2020年09月14日
秋の訪れとともに、気分が落ち込みやすい、体がだるくなりやすい、といった不調が現れてきてはいないでしょうか。それはもしかしたら、セロトニン不足によるものかもしれません。今回は、セロトニンを増やすためにおすすめの「リズム運動」についてご紹介します。
秋の訪れとともに、気分が落ち込みやすい、体がだるくなりやすい、といった不調が現れてきてはいないでしょうか。それはもしかしたら、セロトニン不足によるものかもしれません。今回は、セロトニンを増やすためにおすすめの「リズム運動」についてご紹介します。
秋は夏よりも徐々に日照時間が短くなり、私たちも日光に当たる時間が少なくなりがちです。秋に気分が落ち込みやすい原因のひとつは、日光に当たることで生成される神経伝達物質「セロトニン」が不足するからだといわれます。セロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれ、ストレスに負けないために重要な物質なのです。
セロトニンについて、詳しくは下記の記事も参考にしてみてください。
ここは積極的に日光に当たってセロトニンを確保したいところですが、そもそも日照時間が短くなるわけですし、生活する上では限界もあります。上記の記事のように食生活を工夫する方法もありますが、それに加えてぜひ取り入れたいのが、セロトニンを増やす方法のひとつとされる「リズム運動」です。
「リズム運動」は、特定の体操や運動プログラムなどではなく、「一定のリズムを重視して行う運動」全般を指します。例えば、歩行・走行のリズムを意識したウォーキング・ジョギング、ペダルを漕ぐリズムを意識したサイクリング、室内でできるものだと音楽のリズムに合わせたダンスや踏み台昇降運動なども、全てリズム運動というわけです。
さらに言えば、食事の時に食べ物を噛む咀嚼や、ガムを噛む行為なども、一定のリズムを意識して行えばリズム運動になります。自分の体調や体力、好みなどに応じてさまざまな形で実践できるので、誰でも取り組みやすいのもリズム運動のよいところです。
さっそく、実際にリズム運動に取り組んでみましょう。先に説明した通り、自分のやりやすい運動法で構いませんが、下記のようなものが始めやすいでしょう。
また、注意しておきたいポイントもご紹介します。
夜間に室内でリズム運動を行っても効果がないわけではないのですが、やはり日光を浴びながら行うとより効果が高まります。外出を控えている時などに無理をする必要はありませんが、日中に日光の当たる場所で行うのがおすすめです。
「幸せホルモン」を作るための運動ですから、気持ちよく体を動かすことが重要です。疲れるとセロトニンもかえって減ってしまいます。目安としては毎日5分以上、長くても30分ほどにとどめ、無理のないメニューで取り組むようにしましょう。
リズム運動は反復する単純な運動も多いので、ついテレビを見たり、会話をしたりしながら取り組んでしまいがちです。しかし、運動中はリズムに集中することが重要。リズムに合わせるために音楽を聴くといったこと以外は控えた方がいいでしょう。
リズム運動でセロトニンを活性化させるには、一定期間続けることが必要だといわれます。まずは数ヵ月、毎日の日課として取り入れてみましょう。続けるためにも、自分が楽しめる、無理のない運動を選ぶことがポイントです。
「噛むことも運動になる」とは、驚いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。続けることが重要なリズム運動ですから、いよいよ日照時間が短くなる冬へ向けて、秋から始めるのがおすすめです。ぜひ、ご自身が楽しめる運動メニューを見つけてくださいね。