてきました。風味にくせがなく、他の飲料との組み合わせや料理などにアレンジしやすいのも特徴のひとつです。

オーツ麦

オーツ麦(オートミール)から作られるオーツミルクは、カルシウムの働きを助け、免疫力を保つビタミンDが豊富。日光に当たることで生成される栄養素なので、外へ出る機会が少ない時などは、ぜひ摂りたい飲料です。また、食物繊維もたっぷり含んでいます。大豆やナッツにアレルギーのある方でも飲める製品が多いのも特徴です。

ライス(米)

米を原料とするミルク風の飲料と言えば、甘酒を連想する方も多いかもしれません。甘酒も植物性ミルクの一種と言えなくはないのですが、一般にライスミルクと呼ばれる飲料はサラサラしていて口当たりが牛乳に近く、それでいて米の自然な甘みが感じられます。エネルギーの元となる炭水化物を効率よく摂れるので、スポーツ時の栄養補給にも向いています。
この他、アジア料理でよく用いられるココナッツミルクなども比較的手に入りやすい植物性ミルクです。

植物性ミルクをアレンジして楽しく飲もう

コーヒーや紅茶に入れてもおいしい

そのまま飲んだり、シリアルにかけたりしてもおいしい植物性ミルクですが、コーヒーや紅茶とも相性がよいです。実際に、大手コーヒーショップでも豆乳やアーモンドミルク、オーツミルクがコーヒーのアレンジに用いられています。

スープやカレー、クリームソース、パンケーキなどの甘味にも

牛乳の代わりに植物性ミルクを料理に用いるのも、おすすめのアレンジ方法です。スープやカレーなどの汁ものやクリームソースにも、ほぼ牛乳と同じように使えますし、パンケーキやフレンチトーストなどの甘味もおいしく作れます。

植物性ミルクには、飲みやすいように砂糖が加えてあったり、風味づけを施されたりした商品も多く見られます。味や栄養素だけでなく、飲む量や糖分の含有量などにも気をつけながら、自分に合う植物性ミルクを見つけてみてください。