ころんとした見た目で緑鮮やか、さやまでおいしく食べられるスナップエンドウですが、ゆでる以外にどう食べるか困っている方もいるのではないでしょうか。今回はそんな方に向けて、スナップエンドウのおみそ汁レシピをご紹介します。豆の風味がふわっと立ち上がる、春から夏にかけての元気メニューです。
2020年07月13日
ころんとした見た目で緑鮮やか、さやまでおいしく食べられるスナップエンドウですが、ゆでる以外にどう食べるか困っている方もいるのではないでしょうか。今回はそんな方に向けて、スナップエンドウのおみそ汁レシピをご紹介します。豆の風味がふわっと立ち上がる、春から夏にかけての元気メニューです。
ころんとした見た目で緑鮮やか、さやまでおいしく食べられるスナップエンドウですが、ゆでる以外にどう食べるか困っている方もいるのではないでしょうか。今回はそんな方に向けて、スナップエンドウのおみそ汁レシピをご紹介します。豆の風味がふわっと立ち上がる、春から夏にかけての元気メニューです。
スナップエンドウは「スナックエンドウ」「スナップタイプエンドウ」など、以前はさまざまな呼び方がされていましたが、今では農林水産省によって「スナップエンドウ」に統一されています。商品名に古い名称が書かれていることもありますが、全て同じスナップエンドウです。スナップエンドウの旬は春から夏にかけてですが、通年手に入ります。
スナップエンドウはビタミンが豊富で、栄養バランスに優れています。肌の健やかさを維持したり、疲労回復をスムーズにするビタミンC、糖質のエネルギー代謝に欠かせないビタミンB1、カルシウムの吸収を助けて骨を丈夫にするビタミンK、体のなかでビタミンAに作り変えられて皮膚や粘膜を強くしたり、免疫力アップに役立つβカロテンなどが豊富に含まれています。
スナップエンドウは生のまま保存していると風味も色合いも落ちてしまうので、早めに下ごしらえをすませておきましょう。
スナップエンドウはさやの両側にスジがあります。残っていると食感が悪く、加熱後に取るとさやが破けてしまうので、ゆでる前に取り除いておきます。
スジを取ったスナップエンドウは、塩を入れたお湯(水500ミリリットルに対して塩小さじ2)で硬めにゆでておきます。塩を入れることで、鮮やかな緑に仕上がります。下ゆでしたあとに炒めものやおみそ汁の具にするならば、ゆで時間は1分半ほど。電子レンジならばラップして1分(600ワット)くらいです。
柔らかいほうが好きな方や、追加の加熱処理なしでサラダなどにして食べる場合には、ゆで時間は2分、電子レンジなら1分20秒くらいがちょうどよい時間です。
ゆでただけだと、冷めていく過程で少ししぼんでシワがよってしまいます。ゆでたてのふっくらした見た目を維持したい場合には、ゆでてすぐに冷水にさらしておきましょう。冷水にさらすと取り除いたスジの隙間から水が入り、水っぽくなりがちなのでしっかり水気を切るのがおいしく仕上げるポイントです。
下ゆでしてからよく水気を切り、冷えムラのないようラップに平らにならべて包み、保存袋に入れることで冷凍保存できます。1ヵ月を目安に食べきりましょう。
スナップエンドウはおみそ汁の塩気とも好相性。塩気があることで、スナップエンドウの甘みがより引き立ちます。キノコ類や豆腐、油揚げなどお好みの具材を追加すれば、食べごたえと栄養価がアップします。
スナップエンドウは比較的新しい野菜なので、いまひとつ使いこなせていない方も多いはず。スナップエンドウの鮮やかな緑は、他の食材と組み合わせることで目にも楽しい一品になります。
例えばスナップエンドウの卵炒め、スナップエンドウとベーコンの炒めもの、カニカマとスナップエンドウの和え物、できあがった煮物に添えて、ポテトサラダやパスタの彩りとしてなどにもおすすめです。黄色や赤い食材と合わせるとより鮮やかに、豆腐やじゃがいも料理のアクセントとして、さまざまな組み合わせを楽しみましょう。
通年で手に入り、栄養価の高いスナップエンドウは、もっと食卓に登場させたい緑黄色野菜です。まとめて冷凍保存しておけば、下ごしらえもさほど手間ではありません。野菜が苦手でもスナップエンドウなら大好きというお子さんも多いので、ぜひ彩りを楽しくして活用してください。