2020年07月17日

健康習慣|大豆ミートってどういいの?

肉料理は好きだけれど、脂質の摂り過ぎや食事のバランスが気になるという方におすすめなのが、肉の食感や味を再現した「大豆ミート」です。今回は、大豆ミートの種類や栄養、おすすめの食べ方などについてご紹介します。


 

肉料理は好きだけれど、脂質の摂り過ぎや食事のバランスが気になるという方におすすめなのが、肉の食感や味を再現した「大豆ミート」です。今回は、大豆ミートの概要やおすすめの食べ方などについてご紹介します。

大豆ミートとは?

大豆を原料に、肉に近い見た目や食感を再現した食材

大豆ミートは、大豆の油分を絞ってたんぱく質を取り出し、粉砕して繊維状に整えるといった方法で加工された代用肉の一種で、ソイミートや大豆肉ともいわれます。数十年前から登場してはいましたが、近年は改良が進んでより肉に近い食感を再現できるようになっています。

脂質が少ないうえに、食物繊維たっぷりで栄養価も高い

大豆ミートは肉と比べて脂質が段違いに少なく、エネルギー量も低めなことから、ダイエット食として注目されています。加えて、植物性の良質なたんぱく質が豊富で、肉には含まれない食物繊維もたっぷり含むなど、栄養価の高さも見逃せないポイントです。

どんな大豆ミート商品があるの?

ヒレ・ミンチ・ブロックがあり料理によって使い分けられる

生肉は、切り出したり、スライスしたりして加工されますが、大豆ミートの場合は生肉が加工されたあとのスタイルを模して成形されているのが一般的です。
薄切りに近い形状の「ヒレ」、粒状の「ミンチ」、ひと口大の塊になった「ブロック」がよく見られ、調理法や料理によってそれぞれ使い分けられています。

保存法も乾燥タイプ・冷凍タイプ・レトルトタイプで選べる

大豆ミートは販売時の状態にも種類があります。主なものは、お湯などで戻す手間がかかるものの比較的長期にわたって保存できる「乾燥タイプ」、加熱調理にそのまま使うことができる「冷凍タイプ」、湯戻しも冷凍保存もいらずそのまま使える「レトルトタイプ」の3つ。それぞれ、保存法や調理法などによって使い分けられています。
また、調理の手間を減らせるよう、下味をつけた状態で販売されているものもあります。

すぐ食べられる加工食品の形で販売されているものも

最近は、大豆ミートそのものだけでなく「大豆ミートを使用した加工食品」の形で販売されるものも増えてきました。よく見られるのはハム、ソーセージ、ハンバーグ、揚げ物などです。そのまま食べてもよし、食材としてアレンジしてもよし、なにより手軽さが抜群です。

大豆ミート、おすすめの食べ方は

 

ヒレタイプは炒め物や煮物にアレンジして

薄切り風のヒレタイプは、肉野菜炒めなどの炒め物や肉じゃがなどの煮物によく合います。しょうが焼きや牛丼などの、炒めて煮る料理もおいしく仕上がります。味付けがなじむよう、下味をしっかりつけて調理するのがポイントです。

ミンチタイプはハンバーグや餃子などをヘルシーに

ミンチ肉を使う料理といえば、ハンバーグや餃子など脂っこくてカロリーが気になるメニューが多いもの。ミンチタイプの大豆ミートを使えば、いつもの味付けでよりヘルシーなハンバーグや餃子を楽しめます。ミートソースや麻婆豆腐など、ソース中心の料理にも合いますよ。

ブロックタイプは唐揚げやカレーで食べ応え抜群に

唐揚げやカレーなどは、味付けはもちろん噛み応えや食べ応えも肉に近づけたいところ。ブロックタイプの大豆ミートであれば、見た目も肉料理らしく、しっかり噛めて満足感のある仕上がりになります。ただし、煮すぎると煮崩れしてしまい、食感が変わることがあるので、様子を見ながら調理してください。

昔からのイメージで、代替食品はおいしくないと思っている方もいるかもしれません。しかし、最近の大豆ミートは、食感や味は肉に近く脂っこさがないので、調理法や料理によってはむしろ肉よりおいしいといわれるほどなのです。この記事を参考に、ぜひ大豆ミートを取り入れてみてください。